環境の変化
引っ越しはこの1度きりだ。
色々な要素が絡み合い、4年生の3学期・春休み中に引っ越しが完了した。
車で約1時間。
いまでは高速が通り30分で到着するが、30年前では少し都会から田舎に来たのだ。
こう思い返すと文明というほどのことかはわからないが、色々なものが進化していると思う。
引っ越ししたあとは、特にいじめなどにも合わず過ごせた。
近所にも同学年の子供がおり、あっという間に溶け込むことができた。
田舎にはつきものの「お祭り」には呼ばれなかった。
そこには親の仕事の事情もある。
新しい暮らし、新しい学校に馴染めた頃に現れたのが「ファミコン」だった。
ゲームは悪
そんな風潮もあるなかで、自分の家にはゲームはなかった。
いつも学校帰りに友達の家により、門限ギリギリまで遊んだ。
もちろんサッカーや野球などもできる空き地がたくさんあったので遊び尽くして、探検もいっぱいした。
やがて中学生になる。
いわゆるマンモス校がたくさんあった時代であり、小学校では6学年とも6クラス。
中学校は各学年が13クラスあるという。
クラブ活動をしなかったので他の学校には知人がおらず、でも地区分けだから同じような生活が続く。
そう思っていたのだ。