まだまだ終わらない日常
思い返すことができるのはどこまでか。
なぞって埋めて。
なにか起きると希望している。
いま思い返すと…
子供の頃は恵まれていたのかもしれない。
ただ。
大人になって色々知ると、子供の頃の思いは消えていってしまう。
自分の記憶がまだないころ。
あとから聞いた話ではあるが、エビがとても好きだったようだ。
エビが好きな私にと、ある方が生きたエビを贈り物として届けてくれた。
喜んだ私は懸命に貪ったらしい。
自身が覚えていないので他人事のように書くが、その後の人生にこのことは影響を与えた。
アレルギーが発症した。
エビを食べるとじんましんが出る、
子供の頃のことであり、今となっては昔のことで「たまたま」かもしれない。
いかし、何十年と経ったいまでも「エビアレルギー」は健在である。
小学生の頃は小遣いという概念がなかった。
両親ともに忙しくしていて、毎日にのように食卓に100円玉が置かれていた。
学校から変えるとその100円を握りしめて遊びに出かけた。
自転車を漕ぎ、友人たちとの待ち合わせ場所に到着する。
友人たちも似たような境遇だったのだろう。
駄菓子屋…思い返すと立ち飲み屋にお菓子が売っているようなところである。
そこでお菓子を買い、公園に集まり遊んだ。
日が暮れ始める頃まで遊び、門限に間に合うように家に帰る。
そんな日々が繰り返されていた。
やがて親の都合で引っ越しが決まる。
小学校4年の冬休みだった。
もう少し先があると思いたい。