チートステータス
本日2話目
・・・とりあえず、落ち着こう。丁度良く休憩に入ったところでスミルナと緊急会議
「わ、私・・・ステータスなんてわかりませんわ。一体何なのでしょう・・・。」
この平凡貴族め。ゲームしてこなかっただろ・・・
ステータスっていうのはな、俺の知っているのと同じなら、その人の強さみたいなもんだ。
体力、攻撃力、魔力、まあ、色々あると思う。体力がゼロまで減ると死んじゃうとかね。魔法使ったら魔力が減って、無くなったら戻るまで使えないとか。こればっかりは見てみるしか方法はないと思うけど・・・。
「なるほど・・・強くなればそのステータス上がるのですか?」
もちろん。だけど、この世界のステ上げの仕方がどんなものなのか俺にはわからん。これも少しずつだが、探っていくしかないと思う。
「今は状況の理解と冷静さが大事ですわね。理解さえしておけば後は経験あるのみですわね。」
お。いいこと言うじゃん。それしかできんけどなw
「でも、能力は16歳からですものね。なぜ今からなんでしょう?」
それは・・・俺も知りてえ!!!!
「ですよね・・・」
「あ・・・あの・・・」
ん?
隣から有名人ティアが話しかけてきた。凄い不安そうな顔。
「君たちが話してたステータス?うちにも教えてほしいねん・・・」
あ、訛ってる。可愛い。この訛りとステータスを知らないということは・・・
“君も、こっちの人間なんだね。”
日本下でしゃべった俺に驚きを隠せない様子のティア。
「そ・・・そやねん!!!!やっと仲間いたやん!!なんで!?なんでわかったん!?」
緊張の糸が解けたのか泣き出す
優しく駆け寄り背中をさするスミルナ。女の連携って感じ。すこ。
多分だけど、今の教室を見てる限りこの世界の人はステータスの存在を知っているみたいだ。だから挙動不審になったティアを見てもしかしてと思ったんだ。
「なるほどなぁ・・・もう怖いわうち。急に新入生代表とかになるわみんなに囲まれるわ・・・ステータス?も弱かったらどないしよう」
どうだろう・・・。
んーと考え込んでしまっているうちにチャイムが鳴り先生が来た。
「はーい。では、皆さんにステータスを見てもらいます。手のマイクロチップに向かって、ステータスオープンと話してください。」
ステータスオープン
生徒達が一斉に手に向かって話す。
すると電話の時みたいに目の前にスクリーン的なものがでてきた。これは誰にも見えないようだ。
どれどれ・・・
ラオディ。Lv/1(天界族)
HP 1000
MP 800
SP 1200
天使付与効果:SP持続回復、身体能力強化
????これ、強いのか?普通のゲームならチートだな。
初期HP四ケタッって・・・
で、質問用紙には・・・
ステータスを見た後に解答せよ
1・ MPより、SPのほうが高い はい・いいえ
2・ HPが500以上である はい・いいえ
3・ 何かしらの付与効果がついている はい・いいえ
ほう?正直に答えればいいか。はい、はい、はい。と。
MPが高い方は魔法系、SPが高い方は体術系が向いています。
どの科目をしていしますか?
魔法科目・体術科目
まあ、俺は体術だろ。
こんなもんか。次はレベリングだよな。どうしていくんだろ
あと、スミルナはどっちなんだろうか。同じクラスでも科目違ったらボッチかも・・・
其れはつらい・・・。