入学式
今日4話目。
------朝5時00分------
ふっ。俺の朝は早い。
少し低めの大人っぽい声を無理やり出す。
一杯のコーヒー(激アマぬるぬる)から始まる。優雅にこれを飲み、朝食はAIが作った食パンに目玉焼きとハムを乗せた有名な「あれ」を食べる。
これうめーんだ!・・・あ、んんっ。
ここで咳払い
また低い大人めの声で話す。頭の中だがな。
ゆっくり洗面台に行き、歯を磨き顔を洗う。髪の毛を整え(整っていない)新しい制服へ着替え・・・ず、とりあえずリビングに戻りしゃっと素早くカーテンを開ける。
今日も・・・いい天気だな。
寝るか。
「おい」
エフェソに頭を叩かれた。
なぬ!!!!?
ここへは誰も入れないはず!!!
「学生証を提示したうえで、用件を伝えれば、誰でもはいれるわい!!!」
いきなりとびかかってくるエフェソ
い・・・いやーーー!!!!!!!!!!
服を脱がされ、新しい制服に着替えさせられた。
もう・・・お嫁にいけない・・・ぐすん。
「黙れ。早くいくぞ。」
そのまま首根っこを掴まれ外へ。
「やはりこうなりましたか。早めに着て正解でしたね。二人とも」
「・・・眠い・・・」
「ほら、お前のせいでペルが眠そうだろ。明日からは普通に自分で来いよな。」
うい・・・
こうして、俺の入学式お休み引きこもりプランはおわった
朝7時の出来事だった。
------朝8時30分・入学式------
入学式は日本とおんなじ感じで、偉い人が長々と話すだけだった。
ほんと、眠い。怠い。
新入生代表!・・・
新入生代表???まだ6歳だろ。こんな何千人もいる中でできるんか?????
「暖かな春の風と桜が綺麗なこの時期に・・・・」
短めの髪の毛に少し焦げた肌。目をパチッと、口も大きく開け話す少女。
え、あいつ、何者なの。コミュ障性格にはありえないんだけど。
スッゴイ堂々としてて、なんか・・・天才感あふれている・・・・
「新入生代表、ティア。」
パチパチと拍手の音が体育館に響き渡る
それと同時にティアは一礼し、壇上を降りていく
新入生代表は頭の良さで決まるんだろう
性格もよさそうだし。パーフェクトガールだろう
俺には無縁だ。南無。
------朝9時00分------
あー!!!!!!入学式終わったー!!!!
そういえば俺のクラスは何組だろう
体育館をでてすぐの廊下に貼ってあるクラス表を確認する
人が多すぎて酔いそうだからすぐ撤退しよ・・・
・・・あった。俺3組だな。
お、スミルナ一緒じゃん。てか1,2,3組なんだな。ラッキー
とりあえず行ってみるか。
・・・足震えてきたんだけどぉ!!!?スミルナどこよ!!!!!!
「あら?ラオディどうしたの?」
いいところに来たスミルナ!!!!いっ・・・一緒についてきてくれ・・・
「ふふっ。そうだろうと思いましたよ。行きましょう。私が先に教室に入りますのでついてきてくださいね」
あーー神。この子はなんていい子なんだ。俺は行くぞ。一生ついていくぞ。
ゆっくり、あとをついていく
・・・ん?
なんか一番前の席にいろんな子が集まってる?
よくみてみると新入生代表じゃないか。
「よかったですね、目立つ人がいてくれて」
本当だよ。あの子のおかげで俺の初登校日が無事普通に終わりそうだ、、、
「はーい。皆さん席に着いてください。今から明日のスケジュールについて確認をして、今日は解散になります。」
若めの先生だな。担任か?
「今日から貴方達の担任を務めますウリです。宜しくないお願いしますね。明日はオリエンテーションから始めます。学校内を見て回ったり、上級生の授業風景を見たり。色んなことをします。本格的な授業は明後日からになりますので覚えておくように。」
まあ、日本と変わらんな。スミルナと回るしいいか。
上級生の授業風景を見るのは楽しみだな。この世界の授業とやらは、どんなものなんだろう。
「では今日は、ここで解散になります。」
午前で終わった学校。
俺は3人と合流し、昼飯を食べて部屋に戻った。
「明日からの学校…少し楽しみだ」