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転生者

今日三話目

ん・・・。

目を開けると大人2人がこちらをみている・・・?

いや、大人?何か話している


言葉が分からん。


どうしたものか。俺から話してみよう


「あ・・・だぅ・・・?」


!?


声が出ないだと・・・まさか・・・


俺は手を見た。

小さい。明らかに小さいのだ。・・・赤ちゃんからのスタートかよ・・・


まあ、この世界を知るにはいい機会かもしれん。この人間?は俺の親のようだな。

この人たちに育ててもらいつつ世界のことを知ってみよう。





とは言っってみたものの、これからどうするか。



まあ。歩けるようにならんとはじまらんな。

一日でも早く歩けるように、足の特訓でもするか!


ふん!ふん!


俺は必死に足を縮めたり伸ばしたりを繰り返した






まあまあ月日はたってハイハイができるくらいになった。

そして気づいたことがある。


この両親は人間じゃない。正確にはAIだろう。

両親だけじゃない

警官も、医者も、スーパーの店員も、見渡す限りの大人が全員AIなのだ

どうなってるんだ。


俺の感覚では散歩中に出会った20歳くらいの人は人間だった。

この世界はAIが主として動いているのか?

ハイテクなんだな・・・



次のニュースです


お?テレビはこの世界にもあるのか。なになに???


16歳から付与される能力は、一番低いレートでC・一番高いのはSとなっていますが、ガブリエル様のお告げでは、2035年生まれの子供たちの中に100人、異世界からの転生者がまぎれ、そのうち7人の天使の生まれ変わりがいるとのことが発表されました。16年後に来期待です



はあ!!!!?????


能力世界きた!?しかも天使の生まれ変わりって俺じゃん!!!!俺以外にも7人もいるのかよ誰だよ!


この主人公様と同等のレベルを持っているやつを探して仲間にしたのち、俺が上だとわからせてやるゥ・・・


・・・にしてももう少し成長してからだし筋トレしよ

もうあの頃の俺にはならないぜ!


ふん!ふん!








------4年後------


俺!4歳!大分言葉も分かってきたし、俺たちの世界で言う保育園たるものにも慣れてきた。

・・・だがなぜだ。友達というものができねえ。

子供って分け隔てなく遊ぶんじゃねーの?俺さすがに泣いちゃうよ?



しゃべりかけると皆逃げていくんだよな・・・

俺そんなにやばい顔してたかな・・・



「君!」

ん?

呼ばれたほうを振り返ると女の子が三人、立っていた。


「君、なんでそんな怖い顔して喋りかけてるの?ペルが嫌がってるじゃない」


あ・・・え・・・ごめ・・・なさい・・・


やべえ・・・目あわせられない・・・コミュ障すぎるっっ


「まあいいわ。これからは優しくして頂戴。」


こくこくっと頷くしかできない



「さ、行きましょ。」


女の子が日本語で小さく話したのが聞こえた。


え?今の。日本語・・・


「!?あなた、日本語わかるの?もしかして転生者?」


やばい!声に出てたあああああ!!!!!


目を泳がせながら小さめに頷く

三人は一度顔を見合わせ


「ついてきて頂戴」


と、俺をつれて奥の誰もいなさそうな部屋に入った。


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