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主人公

今日2話目

------2035年春------



カタカタカタカタカタ・・・・・・・・


暗い部屋に、パソコンをひたすらに打ち続ける男がいた


〇×ってアニメ、急にエロ要素出す癖に作画最悪。はやく終われ氏wwwww


我ながら思ってもいない投稿をしていると思う。

しかし、こういうことをすると、必ず炎上し、誰かが見てくれる。

この快感がたまらなく好きでやめられない。


俺は、今年16歳になる前田光紀まえだこうきである

普通の高校生に見えるなら君たちはこちら側かもしれんな


俺は、俗にいう引きこもりなのだ

さっき春ってかいてあったって?


そうだ。俺は入学式に行ったのが最後。外には出ていない。24時間ポテチの食いすぎで完全にデブ。24時間ネットに目を向けているせいで眼鏡。おまけにオタクだ。人間のクズだ。これが、そう、これこそが。この作品の主人公である。


でゅふwww



汚い笑い方である



こんなことを毎日繰り返しているのだ。

異世界転生でもしたいよ。いけめんいなりてーよ

スラっとした180センチ。黒髪で赤目。優しめの声を出しながら女の子に囲まれたいよね。



『    その願い   かなえましょう    』



え、なんか、脳内から、変な声す・・・


自分の部屋の中央からどこから出てきたのかわからない光が俺を包み込んだ

視界が真っ白で見えない・・・




しばらくすると、目が開けられるくらいになった

おそるおそる開けてみる


真っ白な部屋?箱?の中にいる俺・・・?


窓も扉もない。俺一人だけ?


「ここにいますよ?」


声は後ろから。思わず振り返ると、そこには白い髪の毛に黄色の瞳、服は大丈夫か?っていうくらい露出しているが大事なところは隠れているようなものを着ている。


「おめでとうございます。あなたは見事、異世界転生権を手に入れました。私は神ガブリエル様の使いのものです。前田光紀さん、今この瞬間にあなたは死んだことになります。そして今この瞬間から、天使ラオディキアの生まれ変わり、ラオディとして転生するのです!」


満面の笑みを見せながら楽しそうに話す使いの子。


理解できん。

何故。何故なんだ。


何故異世界転生物なのに、神が貧乳なのだ!!!!

俺は転生するなら巨乳のお姉さん系女神に胸を押し付けられながら転生したかった・・・!!!!


「・・・聞こえてますよ・・・。」


あ・・・

ごめん・・・


怒って半分泣いているような表情を向ける使いの子


でも、転生か・・・かっこよくはしてくれるのか?


「もちろんです!天使の生まれ変わりなのですから、容姿はしっかりしていただきます。あなたは・・・ぜ・・・全部変えますね・・・w」


おい

最後のほう、笑い堪えながらじゃねーか

それも失礼だろ。

俺の容姿は最悪だけどよ、そんな笑わなくてもいいじゃねえか・・・


「いや・・・容姿じゃなく・・・く・・・くさい・・・ww」


くさ!?????

俺臭いか・・・!?


やばい・・・そういえば風呂入ってなかった・・・

親に顔見せるのがいやだから・・・4日くらいか?これはひどい


すまないな・・・


「まあいいでしょう、これからは、いけめんになって、この世界でいきてくださいね。では!いってらっしゃい!」



え!まって!!!まだ聞きたいことが!!!!



といったがまた目が開けられないほどの光に包まれ、俺は目を閉じてしまった



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