話2
今日1話目
とりあえず、自己紹介・・・する?俺は、ラオディ。で隣がスミルナ。
「よろしくお願いしますわ」
にこりと微笑みながら言うスミルナ。コミュニケーションスキルはスミルナがダントツだろ。
で、その隣がペル。
こくりとお辞儀をする。あぁ・・・かわいい・・・
その隣がエフェソとティアだ。
「ちょいちょい!なんでひとくくりやねん!」
「そーだそーだ!!うちもおしとやかに、よろしく☆とか言ってみたかった!!!」
見ての通りこんなんだから、ひとくくりにしたんだ。
なるほど・・・と少し納得している様子の2人。
「・・・僕が双子の兄、ディスで、こっちが弟のフィア。僕たち、常に念話だから、あんまり話すのは得意じゃない」
念話!?・・・すごいな・・・どうやって覚えたんだ?
「どうやって覚えたかはわからない。気づいたら頭の中で会話が成り立ってたってことくらい。ステータスにも、念話って書いてあった。」
なるほどな。日頃から何かをしていたらそれがスキルになるのかもしれん。
「どういうことなの?」
スミルナが首を傾げて聞いてきた。
おそらくだけど、ステータスの下に、天使付与効果っていうのがなかったか?
「あ、あったわねそんなの」
それがスキルというものだ。何かしらの条件を満たしたときに発動するんだと思う。
「何かしらの条件って、どんな条件なのよ・・・」
そんなぶすくれんなって、美人が台無しだぞ
「だっ、誰が美人よあほ!」
いてっ!なんで叩くんだよ!!
「二人とも仲ええなあ!夫婦か???」
横から茶化すのはもちろんティア。
「「誰が夫婦「よ!」「だ!」
でもこれで、少し場が和んだ。
んんっ。・・・で、話を戻すぞ。何かしらの条件というのは、憶測なんだが、俺のスキル、SP持続回復と身体能力強化なんだ。これはたぶん、俺が家で筋トレしてたからだと思う。
「??筋トレが条件で、身体能力強化とSP持続回復がついた?じゃあ、私たちも何かしらの条件?にクリアしたらスキル?ってのがつくの?」
多分そうだと思う。まだ俺たちは魔法も体術も習っていない。だからこれからたくさん増えていくと思う。
「じゃあうち!今日から筋トレする!!体術派はするべきだよね!!」
エフェソの言う通り。身体能力強化とSP持続回復は先頭に置いて重要だとゲーム脳のが言っている
「じゃあ、魔法派の私たちは??」
魔力のコントロールに必要なのって精神安定感だと思うんだよね。だから、精神統一とか、かな?あと、これは全員だと思うけど、どんな時でも深呼吸のように深く息を吸えるようにしておくこと。これはおじいちゃんの受け売りなんだけど、深呼吸することで気持ちを落ち着かせることも、力を全身に込めることもできるらしい。みんなで生き残るためには、このスキルを取りまくるしかないと思う。
「ラオディに賛成だわ。私たちは、戦うしか選択肢がない。だったら死なないように努力しなきゃ。」
あ、念話。俺たちも覚えたいんだけど、どんな事普段してた?
「んー・・・、お互い、聞こえないけど、話しかけてみたり、独り言頭で考えたりしてたらできた。」
フィアがゆっくり答える
「・・・じゃあ、頑張る・・・」
目を擦りながら眠そうにしゃべるペル。てか少し寝てただろ・・・。
「ペルが眠そうだわ、もう夜遅いし、今日はお開きにしましょう」
スミルナがペルをおんぶしながら運ぶ。年齢的に同じなのによくおんぶできるな・・・。
エフェソが隣で支えて俺の部屋を後にした。ティアもまたな!と元気そうに部屋をでた。
また、何かあったら連絡するし、そっちも、何かあったら連絡してな。もう仲間だと思ってくれていいし、楽しくいこう。
優し目にしゃべると、二人は一瞬見つめあい、こちらをむいて頷いてくれた。
又明日な。
手を振り見送る。
俺はそのままベットに倒れこんだ。・・・疲れた。
急なカミングアウトに新しい仲間。スキル獲得条件、体術に魔法・・・
考えているうちに眠くなってきた・・・。俺はそのまま眠ってしまった。
「起きなさいラオディ。あなた遅刻よ!」
はい・・・すみません・・・すぐ向かいます・・・
電話で起きた。まずい・・・遅刻だ・・・。
ホームルーム終了までに間に合えば一時間目には席に座ってセーフ!!!!
「セーフじゃないですよラオディ。あなた先生の前でよくそんなことが思えましたね・・・」
ふふふ・・・と暗黒の笑みを浮かべる先生。
ぎぅあーーーーーー!!!!!!!!
「あれはなにをしているんですか先生・・・」
俺を軽蔑するかのような目でみるスミルナ。
「ふふ、バツとして、教室の隅から立ったまま動けない刑にしています」にこにこ満足そうな先生
ごめんなさーーーい!!!!!!