1-5 情状
少し日を開けてしまいました、申し訳ありません
そして再び訂正、あまり細切れだと収集がつかなくなるとおもいましたので、この話で1-〇を区切るようにしたいと思います。
次の話は2-1となります
「、、、」
「、、、」
もう何分程この状態なのだろうか。
俺達は共に正座し、彼女は頭を下げている。
「、、、おい」
俺は口を開く
「はひぃ!?」
途端に彼女は跳ねる。俺は構わずに聞く
「名前、、、」
「は、はい?」
「名前、名乗って」
「な、名前、、、」
「それと、要件」
こいつからは色々聞きたい事がある。
「は、はい!私は、、、esixiと言います、目的は、ここにしばらく居候したく、ここに来ました」
居候、、、
「ふむ、エシィ、、、悪いが、お前さんをここには置けないな」
と言うよりさっさと帰ってほしい、割と真面目に。
「あ、、、そうですか、、、」
彼女は心底残念そうに頭を下げる。
「、、、悪いな」
「、、、せめて、一泊だけでも、、、」
「駄目だ」
俺は即答する、自分でも驚く程に。
「そ、そうですか、、、」
「でも、、、食物ならあげるよ、そしたらさっさと出てけ」
エシィが落ち込む姿を見て、それぐらいはしてやろう、と思った。
俺も鬼ではない。
「あ、ありがとうございます!」
きちんと礼を言うとは、、、この物騒な世の中で。
どうやら彼女は、かなりの人間に媚を売ってきたようだ。
まぁ、女で1人では厳しい面もあるだろうが、、、
俺は頭を下げているエシィの風貌を見た、
全体像は俺よりかなり小さく見える、そこが1番奇妙だった。
髪色は白、ここらでは珍しい色だ。
俺がこいつの顔を見た時、1番不思議に思ったのが、髪の揉み上げ部分の片方が、異様に伸びていると言う事だ、普通の髪型ではない。
服はフードが付いたボロボロの布切れを着ている、相当着込んでいる様だ
バッサリ言うと、旅人(年着物)だ。
「、、、そこに座ってろ」
俺は立ち上がりつつリビングのソファーを指差し、座るよう促した。
「わ、わかりました」
申し訳なさそうに、ソファーに移動し、ちょこんと座る。
ちょっと謙遜が過ぎるような気がするが、、、気のせいだろうか。
俺はさっき落とした買い物品を回収し、倉庫に向かった。
せっせと買い物品を倉庫にしまい、まだ余裕のある食べ物を幾つか引っ張ってきたた。
「、、、なぁ、エシィ」
「、、、はい?」
俺はそれらを持ってリビングに戻りつつ、ある問を仕掛けた。
「お前、家は?」
俺が彼女の容姿を見て、不思議に思ったこと。
それは、なぜ女性である彼女が今の今まで、外の世界で生きれれたのか、だ。
そもそもなぜ1人なのだろうか。
この場合当てはまるのは、、、
「家、ですか、、、出ていきました」
「、、、はぁ」
やはりか。だが、、、
「なんでって顔してますね、、、まぁ、無理も無いでしょう。あと、訂正しておきますが、私は旅をしてるんじゃなくて、、、」
「は、、、?」
突然の言葉に俺は疑問を隠せなかった。
「逃げてるんですよ、アイツから」
この世界観は現代社会と比べて技術力は乏しく、自然に優れている。
自然が多いこの世界を存分に楽しもうと、旅人を生業にする者は少なくない。




