1-1 日常
~独自調査~
3月中旬:目に異変が感じられ、光るようになってからというもの、皆の注目は私に向くばかりだ。
6月中旬:変化はなし、だが目の光り方に規則性があることを知った。
9月初旬:私はこの目の正体を暴くべく、様々な思考を繰り返し実行した。答えはなかなか見つからない
11月下旬:私が遠くの山の景色を見るために目を凝らすと、光っている方の目が反応していることに気づいた
12月:その後も目を凝らし続け、やがて反応は痛みに変わった。それはだんだんと強くなっていく
1月:もう何もしなくとも目が痛み、光る、私は気分が悪くなり、寝たきりになってしまった、今日書いている日誌のような物も寝室で書いている。
2月:私はこの眼を呪いの眼(curse pupil )と評し、呪眼と名付けた。この忌々しき目にぴったりの名前だ
3月:突然、目の痛みが引いた、私は高揚を抑えられなくなっていた。この痛みは治るものなのか。これは今後将来世界に伝えていくべー
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「ん、、、、」
眩しすぎる太陽を顔面に受けて、俺は目を覚ました。
同時に鳥が飛んでいるのか、朝とわかるように鳴き声を挙げている。
「んん〜、、、」
ゆっくり体を起こす。ベッドの木材が軋む音を耳に聞いた。
完全でない脳内を起こすため、立ち上がり、その場で背伸びをする。
ポキポキ、としなやかな骨の音が体に響く。
「ふー」
せっせと寝室を出て、リビングにあるお目覚め用のコーヒカップを手に取る。
もう中身は入れていたが発火石の欠片が上手く温めてくれていたようだ。
さっと仰ぐ。芳醇な豆の香りが、私の脳内スイッチを付けてくれた。
「、、、」
コップを持ったまま、いつも起きた後に座る窓際の椅子に腰掛けた。
窓に目をやる。
何も無い草原が視界を埋め尽くした。
鮮やかに並んだ雑草が、そよ風に揺られて波模様に変わる。
相も変わらず太陽は煌びやかに輝いている
相も変わらず鳥たちは鳴いている。
暫くそこでぼーっとしていたが。
食料を切らしていることに気付いた。
「、、、ふん」
俺は飲み終えたカップを洗面所に放り、財布を持って出掛ける準備をした。




