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新しいお家

9.新しいお家



 いよいよ、待ちに待ったこの日がやってきました。

新しいお家が完成しました。

明日、引越しをします。

今日は、引越しに備えて、桂子さんたちが家(仮住まい)に戻ってきています。

明日の引越しは、大輔さんの取引先の業者にお願いしてあるそうです。

ここも、引越しに備えて、ほとんどの荷物を段ボール箱につみ終えています。

当然、食器もお鍋もフライパンも…

肉や魚などの生鮮食材などは、引越しの前に食べ終えて、今は調味料くらいしか残っていません。

当然、食事は店屋物と言うことになりますが、この日はみんなでもんじゃ焼きを食べにいくことにしました。

桂子さんが高校生のときアルバイトをしていたお店が、すぐ近くにあるのです。

ここでの最後の食事は、そのお店で取ることにしたのです。


 「おばちゃん久しぶり。」

もんじゃ“かくれんぼ”の女将さんは白い割烹着に三角巾を頭に巻いて相変わらず、忙しそうに動き回っていました。

「あら、桂ちゃん!元気だった?」

桂子さんが、見せの中を見渡すと、座敷のテーブル席がちょうど二席空いていました。

「おばちゃん、あそこいい?4人半なんだけど。」

桂子さんに大輔さん、ばあ様、そして広子ちゃん。

おじい様は外食が好きではないので、そばを取ってあげて出てきました。

「4人半?」

桂子さんに引き続き、おばあ様と広子ちゃん、最後に彩ちゃんを抱いた大輔さんが見せに入ってくると、女将さんは大輔さんに近づいて、彩ちゃんのかおをジーっと見ました。

「まあ、この子桂ちゃんの?」

「そうですよ。」

大輔さんがそう答えると、女将さんは喜んで、大輔さんから、彩ちゃんを受け取り、抱っこしました。

「うわーあ!重い。」

「そりゃそうだわ。その子、もう、歩けるんだから。」

彩ちゃんは、この頃になると、生まれて10ヶ月くらいたっていて、一人出歩けるようになっていました。

一時としてじっとしていないので、ちょっと目を離すとすぐに悪さをしています。

「今、ちょっと忙しいから、桂ちゃん勝手にやってて。」

女将はそういうと、両手を合わせ、「ごめん。」と言うようにしてみせました。

「気にしないで。はなからそのつもりだから。」

桂子さんは、そういうと、オシボリやお茶を運んでくると、オーダーをとって厨房へ持っていきました。

厨房では女将が忙しそうに、もんじゃ焼きやお好み焼きのネタを作っています。

フロアにはアルバイトの女子高校生がひとり。

“かくれんぼ”は通路を挟んで両側に座敷席があり、それぞれ、四人用のテーブルが4つずつ置かれています。

満席になると、30人以上の客が入っていることになります。

この日は、金曜日。

休日前ということもあり、桂子さんたちが来たときに空いていた二席以外は、既に埋まっていました。

本当に猫の手も借りたいところなのでしょうが、実際、私がそこに居ても何の役には立たないでしょう。

まあ、残飯整理くらいなら少しは手伝えるかもしれませんが、私って、けっこうグルメでしょう?だから食べられるものはカニサラダのカニか、ツナサラダのツナくらいじゃないかしら。

だいたい、“ネコの手も借りたい”なんて、まるで、ネコが普通は何の役にも立たないから、こういうたとえに使われているのでしょう?なんだか、ちょっとムカついてきました。

役に立たない動物は、何もネコだけじゃないでしょう?まあ、鳥は手がないから別として、ペットとして、私たちネコと人気を分けあっている犬たちだって、訓練された一部の犬以外は何ら私たちと変わらないのに…そういえば、“犬も歩けば…”なんて言葉がありましたね。

これは、何かをしようとすれば、災難にあうこともあるというたとえではありますが、同時に、色々手を尽くせば何かきっかけがつかめると言ったような意味もあり、考え方によっては反対の意味にとられる言葉ですね。

まあ、犬は散歩好きで、そこらじゅうをウロウロしているからこんな例えに使われたんでしょうね。

落ち着きのない犬より、おとなしくて手がかからないから私たちネコだからこそ、あの例えに使われているのでしょうね。

いい方に考ええば、まあ、そういうことなのでしょう。

でも、これが、“犬の手も借りたい”といったら、なんだか、借りられそうな気がしてくるのは気のせいかしら?それも、ちょっと気に入らないわねぇ。


 そうこうしているうちに、皆さんお腹いっぱいになったようで、デザートのアイスクリームを食べています。

ちなみに、私もアイスクリームは大好きなんです。

私はバニラしか食べませんが、あの、舌先を刺激する冷んやりした感覚。

あの、口の中でとろける感触。

本当にほっぺたが落ちます。

えっ?ネコもほっぺたが落ちるのかって?

当然です。

本当においしいものなら、ほっぺたが落ちるのです。

でも、落ちるのは最初の方だけで、慣れてしまうと落ちなくなりますが…

「ごちそうさま、おばちゃん。やっぱ、ここのもんじゃが一番だわ。」

「そうかい?ありがとうよ。なにもお構いできなくて悪かったねぇ。」

「ううん。私も、ここに来たら、なんかしら動いてないと落ち着かなくて。」

アルバイトの女の子が桂子さん達のテーブルを片づけようと、座敷に行くと、そこは来た時よりピカピカにきれいになっていました。

「あの…ありがとうございます。」

女の子はモジモジしながら、桂子さんにお礼を言いました。

「いいのよ。あなたも第五高校なんだって?じゃあ、私の後輩だわ。がんばってね。」

「はい、先輩!」

桂子さんが、女の子の左肩をポンと叩くと、彼女は笑顔で応えて、深くお辞儀をしました。

桂子さんたちを見送った女の子は、おかみさんに「素敵な人ですね。」と言った。

「あの子も、ここに来たばっかりの時は佳澄ちゃんと同じで、そそっかしくて、いくつグラスを割ったことか…」

女将は懐かしそうに、そう言ったそうです。

「そうなんですか?じゃあ、私も、あんな素敵な女性になれる可能性はありますね。」

「そうだねぇ…まあ、その前に外で待っているお客さんを中に入れておあげ。」

佳澄ちゃんが、店の外に顔を出すと、順番待ちの客が二組ほど並んでベンチに腰掛けていました。

「お待たせしました。何名様ですか?」

“かくれんば”では、これからは食事メインではなく、お酒を飲む客の方が多くなるのです。

そして、佳澄ちゃんのアルバイト時間も、そろそろ終わりになります。


 外からクラクションの音が聞こえたので、大輔さんは部屋を出て、外に降りていきました。

外はとてもいい天気で、引っ越しをするのにはうってつけでした。

大輔さんが降りて行くと、業者の社長さんが自らトラックを運転して若い社員を一人連れ来ていました。

社長さんも、若い社員の人も作業着を着ていました。

社長はそれに野球帽をかぶっています。

社長は、万が一雨が降った時のことを考えて、幌付きのトラックを用意してくれていました。

「やあ、社長。せっかくの休みのところ悪いね。」

「いいですよ。どうせ、家に居ても女房に粗大ゴミ扱いされるだけだから。」

業者の社長さんは、そう言って笑っていました。

「ありがとう。じゃあ、早速やっつけちゃおうか。もう、だいたい整理してあるから。」

社長と若い社員は、手際よく荷物を積みこんで、まず、1回目の荷物が積み終わりました。

この仮住まいの荷物を2回、工務店さんの倉庫に保管してある荷物を1回、合計3往復して引っ越しは完了する予定です。

大輔さんは彩ちゃんを抱っこして、広子ちゃんは私が入っているバスケットを抱えて、三人と一匹はトラックの荷台に乗り込みました。

社長さんが、クラクションを鳴らして合図すると、トラックは新居へ向けて出発しました。

新しい家には10分ほどで到着しました。

新居の方では既に、桂子さんとおばあ様が荷物を受け入れる準備をして待っていました。

おじい様は、相変わらず、こんな日でも、魚釣りに出掛けていました。

車のエンジン音が聞こえて、止まったので桂子さんはバルコニーから顔を出しました。

ちょうど、トラックの荷台から広子ちゃんが降りてくるところでした。

「あの子ったら、本当に、トラックの荷台に乗ってきたよ。」

「どれどれ…」

おばあ様も、バルコニーに出ると荷物を積んできたトラックに目をやりました。

運転していた業者の社長さんが降りると、大きな声であいさつをしました。

「ご苦労様、今日は宜しくお願いします。」

突然、空の上から大声が聞こえてきたので、社長さんはびっくりして、空を見上げたはずみに、被っていた帽子を落としてしまいました。

その様子を見た桂子さんとおばあ様は、思わず吹き出してしまいました。

社長さんの頭は、教科書に載っていた、フランシスコザビエルのように頭のの真ん中だけが、見事にはげ上がっていたのです。

言うまでもなく、この日から、しばらくの間、松坂家では彼のことをザビエル社長と言って思い出すたびに笑い転げていました。


 さて、新しいお家ですが、前に広子ちゃんがチラッと話していた通り、三階建てになっていました。

一階が仕事場になっているのは変りませんが、2階に上がると、ウッド調のガラス入り格子ドアがあり、十二畳くらいあるリビングと、L型のシステムキッチンが備え付けられた台所が対面式で向き合っていて料理の支度をしながら、リビングルームを一望できるようになっています。

この台所には、桂子さんの希望がぎっしり詰まっていると言った感じです。

システムキッチンは、たっぷり収納が出来る棚や引き出しがあたり一面に埋め込まれています。

大きなオーブンレンジや食器洗い機、足元暖房の設備まで備え付けられています。

シンクはたっぷりサイズで、大人数の家族が食事の後、食器を浸けておくのには十分な大きさです。

洗い場の廻りの壁には、おしゃれなデザインタオルが張られていて、床はピカピカのフローリングです。

壁と天井は、無地で落ち着いた織物調のビニールクロス。

リビングの天井は折り上げ天井になっていて、木製の化粧縁が豪華な感じを演出しています。

照明は部屋の周囲に調光式の間接照明があり、折り上げ天井からはシンプルなデザインのちょこっとシャンデリアっぽい洒落た照明器具が付けられています。

リビングに面して、おじい様とおばあ様の寝室と客間があります。

二部屋とも和室でおじい様とおばあ様の寝室は6畳で仏壇が備え付けられるようになっています。

客間は4畳半で、おしゃれな床の間があります。

おじい様とおばあ様の部屋は引き違いの戸襖で、仕切られていて私でも楽に開けることができます。

客間のドアは片開きドアで、私には開けることができません。

きっと、私には見せられないものを、この部屋に隠しておくに違いありません。

 三階には8畳ほどの、桂子さんと大輔さんの寝室と、広子ちゃんの部屋があります。

桂子さん達の寝室は、大きな窓と広いバルコニーがあり、入り口のドアの両側は壁一面が、クローゼットや造り付けの収納家具になっています。

ベッドやその他の家具の配置をあらかじめ計算して、照明のスイッチやコンセントの位置が決められているので、はたから見れば不自然な高さの位置についている照明のスイッチも、ベッドを置くと寝たまま電気が消せる位置になるのです。

床は落ち着きのあるダークブラウンのフローリング、壁は腰の部分までが床より明るめのミディアムブラウンのフローリング材が貼られていて、おしゃれな化粧縁で仕切られた壁の上のほうは、かすかな茶系の無地のクロスが貼られています。

天井には、リング型の蛍光灯が大小二つ付いた大きな器具と、柔らかい光を放つ間接照明用の器具が壁に付けられている。

 広子ちゃんの部屋は4畳半ほどですが、桂子さんたちの寝室側の壁は天井までのクローゼットになっています。

桂子さん達の部屋と同じように、広子ちゃんの部屋にも大きな窓とバルコニーがあります。

入り口のドアには、私が出入りできるようにパタパタドアが本当に付いていました。

広子ちゃんの部屋の入り口の脇は廊下の物入れになっているのですが、上半分は広子ちゃんの部屋のベッドになっています。

つまり、廊下の物入れは下半分だけなのですが、普通に引き違いのドアがついているので、見た目にはわからないようになっています。

この、ベッドスペースには横に細長い天窓があって、月を見ながら寝ることができるのです。

普段は梯子を外して、アーチ形になった両開きのガラリ窓を閉めておけば、ここがベッドになっているとは気がつかないようになっています。

狭い部屋を有効に使いたいという広子ちゃんのアイディアです。

 トイレとお風呂は二階にあり、お風呂場は一坪タイプのユニットバスですが、壁と床にはピンクを基調としたデザインタイルがはられていて、あったかい感じになっています。

台所からお風呂が沸かせるリモコンが付いていて、水量や温度が設定できて、自動的にお湯を沸かし直す追い焚き機能が付いています。

お風呂の手前には、やはり一坪ほどの洗面所があり、大きなボウルのシャンプードレッサーが付いています。

万が一のときにはリビングや台所でブザー音が鳴るボタンも付いています。

 トイレはウォシュレット付きで便座が暖かくなる暖房便座です。

私の食事場所はリビングのテレビの横になりました。

私のトイレは、洗面所の入り口の脇に置かれるみたいです。

玄関の入り口の脇には15センチメートル四方の押し出し式の小窓があり私が自由に外に出られるようになっています。

もっとも、窓が開けられている時に限りますが、大雨などの時以外はたいてい夜でも開けっぱなしです。

こうして見てみると、私が自由に出入りできるのは、リビングルームと台所、広子ちゃんの部屋と外(窓があいているとき)だけです。

客間と桂子さん達の部屋には、ドアが開いている時以外は入れません。

客間は何となく心引かれる思いがあるのですが、桂子さん達の部屋に行けないのはちょっと残念な気がします。

まあ、昼間はほとんど部屋にいないのですが、時々、桂子さんの匂いがとても恋しくなる時があるのです。

そんな時は、桂子さんの部屋で丸まっていたい気もしますが、今は、ミルクと、彩ちゃんのうんこの匂いしかしません。

それに、出来たばかりの家なので、何か落ち着かない雰囲気が立ちこめていて、慣れるまでにはかなり時間がかかりそうです。

まずは、この家のそれぞれのお部屋の位置や床の歩き具合をしっかり頭の中に…いや、頭に入れようとしてもすぐに忘れてしまうので、体で覚えるしかないのですね。

特に大切なのは床の感触です。

この家はおじい様とおばあ様の部屋、それに客間以外はフローリング貼りなのでしっかり爪を立てていないと、悪さをして逃げるときに滑ってダッシュがきかないと、たとえ私でも捕まってしまう恐れがありますから、それだけは免れるようにしなければなりません。

ネコが、新しい家に来ると、しばらくの間、あちこちを走って回るのはそういうことなのです。

少なくとも、私の場合はね。


 荷物が全て運び込まれると、ダンボール箱に詰めた小物を収納していかなくてはなりません。

この作業が、けっこう時間がかかるのです。

お昼前に荷物は運び終わったので、ザビエル社長とその手下(いつの間にか手下と呼ばれていた若い社員さんって…)には近所のおそば屋さんでお昼ご飯を食べてもらってから、引き取ってもらいました。

 夕方にはあらかた片付きましたが、ダンボール箱はまだたくさん残っていました。

後はたぶん、そのまま物入れに入れられて一生使うことがないままに忘れられてしまう運命なのでしょう。

それなら、いっそのこと引っ越しを機に捨ててしまっても良かったのではないかと思うのですが、これがなかなか捨てられないのでしょうね。

例えば、誰かの結婚式の引き出物で頂いた、たいそう立派なフルーツ皿。

「新しい家になったら、使いたいね。」と言っていたのですが、結局箱を開けることもありませんでした。

例えば、二三度袖を通したきりの衣類。

「いとこの早苗ちゃんにあげたらきっと着てくれるよね。」

早苗ちゃんと会う機会もないまま、それっきり。

わざわざ送ってあげようという気にもならず、タンスの肥やしとして人知れず生涯を終えるのです。

既に何度も読み返した、別冊のマンガン本。

「そろそろ古本屋にでも持って行こうかな。」

だけど、持ってみると、けっこ重くて嫌になる。

「仕方ないから、ちり紙交換にでも持って行ってもらおうか。」

ちり紙交換の車が来た時には、いつも家にいない。

「今どき、ちり紙交換なんてやってないんだよ。まあ、取っとけば暇な時に読めるからいいか。」

いやいや、桂子さん、ちり紙交換は毎月、第一と第三の日曜日に必ず来ていますよ。

きっと大輔さんは知っていると思います。

そんなこんなで、この時、ダンボール箱から出されなかったものは、二度と日の目を見ることがないのでしょうね。


 今日は、本当にみんな疲れているみたいです。

夕食はお寿司を取って食べることにしたようです。

それから初めてのお風呂に、順番に入ってみんなでお茶を飲みながら、てれびをみてくつろいだ後、それぞれ、床につきました。

「何か忘れているような気がするけれど…まあ、いっか。」


 その頃、誰もいなくなった仮住まいの方では、誰かがしきりにドアの鍵穴に鍵を差し込んではブツブツ言っています。

部屋は、桂子さん達が出て行ったので、工務店さんの方で、すぐに鍵を交換していたのです。

「なんだ?開かねえなあ…おーい、開けてくれよ。誰もいないのか?」

そう叫びながら呼び鈴を押しても、反応がありません。

すると、向かい側の家の人が出てきて、こう言いました。

「そこ、今日引っ越しましたよ。」

「あっ!」

おじ様は、新しい家に引っ越すことを忘れていて、前の仮住まいに帰って来たのでした。

「やべぇ。こんなことあいつらに知られたら、なに言われるかわからねぇなあ。」

そう呟いて、そそくさと、帰るべき家に向かいました。


 工務店の社長と専務は、桂子さんの家で、一通りの取扱説明を終えて、一杯やった後、会社に戻ってきたところでした。

「あれっ?今の車、竹下さんの車じゃなかったか?」

「そうですね。乗っていたのも確かに竹下さんでした。なんだか、とても焦っているみたいでしたよ。」

「さては、帰る家を間違えたな。」

「ですね。」

「まあ、奥さんたちには内緒にしておいてやるか。」

「そうですね。」

「じゃあ、店の戸締りを頼むな。俺はこのままタクシー拾って帰るから。」

「了解しました。」

そう言って、工務店の専務さんは、会社の戸締りを確認するためにいったん会社の中へ入っていきました。




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