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2.1 解析モデルおよび解析条件
図1に解析対象の有限要素モデルを,図2に解析条件を示す.プリンの物性値が不明なほか,今回はき裂の発生要因となる応力集中部の検討を目的としたため,解析対象は参考として均質なアルミであるとした.
解析モデルは八節点六面体要素を用いた.総節点数は36630,総要素数は33504である.また,モデルの底面部を全方向に対して拘束し,モデルの頂面に垂直方向に10 mmの強制変位を与えることで自重を再現し,有限要素法による静解析を行った.なお,解析モデルは1/2モデルとし,対象境界条件を用いて解析を行った.実際の調理実験では解析モデルと同形状のモデルを制作するように心がけた.
Fig.1 General drawing
Fig.2 Analysis condition