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破滅の魔導王とゴーレムの蛮妃  作者: 北下路 来名
第6章 襲撃の冒険者
69/107

地図 -アラヴィ藩-


 

 ゴーレムの里周辺の地理情報も出揃ってきました。

 異世界観光地図・第二弾です。

 例のごとく、現時点で主人公が主観的に認識している地形を元にしています。

 召喚の地であり第4章までの舞台でもあった“サディ藩”は、この地図よりも、はるか右上に位置します。



挿絵(By みてみん)



 以下、東の方から順に地名等を解説していきます。


【穴熊の森】

 主人公とテテオさんが最初に出会った場所です。

 実はこんな名前の森でした。

 この森では気絶してずっとゴレに抱っこされていましたし、目覚めたのは真っ暗な深夜で、早朝には出立しています。したがって主人公的には、そこまで記憶にも印象にも残っていないであろう場所です。

 でも、ゴレにとってはそうではありません。失いかけていた主人公の命をテテオさんに救われた、忘れられない森です。


【シドル山脈】

 ゴーレムの里の北に連なる、緑豊かな山脈です。

 急峻な山脈という訳ではないのですが、山頂付近が風鳴大山羊ウィンドゴートと呼ばれる危険な大型魔獣の生息域で、決して越えられない難所となっています。

 シドル山脈沿いには、ゴーレムの里のような小集落が、ぐるりと山脈を囲むように点在しています。

 つまり、山脈を挟んでゴーレムの里の裏側にも、村落がいくつもあったりするわけです。これらは直線距離にした場合わりと近いのですが、お互い行き来が出来ないせいで交流は断絶しています。

 里からすると、山の向こうで何が起こっているのかは分かりません。


【南部の沿岸都市群】

 前話でテテオさんが向かった「南の街」というのが、これです。

 ここには、藩の兵員なども駐屯しています。

 アラヴィ藩の沿岸部には、こういった港町が多く栄えています。


【テッサラ】

 ゴーレムの里の南西にある、比較的大きめの街です。

 主人公一行は、ここで駅馬車の発着場を利用しました。

 街の規模的には、チョトス氏やテルゥちゃんが住んでいたティバラの街と同じか、やや大きい程度です。


【ボリタリ】

 ゴレが体重測定をされそうになった宿がある街です。


【アラヴェナ河】

 藩都サラヴの西側を流れる、非常に大きな河川です。

 北へ遡上すると、この国の首都である帝都にまで到達します。

 ちなみにこの川、稀に氾濫します。


【サラヴ】

 アラヴィ藩の藩都です。

 巨大な港を抱える港湾都市で、都市としての規模は帝国内でも有数です。

 帝国南部の生産物は一旦ここサラヴに集められ、アラヴェナ河を利用して、北の帝都へと運ばれて行きます。これがサラヴ繁栄の大きな理由です。

 市街地では要所要所の建物同士が空中回廊で繋がっており、これらは河川氾濫時の非常通路としても利用されます。



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 藩都サラヴへ旅行した際に利用した道は、ゴーレムの里から西へ進み、テッサラから南西にぐるりと大森林を迂回して時計回りに進むコースです。

 里から藩都まで行くのに、主人公一行は速度の高い馬車移動を含めて、陸路で片道4日程度を要しています。


 藩都へはこの他にも、南の海路を船で移動するルートが存在します。

 ゴーレムの里の真南にある港町はかなり大きいので、藩都から直通の船便もあります。実はこちらの方が、はるかに所要日数は少ないです。


 ただ、海路の場合は、本当に船に乗っているだけであっという間に旅行が終わってしまうため、テテオさんはあえて陸路を選択しています。

 彼女は主人公に対して、駅馬車や途中の街々、そこに暮らす人々を見せ、色々な事を感じる機会を与えてあげたかったのです。

 もちろんご本人の性格上、そんな事はおくびにも出しませんが。

 

 


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