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炎上オーバーヒート


ファル…男

シーク…男

ルーチェ…女

フォルゼウス…男

ナレーション…不問


N「ルーチェ・クレプスコラーレで空を駆けるトワイライトの2人」


烈火「いやぁー飛ぶって気持ちいいもんだなぁ!それにこんなカウンターまで、バー営業でもしちまうかー!」

竜「んじゃ、バーボンロックで」

ファル「かしまりましたーって言いたいところだけど仕入れないとなーんもない、転がってた年代物のワインはあるけど飲む?こんなんだけど」

シーク「うっ…流石に気が引けるな…今度にするよ」

ファル「まぁ色々仕入れに行きますかぁ、ルーチェ」

ルーチェ「はぁい」

烈火「ここから近い街は?」

ルーチェ「烈火から貰ったマップ情報からするとゼアズバックですね」

竜「幽体でも操作できるようにするとは流石だな」

ルーチェ「えへへ」

烈火「おかげで寝不足だけどな」

ルーチェ「出来るようなるまで口出ししか出来ませんでしたから」

烈火「なー、えーとゼアズバックか行ってみっか」

竜「あそこか…あんまいい噂は聞かねぇな」

烈火「どういうことだ?」

竜「何やら人身売買をしてるって噂だ」

烈火「人身売買か……気に食わねーな」

竜「ああ」


N「竜の通信機が鳴り響く」


竜「…何だ?ああ……ほぅ、羽振りがいいな、ふっ…丁度いい…今から向かうところだ、依頼が終わったら連絡する、じゃあな」

烈火「なんだった?」

竜「依頼だ、ルーチェ、このデータを投影してくれ」

レイ「かしこまりました」


N「モニターに1人の少女が映される」


烈火「こいつは?」

レイ「リリー・サークル、ゼアズバックの王、フォルゼウス・サークルの娘、癒しの姫と言われてます」

烈火「癒しの姫?」

ルーチェ「彼女には魔力がとても高く、魔法での治癒の力がずば抜けてるそうです、他の魔法は苦手なようですが」

烈火「なるほど、で、こいつを見せてどうしろと?」

竜「奪う」

烈火「はぁ?誘拐しろって?」

竜「王女様直々の依頼だ、大人しく従え、報酬はたんまりあるぜ」

烈火「…ならいいけどよぉー」

ルーチェ「まもなくゼアズバックです」


N「ゼアズバック到着した烈火と竜」


烈火「んじゃ、行ってくる、留守番よろしくなー」

ルーチェ「いってらっしゃい」

竜「ああ、行ってくる」


烈火「さぁてどうしようかねー」

竜「先ずは情報収集からだな」

烈火「だな」


N「2人は街の人間に姫の事について聞いていくが大した情報は得れず悩んでいた」


烈火「んー、大したことないなぁ…あの方は女神だとか聖女だとか…流石、王、女神を産みだした!なーんて感じで大層信仰深いねー」

竜「少し引っかからないか?」

烈火「なにが?」

竜「今はどこに居るか分からない、一時期から国民の前から姿を消した、城に居ると思ってるってことに」

烈火「それがどうしたんだ?」

竜「聞いた中で王も治癒の力を持ってるらしい」

烈火「あん、父親なんだからそーなんだろ」

竜「その力を使ったのは王女が姿を見せなくなってからだ…何か引っかからないか?」

烈火「…確かに」

竜「一度、王に謁見してみるか、人身売買の件も気になるしな」

烈火「だな、んでどうやって会うんだ?」

竜「任せとけ」


N「ゼアズバック王城、謁見の間」

フォルゼウス「お主らがソルドフレイム王女の遣いか」

竜「ええ、俺はクロガネ、隣のがホムラです」

フォルゼウス「なるほど、で、クロガネとやら、お主の国の王女は我になんの用じゃ」

竜「何やら人身売買を行ってると聞きまして…」

フォルゼウス「ほう、よく知っておるのう、我が国の国民は子を産み、ある年齢まで育つと神に捧げねばならぬ、優秀な者は遺伝子はその国で育つ、そうじゃない者はマシンダムでブルッタアルマの為に役立ってくれておる」

シーク「ブルッタアルマ?」

マーレゼウス「生物兵器、つまりはマシンダムに行く子は其奴の餌となり血肉と化す、だがそれは非道なことでもなんでもない、民は喜んで子を捧げ、子も喜んで食われる、望み望まれしてる事だ、人身売買、確かにそういう言い方をすればそうなるが、そのような言い方は少し心外だ。これは人身奉仕なのだ」

竜「なるほど、申し訳ない…我が国もゼアズバックから子を買い、傭兵の英才教育をし兵力強化をしたいと思いましてこちらに伺った次第です」

フォルゼウス「ふむ、構わんが」

竜「更に傷付いた兵に対し迅速な治療を行うために治癒の少女の力をお借りしたい、できれば王女にも謁見したいのですが…」

フォル「それはできぬ」

竜「何故です?」

フォルゼウス「彼奴は我の源となったからだ」

竜「源?」

フォルゼウス「左様、我が娘は出過ぎた真似をした…女神、聖女等と我が居るのに…神はここに居るというのに…」


N「モニターに1人の少女が映し出される」


竜「な!?」


N「そこに映し出されたのは王女リリーサークルであった、身体には何本ものチューブを取り付けられ一定の間隔で何かを吸われ悲鳴を上げている」


竜「我が娘はこの神の力となった、全知全能、全てのものを救う…我こそ神なり!」

烈火「…いらねぇ…気にいらねぇ…いい加減いいよなぁ…」

竜「ああ、よく我慢した」

烈火「こんな腐った国、ぶっ潰す!」

フォルゼウス「やはり使いではなかったか、何やら我が娘の事を嗅ぎ回ってる者が居るとあって泳がせてたからのう…それに我は見ていた…この数多ある目で」


N「触手に目が着いたモノがうじゃうじゃと蠢いている」


フォルゼウス「こやつは国中にある、我が見えぬものはない」

烈火「覗き見か、益々気に食わねーな、一発で片付けてやる!」

竜「自信あり気だな」

烈火「まぁなあ、あ、ルーチェ、準備できてるか?」

ルーチェ「こちらルーチェ、いつでもいけます」

烈火「いくぜ、とっておき」

竜「とっておき?」

ルーチェ「ブレイブレイ発動」


N「ルーチェの一言で光が降り注ぎ烈火のバーンブレイブを包んだ」

烈火「よしキタァ!!さぁいくぜ!覚悟しな、バーンブレイブ!フィストオン!魔力全解放!オーバードライブ!!輝く炎に灼かれて消えな!シャイニングブレイバースト!!」

フォルゼウス「ぬぐぁああああ!!」

竜「なんだこの威力、合体技と同等…なっ…!?」

フォルゼウス「…我には見える、生きる道が…だが少し驚いた、我のハラワタを喰らうとは」

烈火「土手っ腹空けただろ?くそ!」

竜「欠損した部分が修復していきやがる」

フォルゼウス「これが我の力、神の力よ」

烈火「てめえのじゃーねーだろがぁ!おらぁっ!」

フォルゼウス「見えておる、当たらぬ」

竜「はぁっ!」

フォルゼウス「それもな、ふんっ!」


N「全ての攻撃を避けられ反撃され吹き飛ばされる、烈火と竜」


烈火「くっそぉ!おおおお!!」

フォルゼウス「それも見えておる」

烈火「!?」


N「烈火のバーンブレイブが最も簡単に片手で受け止められる」


烈火「ちっ、離しやがれ」

フォルゼウス「なるほど、さっきのでコイツが限界だったのう…ふんっ!」

烈火「「なっ!?俺のバーンブレイブが!」

フォルゼウス「ぬんっ!」

烈火「ぐぁっ!」


N「フォルゼウスはバーンブレイブを最も容易く砕き、烈火を触手で殴り飛ばす」


フォルゼウス「敵わぬ、お主らに神は倒せぬ、我が手となり目となるオールマイティ・テンタクルと治癒の力がある限りな、逃げるなら逃げよ、神は慈悲深い」

烈火「誰が逃げ」

竜「一旦引くぞ!」

烈火「お、おい!離せ!離せよ!」

竜「大人しくしろ!練り直しだ!大体武器壊れてんだ、どうする気だ」

烈火「…くそぉおお!!お、覚えてやがれどちくしょー!!!」


烈火N「ったく気にいらねぇ気にいらねぇ気にいらねぇ!!なんなんだアイツはぁ!神とかふざけんなよ、絶対ぶっ飛ばしてやる、おっと次回予告しねぇとな、とっておきを使ってみたら武器が耐えきれず限界来ちまった、そこを簡単に突かれて壊されちまった!竜の判断で一時撤退、どうしたもんかと悩んでたら、ある男と出会う、次回【魔の道具を操る者】見逃せねぇな、また会おうぜ!」

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