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黄昏の灯火

炎丈烈火(えんじょうれっか)…男

影鉄竜(かげがねりゅう)…男

土門賀集(つちかどかしゅう)、兵1、ゴロツキA…男

兵2.ゴロツキB、キリエ、ナレーション…女

烈火「おいおい!多すぎだろー!やってられか!」


N「無数の兵に追われバイクで必死に逃げる、炎のように逆立った髪の少年、彼の名は炎丈烈火」


烈火「あー!しつけぇ!着いてくんじゃねぇー!」

兵1「待てぇえ!!」

烈火「待つかぁ!!ぬぉおおおお!!」

兵1「うわぁああ!!」


N「前触れもなく起きた爆発が烈火を追う兵達を吹き飛ばした」


烈火「あん?」

竜「よぅ…烈火、らしくねぇじゃねぇか」


N「爆煙の中で静かに佇み、銀色の髪を靡かせる、この男は影鉄竜」


烈火「竜ー!」

竜「ったく先突っ走んな馬鹿」

烈火「悪りぃ悪りぃ!んじゃ合流記念にいっちょ派手にやりますか!!」

兵1「捕らえろ!」

烈火「おっと!」

竜「甘いな」

烈火「いくぜ!全部ぶっ飛ばす!」

竜「ああ」


烈火&竜

「はぁああああ!!」


烈火「ふぅ…なんとかなった」

竜「だな」

烈火「さて帰るか」

竜「まだだ」

烈火「なんで?お仕事は終わったろ?」

竜「また依頼だ、今さっき傭兵皇帝から連絡が入った」

烈火「はぁ?最近多すぎないか?俺たちは犬じゃねーっての!」

竜「雇われてる間は国の犬だけどな」

烈火「そ、そりゃそーだけど」

竜「依頼内容は行きながら話す、行くぞ」

烈火「お、おう!」


N「二人は魔力にて駆けるバイクに乗り、岩山の頂上で止まった」


烈火「えーっと、ざっと100? ワラワラとまぁ!」

竜「どうやらその100人を、五人の隊長クラスが率いてる、部隊合流でもしたんだろう」

烈火「で、その一個大隊を二人で狩れってのがお偉いさんの依頼ってワケね」

竜「ああ」

烈火「どうすんの?」

竜「このパターンは一度待って後ろから攻めに回るがセオリー……」

烈火「そんなガラか?」

竜「正面突破、ぶち破る…だろ?」

烈火「さっすが!竜ちゃん!わかってるぅ!よっしゃ、んじゃ、始めますか! よっと! イヤッホォイ!」

竜「おい!待てって」


N「烈火は岩山からバイクで勢いよく飛び出した、それを追う竜、2人は敵の正面に降り立った」


烈火「団体さんいらっしゃーい!いや俺たちがいらしゃった側か!」

竜「くだらないこと言ってんな、さっさとやるぞ、悪いな、恨みはないが、少し付き合ってもらう!」

烈火「秒で終わらすけどなぁ!」


烈火&竜

「闇炎双波!!!!」


烈火「ぶっ飛び」

竜「やがれぇええ!!!」


N「闇と炎のな魔力の塊が竜の形を取り、咆哮とも思える音を鳴らし突き進む、直撃を受けた部隊は、もはや見る影もない。突然の出来事に、五人の隊長がいるにもかかわらず、時間が止まった…彼らが見つめるは爆心地。徐々に砂埃は落ち着く。」


烈火「おーおー、今ので半分はいった?」

竜「かもな、これでだいぶ楽になった」

烈火「だな! さぁて、残りの奴ら!歯食いしばれよ!」

竜「ああ。派手に行くぞ!」


兵2「て、敵襲! 敵襲!」


N「敵部隊にその声が木霊したのは、烈火と竜が残りの兵士を何人か薙ぎ倒してからだった。」


烈火「こいつで」

竜「終いだ!」

烈火「ふぃー!おーわり!よーし、帰ろうぜ」

竜「ああ」



N「ここはソルドフレイム国、王城、謁見の間」

キリエ「ご苦労だった」

烈火「相変わらず人使い悪いぜぇー、王女ちゃんよぉ〜」

キリエ「じゃあ仕事回さなくてもいいのかい?」

烈火「そ、それは困る!わ、悪りぃって」

キリエ「口は災いの元だよ、烈火」

竜「阿保…」

キリエ「あんたはもう少し喋りな、面倒」

竜「うっ…」

烈火「あはは!言われてやんの!」

竜「この」

キリエ「まぁに兎も角にも、お疲れ様だ、次の仕事まで英気を養ってくれ」

烈火「へーい」

竜「それじゃ俺たちはこの辺で…」

烈火「んじゃまたぁー」

キリエ「ちょいと待ちな!」

烈火「んぁ!?な、なんだよ話は終わりだろ?」

キリエ「すまんな、ふと思い出してな」

竜「何をだ?」

キリエ「お前達2人で行動して長いだろ、どうせ依頼も2人セットなんだ、いつまでも個人名でやってないでチーム名でも作ったらどうだ?私もその方が楽でいい」

竜「チーム名…と言われてもなぁ」

烈火「2人だしなぁ」

竜「だなぁ」

キリエ「どうせ増えるさ、チームなんてそんなもんだ」

竜「別に2人で困ってないんだけどな」

キリエ「うるさいね!なんでもいいから付けな!」

竜「…わかったよ」

烈火「チーム名なぁ……うーん…あ!これは?」

竜「ん?」

烈火「ファイヤーダークドラゴンズ!俺の炎龍だろ、んで竜は闇竜だろ?そっから思いついた感じのやつ!」

竜「だせぇ」

キリエ「ダサいね」

烈火「な!じゃあ!俺の武器バーンブレイブと竜のラウドバディーズを合わせて、バーンバディーズ!」

キリエ「ないな」

烈火「ならブレイブラウド!」

竜「イマイチ」

烈火「んだよー、なら竜はなんかあるのかよ」

竜「……トワイライト…」

烈火「トワイライト?なんだそれ?」

竜「わからない、急に出てきたんだ…でも、何故か懐かしい気がする…」

烈火「ふーん、そっか!ならそれでいいんじゃね」

キリエ「…黄昏…か…悪くないな、よしお前達は今日からトワイライトだ!」

烈火「へへ、了解」

竜「ふっ」

バニキス「止めて悪かったな、もう行っていいぞ、トワイライト」

烈火「りょーかいー、じゃあなキリエ王女、バーイ、フレンズ!」

キリエ「友達って柄かい?」

烈火「へへ、気にすんなっての」

竜「次会う時は地獄かもな」

キリエ「縁起でもない事言うんじゃないよ」


烈火「さぁてトワイライト結成!って何するん?」

竜「やってきゃなんとかなるだろ」

烈火「そうか?」」

竜「さぁな」

烈火「んだよそれー!」

ゴロツキA「ひゃっはぁー!!」

ゴロツキB「てめーら!金目のモン置いて消えなぁ!」

ゴロツキA「じゃねぇとぶっ殺すぜぇ!」

竜烈火あーあ」

ゴロツキA「あん?」

竜「ぶっ殺されるのはどっちかな」

ゴロツキB「んだと!?」

烈火「竜!初陣!」

竜「ああ!」

ゴロツキA「何をごちゃごちゃと!」

烈火「お前らみたいな小悪党が俺たちに会うなんて運が悪いな!いくぜ!トワイライト!」

竜「おう!」


N「ここに始まる…烈火と竜、赤き炎と黒き炎、黄昏の火が灯る」


烈火「ふぅ…片付いた」

竜「………」

烈火「どした?」

竜「…腹が減った」

烈火「ぷっ…はは、よし飯食い行こうぜ」

賀集「失礼」


N「烈火と竜の前に黒の着物に笠を深く被り顔は見えず刀を携えた男が現れた」


烈火「あ?なんだ?」

賀集「お二方、炎丈烈火殿と影鉄竜殿と見受ける」

烈火「そうだけど俺ちゃん達に何の用だ?」

賀集「いざ尋常に…」

烈火「あん?」

賀集「参る!!はぁっ!!」

烈火「うぉあ!?おいおいなんなんだ急に」

竜「ったく、また面倒事か…はぁ!」

賀集「は!ふっ!せぇい!!」

烈火「よっ!ほっ!ほいっと!」

竜「ふんっ!」

賀集「くっ…」

烈火「おらぁああ!!」

竜「はぁあああ!!」

賀集「待った!そこまで!!」

竜「!?」

烈火「あ?」


N「男は笠を取り、顔を露わにする」


賀集「いやはや危なかったでござるよ、止めないで喰らってたら死んでたでござる、はっはっは」

竜「アンタは確か…」

烈火「あっ!ああ、王女ちゃんの金魚のフ…」

竜「んんっ!烈火…」

烈火「おっと…わりぃ」

賀集「拙者はソルドフレイム国騎士団副長、キリエ王女の護衛でもある土門賀集でござる」

烈火「ああ、そんなだった!」

竜「んで帝国騎士団副長様が何の用だ?」

賀集「マッドネスオーガ」

烈火「!?」

烈火「なんだって!?」

賀集「…お、落ち着くでござるよ、胸ぐらを掴み上げないで欲しいでござる、離すでござるよ」

烈火「わ、わりぃ」

賀集「いえ…」

竜「アイツらがどうした?」

賀集「情報を手に入れた、この人でござるよ」

竜「カイト…」

賀集「現在はシド・ブラッドリーと名乗ってるようで彼の父、マルコム・ブラッドリーの故郷、カナシ村の近くで目撃したと調査兵から報告があったでござる、残念ながら見失ったらしいでござるが…きっとカナシ村に滞在してるんではないかと…」

竜「烈火」

烈火「ああ…行ってみるか」

竜「ああ、案内してくれるか?」

賀集「勿論でござる」

竜「いいのか?」

賀集「何がでござる?」

竜「あの女についてなくて」

賀集「平気と言ってるでござるよ、どうやら少しだけ力が戻ったみたいで拙者がずっと側に居なくてもいいと…」

竜「へぇ…良い報せだな、早い事、復活して欲しいもんだ」

賀集「待ち遠しいでござるよ」

竜「よし、賀集、問題がないようなら俺たちについて来い」

烈火「おいおい、ついてくのは俺らだろ?」

賀集「まぁまぁ小さいことは気にせずに…それじゃ参るでござるよ」


烈火N「俺らの前に現れた王女ちゃんの金魚のフ…ごほんごほん…側近の賀集からマッドネスオーガの一人であるカイトの情報を手に入れた俺達はカナシ村へと向かった、そこで出会ったのは一人の少年と…悪魔だった、次回【緋色の死神】見逃すわけないよな?また会おうぜ!」

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