第6話 《決闘》
家に帰ってきた僕は今日の出来事などを思い返していた。
●友達ができた ●魔法が使えるようになった ●友達の家に上がり込んだ
「すごいな」
お陰で今日はつかれた。
僕は入学してから学園に近いところで独り暮らしをしている。実家は王国の外れなので通学が困難だ。
「今日はもう寝るか」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「今日は剣術を学ぶ。」
今日の授業は剣術らしい。ようやく剣を使った騎手らしいことができる!
「では学園側から訓練用の剣を配る。好きな種類を選べ。剣の刃は削ってあるので安全だ。」
そう言うと先生は3種類の剣を出した。
長さも選べるらしい。
一つはよくある片手で持つタイプにもう一つは両手で持つタイプ。そして少し小さい二刀流タイプ。
この国では片手で持つタイプが主流らしいが、僕がいつも訓練で使っているのは両手で持つタイプだ。
ちなみに親からもらった剣を使って訓練している。
僕は当然両手で持つタイプを手に取った。
クラスメートはだいたい片手が5割、両手が4割。二刀流が1割だった。
やはり二刀流は珍しいのか。
そしてはじまった訓練。素振りからステップ、構えなどを習った。僕は自流の構えがあるのでてきとーにながした。
「ではこれから模擬戦を行う。各自ペアを組んで一斉に試合をしてもらう。」
「ただし今回は身体強化などはせず、あくまで自分の身体を生かせ。」
「あと出来るだけ寸止めで頼む。」
「ではペア探しスタート」
「パチンッ!」
すると続々周りがペアを組んでいく。僕があたふたしていると間にどんどん決まっていく。
セルシ君は沢山の人に囲まれ、ロベリアは女友達と組んでる。じゃあダリアは!
友達と組んでいた。
時間は過ぎて行き...
「じゃあ余ったレオーネとザックで組め。」
結局余り物同士で組まされた。
「よろしくね。」
「...。」
「(挨拶なしかよ)」
ザック君はヤンキーみたいな見た目で赤茶色の少し長い髪にピアスをつけてる大柄の男だ。おまけに目付きは最悪。
「(そりぁ余るわ)」
ザック君は強そうだ。一瞬の油断が命取りになりそうだ。
「各自組んだな。」
「では…構え」
僕は自流の構えをとる。
剣を右手に持ち左目に被せる。左手は顎の前辺りで開き、右足を前に出す。この構えは先手が強い。
一方ザック君は仁王立ち。構えてないようだ。
「...始め!」
合図と同時に一気にザック君に近付く。先手を特に鍛えてきたので身体強化魔法を使わなくてもある程度早い。
ザック君の胴体めがけて剣を左から右に振った。
「ギシン!」
さっきまでがら空きだったはずの胴体のところに、剣が現れた。
片手で先手を打ったせいか力で押しきれない。いや、両手でも勝てるかどうか。
「あぶねえあぶねえ」
「甘くみてたぜ、レオーネよぉ!!」
ザック君は胴体辺りで止めていた長い両手剣を振りかぶり、僕の頭まっ逆さまに降りをとしてきた。
「どがん!! 」
「あっぶな、」
僕は後ろに跳んで剣から逃れた。
まともに食らってたら死んでたレベルでやばい。
お陰で地面にヒビが入った。
「殺す気かよ!!」
「ああ、殺す気だ」
こいついかれてんのか!?
「まだまだいくぜぇ!」
一撃一撃が重い攻撃を上から、横から、斜めから。あらゆる方向に仕掛けてきた。
僕は避けたり流したりしながら反撃のチャンスをうかがってた。
「(こいつ少しは相手のこと考えろよ。当たったらただじゃすまないぞ。)」
「(ゼッテー勝って痛い目見せてやる。)」
「ギジンっ!!」
剣と剣が交じるごと、手に振動が伝わってくる。
ザックは意外に守備もしっかりしていて、反撃が思うようにいかない。
「おいおい、避けてばっかだなぁ!反撃してこいよ!」
いかにも悪役が言いそうな言葉を吐き更に重く、速くなる。
体力切れさせるのも考えていたんだか、その兆しがみえない。
「だいたいつかんできたぞ。」
僕はザック君の間合いに潜り込み顎めがけて剣を振るった。
すると間一髪で顔を上げ剣から逃れられた。
すかさず反撃がきそうなので身を大きく後に引いた。
「(このままじゃ埒があかない。仕切り直しだ)」
僕は再び構えた。
ふと周りをみると、皆決着がついたようで残りが僕とザックの試合だけになっていた。
皆こっちみてる。
「観客が多くて燃えるなぁ」
「そーだね」
「じゃあ..いくぞ?」
「こいよ」
僕は大きく息を吸い、全力で地を足で蹴った。
「(狙うは肩から横腹)」
大きく振りかぶって一撃を入れる
「はぇな」
ザックは身を半歩引いて僕の一撃をかわした。
「終わりだぁ!」
僕の頭を叩くために剣を振り上げる。
「そこだ」
僕は剣を降りをとしてくるザックと同時に首めがけて下から上に剣を振る。
両者の剣の速度はほぼ同じ。当たる瞬間もほぼ同じだ。
両方当たったら気絶レベル。
「バギィん!」
鈍い音が周りに響きわたった。
先に当たったのは...カインだった。
「な、にぃ、」
「どさっ」
先に倒れたのは...ザックだった。
「っっ!」
「いっってぇなっ!」
「勝者、レオーネ!!」
『うおぉぉぉぉ!』
カインは反撃の時、片手で剣を持ち振るった。一方ザックは両手で、全力で振るった。
カインは余ったもう片方の腕でザックの攻撃を受け、ザックに剣を当てたのだ。
「レオーネ、無茶しすぎだ。」
「す、すみません」
カインの左腕は変色し、痛々しいみためをしていた。
「カ、カイン君、大丈夫!?治るよねぇ!!」
ロベリアがあわてふためいていた。
「にしてもカインすごかったよ~。何せあのザックに勝っちゃうんだもん!」
「ダリアは、ザックのこと知ってたの、か?」
「まぁ、ここら辺じゃあ暴君って呼ばれてたしね。」
「レオーネ、私が特別に治癒魔法を使ってやる。」
「(そういえば先生治癒魔法できるっていってたな..)」
「うぉー!治癒魔法だ!初めてみる!」
「私も体験してみたいな~」
「治癒魔法、私に応じ癒したまえ、フェダフェール。」
すると腕の痛みが引いて行き、色も正常な色に戻った。
「(これが...治癒魔法...)」
「先生ってすごいですね。」
「当たり前だ。」
「くそッ、負けたか」
ザックが目を覚ました。
「意外に度胸あるじゃねぇかよ。認めてやってもいいぜぇ。」
「そりゃどーも」
軽く流しておいた。
「ではこれで訓練は終了だ。次は10分後に強化魔術を学ぶ、遅れるなよ。」
この後僕は皆から色々質問された。有名人になったみたいだ。
剣術って楽しい!
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