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僕が考える最強剣士  作者: 漆黒のメダカ
第四章 進級、二年生
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第40話 《確認》

ギルドで稼ぎはじめて3ヶ月が流れた。


コツコツクエストをこなし続けランクはDランクになった。


生死をかけた戦いが僕を強くしてくれている気がする。"気"がね。


学園での最近は戦いよりも学業重視になっていて、ずっと勉強していると体が鈍る。因みに、法律やらが退屈だ…。


「(このままいけばAランクになれるかもなァー!)」


と思いながら授業を受ける。黒板には何やら我が国の伝統文化が書かれている。伝統文化?知らねぇーよ。俺は"今"を生きているんだ!


ノートに写す作業を繰り返し授業が終わる。


「明日から連休だが、規則正しく生活するように。」


担任のありがたい言葉をいただき今日の学校が終わった。そう、明日から3連休なのである!


皆でさよーならしてから僕はまっすぐ帰宅へ。特に話す人はいない。進級したての頃にあった試験で共闘した2人とはあれから特に話してないのだ…。


スチャチャチャチャーと皆から気づかれないよう教室を出て、廊下を歩く途中


「よう!最近なんか雰囲気暗くねぇー?」


肩をがっしり掴まれ絡まれた。


「(ひぃい!)」


誰かと思えばいつしかのダリア・アーヴィングさんではないか。そう、1年の頃仲良かった。


「おぉ、久しぶり…」


「(なんか髪が伸びて大人っぽくなってる!こっちの方が好みだぞ!)」


なーんて観察していると彼女から会話をしかれられる。


「クラス違ってからあまり話してねぇ~な。てか体が一段と絞まりがよくなったな!」


おっ!この俺様の日々のトレーニング&実戦の結晶であるこの締まったら体!よくぞ気づいたぞ。


「そ、そうだろ~ダ、ダリア。」


「(なんだろう、久しぶりに会うと、名前が呼びづらいな…。)」


「ダリアは少し細くなったか?」


すかさず話を展開。


「そーなんだよ、最近は勉強がムズくてヤバイんだ!」


「なるほどね~まぁ、ノートに写しておけば振り返りしやすいよ。」


「なるほど~!ノートはテキトーにやってたからな…。勉強と言えば、あ!おーいロベリア~!」


彼女がなにを思ったのかは知らんが、視界に入ったロベリアをここに呼び出した。


呼ばれたのはロベリア・ニシェル。彼女もまた一年の頃仲良かったのだ。色々お世話になった。

名前を呼ばれた彼女は体をビクッとさせこちらに目を向けた。目がなぜかピカッと見開いていた。


「こっちこっち~」


ダリアに促されるままにこちらに小走りに近づく。


「ダリアにカイン君。こんにちは。」


こっちに一礼をくれて、会話の輪へ。


「カイン君と話すのは久しぶりだね。」


ニコッと笑顔をくれた。嬉しいッ!

と思ったのかはつかの間。ロベリアもダリアが開幕早々話し始めた。


2人はニコニコしながら楽しそうに話している。見ないうちに仲良くなったもんだ。僕は嬉しいよ。


しかし、気まずい。女子トークに花を咲かせている間僕は二人を交互に見てテキトーに笑みを浮かべていた。


「そうそうカイン、ロベリアも勉強が苦手でよぉー、よく一緒に勉強してるんだよね。」


「そうなんだよね~。」


「へぇ~」


反射で返事がでてきた。


「でさ、カインに休みのとき勉強教えてもらえないかなって。」


なるほど?男女1:2で勉強会。悪くないね。一対一は浮気だけどね!


「別にいいよー」


『やった!』


てことで勉強会をすることになった。因みに私、結構出来ます。イエス!


「…てことがあって、女の子と2人なんだけど勉強会することになったんだけど良いですか?」


一応エリーナに伝えておく。


「ん~、まぁ、寛大な私は許可してあ、げ、る!その代わりに残りの休みお出掛けね!」


「ありがとう。」


寛大なエリーナ様は許可してくださった。もしエリーナと僕の立場が逆だったら僕は許可しないだろう。


てなわけで!課題を一式バックに詰め、いざ、ダリア邸へ。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「お邪魔しまーす。」


翌日になり、僕はダリアの家へ勉強に来てた。前に一度行ったので道は覚えていた。今回で2回目だ。


「いらっしゃーい!」


「こんにちわ」


すでに2人は勉強してたらしく、机にノートが広がっていた。


「カインーここわかんないー!」


「カイン君ここも~」


始まってみれば質問の嵐。2人は基礎があやふやで、分かりやすく図等で説明してやると、理解してくれる。


意外なことにダリアよりロベリアのほうが苦手らしく、応用がめっぽう弱い。一から紐解いて丁寧に解説すると、うなずいて筆を進める。幸い、呑み込みが早いので壊滅的ではない。


結局課題はあまり進まず2人を観るこが役割となっていた。数時間経ち集中力が切れてきたところで勉強を止め、雑談などをしてからお開きになった。


「今日はありがとう。」


「お役に立てて嬉しいです。」


帰り道、必然とロベリアと2人きりに。


「ところで、さ、腕上げたね。」


ロベリアが回り込んできて話し始める。


「最近は戦闘訓練ないけど、何かしてるの?」


むむ、さすがロベリア。一見して変化がないように思えるが、このカイン!進級してからすこぶる調子が良いのだ。今なら世界征服できそうだぜ。


「まぁ、ついこの間から実戦を。」


「腕、観て上げようか?」


「お願いします。」


こうして、僕とロベリアは学園の闘技場へ。剣を手に取り模擬戦を。


「では、」


僕は構えロベリアを見る。ロベリアも構え受けの体制に。なるほど、こっちから仕掛けろと。


ハムストリングスから腓腹筋辺りに魔素を溜め強化を発動。ロベリア一直線に飛びかかる。


よれを見越した瞳で剣筋をずらされ交わされる。

すかさず追撃を入れるがどれも交わされる。2、3撃振ったところで反撃が。


勢い良く剣を弾かれ胴ががら空きに。だが集中だ。体をひねれば避けれる間合いだ。


横に振られた剣撃に間一髪で下がり避け、反撃の一手を魔力が流れるように振るう。


「(当たる!)」


回避不可なまでに相手の間合に入り捉えた…と思ったが目の前にロベリアが消えた。あのときと同じだ、高速移動!


すぐさま体制を整え剣を構える。どこから来るかわからない。眼を開け、耳を澄ませ!


行きを整え集中するが心臓の音がうるさい、なにも聞こえない。邪魔だ、だんだん早くなる、おかしい。


「………………」


「フゥー」


「ひゃぁ!」


いきなり耳に行きを吹き掛けられ体が跳び跳ねると思ったが体が動かない。


気づけばロベリアの腕が僕の体に絡み付いていた。


「な、なにを、ロベリアさん。」


「なにって、戦闘できないように体を押さえてるの。降参?」


降参って、なにもそんなことしなくてもッ!色々当たっているし顔が近い、体が熱い熱すぎる。心臓も高鳴る一方、壊れそうだ。


「こ、降参だ、参りました!」


「ンフフ」


ようやく体が自由になり心臓と体温が落ち着いた。


「凄くよかったよ、私の想像以上だったよ。」


ロベリアから称賛された。嬉しい。


「でもさすがロベリア。ものすごく強いね。」


「カイン君ももっと強くなってもらわないとね。」


「精進します。」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



一戦交え終わり家の近くへ。


「僕はここで。今日はご指導ありがとう。」


「いえいえ、こっちも勉強教えてくれてありがと。」


ロベリアと別れを告げ別の方向へ。


「あ!カー君!」


歩き始めてすぐ、エリーナの声が。出掛けてたのかな?


「ただいま。」


「お帰りー!」


2人で手を繋ぎ家へと向かった。

今回の話しははどうでしたか?


良ければ感想などをいただけると幸いです。

やる気が“グワァー”と湧いてきます。


呼んでいただいて感謝です。

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