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僕が考える最強剣士  作者: 漆黒のメダカ
第四章 進級、二年生
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第39話 《大蛇討伐》

僕は冒険者ギルドの前に立っていた。今日はギルドにある買い取り場で先日行った実践授業で倒した魔物たちの爪や牙を売りにきた。


いざギルドへ!


「銀貨36枚です」


「あ、はい、」


牙やら爪やらを売ったが、状態が悪かったらしくあまり高値で買い取ってもらえなかった。


「ま、まだ買えねぇーか。」


虚しい気持ちのまま気分を奮い立たせるために指輪を売っている店へ行く。明確な目標を知っておいた方がいいと思い、勇気を振り絞っていざ入店。


店内にはごつい警備員がこっちを見るなり駆け寄ってくる。


「(なななななんだ!た、戦いか!?)」


「ここはぼくがきても買えるものはないよ、さっさと出ていきな。」


僕が学生だから指輪は買えねぇだと!?なめてくれるじゃあねぇか。ここはビシッと言ってやろう。


「あ、あのぉ、お値段だけでも、どのくらいかなぁと。」


「もっと大人になってからな。」 


「結婚したい人がいるんです!!!」


目で訴えた。見てくれ!この決意の瞳を!


「わ、わかった。にぃちゃん悪い人じゃ無さそうだ。」


恐る恐る店の中央にあるショーケースの中を覗くと、そこにはキラキラ輝く宝石がはめられた指輪がズラリとならんでいた。


「ま、まぶしぃ…」


見とれている場合じゃない!値段だ!目指すべく目標金額!


「あぇ?」


想像していたよりも桁が、一つ、いや二つも多い…


「な、なるほど?」


あせるときじゃない。まだ安いやつが…………


どれも高い。この店がとびきり高いのでは?そもそも一般的な値段がわからん。これゃだめだ。


「お、お邪魔しました~」


撤退撤退!なめてたわ!


「にぃちゃん、覚悟が決まったらうちがとびきりの作ってやるから、頑張れよ。」


去り際にごつい警備員に囁かれた。


「ど、どもぉ~」


バイトの量増やすか...そうだ!



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「これで手続きは完了です。」


受付嬢の話を聞き終え、僕は早速以来を受ける。


「この薬草採取をお願いします。」


そう、僕は冒険者になった。バイトよりも手軽で短い時間でこなせるため手っ取り早い。


街の外れにある丘へ行くと、数人がちらほら薬草を採取していた。そこに混ざり、薬草採取を。


ギルドから薬草の種類が載った紙を渡されたので、順調に集まっていく。気づけば袋いっぱいになっていたので、もう帰ることにした。


「銅貨100枚です。」


報酬を受け取り帰ろうとすると、声をかけられる。


「君、新入りだね。」


声がする方を向くと、そのには3人組の冒険者がたたずんでいた。


「こんにちは。」


一応挨拶しておく。


「君が腰に備えてる剣、いい剣だ。剣士かい?」


「は、はい。学生ですが。」


「腕前は?」


「自信はあります。」


なんだか拷問されてるみたいだ。ダンディーな男に見られ視線が泳ぐ。


「そこで、私たちと一時的にパーティーを組まないかね?君の腕を見越してのお願いだ。獲物は王国外の森にでた大蛇。難易度はDだ。」


パーティー?それって、物語とかで出てくる汗水を共にかき、困難を乗り越え、ちからを会わせて敵を倒していく!


「お願いします!」


気づいたら返事をしていた。憧れがあったのだろう。


「じゃあ明日の朝5時にギルド前で。」


「はい」


「私の名前はシルバー・ランスよろしくお願いします。」


紳士のような丁寧な挨拶を受けると、他の人が挨拶していく。


「グインだ!よろしく」


「ザハンです。」


「僕はカイン・レオーネです。お願いします。」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



緊張するけれどワクワクの方が勝っている。ドキドキしながら時を待つ。時刻は5時前、そろそろ来てもいい頃。


ちなみにエリーナは最近手芸教室を通い始めたらしく、今日は午前は家にいないらしい。昨日ピンチになったら見方を捨ててでも戻ってこいと何度も言われた。


「おはようございます。」


ボーッとしているとメンバーに声をかけられる。


「おはようございます。」


全員揃ったので、いざ森へ。


道中メンバーと会話を弾ませる。どうやら普段は4人で依頼を受けているらしく、その1人が熱で動けないらしいので僕とパーティーを組んだそうだ。


グインさんは気さくなお兄さんで、ザハンさんは冷静でクールな人だ。まとめやくがランスさんでバランスのとれたパーティーだ。あと1人は知らないが。


「着いたぜ!」


そして目的地へ到着。目の前の森は深く草木が生い茂っている。なんかこう、〈冒険者〉って感じかする!


方向感覚が狂いそうな中、森の中を進んでいく。正直もうどこへいけば戻れるのかわからない。


「おい、あれ」


1人が皆をとめ、指を指す。指した方へ目を向けると...木々が倒れ、大きな獣道が出来ていた。


「こいつぁでけぇーぞ」


「進みましょう。」


獣道を辿っていくと辺りがじめじめしてきた。


湿地だ。そこらじゅうに水溜まりがあり、動物達が水を飲んでいる。


「おい、これ」


グインさんが見つけたのは、糞だ。


「おそらく大蛇の。」


「ここに古い脱皮した殻があるぞ。」


辺りに大蛇に関するものがあり、辺りを観察する。そういえば昔家の庭に蛇がいたよな~と思い出に浸っていた。


「(毎年蛇のすみかに脱皮殻が落ちてて集めてたな~って、まさか!)」


「蛇が現れたぞォーー!!!」


ザハンさんの声が響き渡る。辺りを見ると、深い赤色の大蛇が森の隙間から顔を覗かせていた。体調は5、いや8mはあるか。


「ここは大蛇のすみかだったんだ!!」


速やかに全員まとまり大蛇の方へ構える。


大蛇はこっちを睨み出てくる。開けた場所へ誘き寄せ迎え撃つ。


「打て」


合図と共にザハンさんが弓を放つ。目を狙った矢が命中。大蛇がよろめく。そして3人が前へ飛び出る。


僕とグインさんが引き付けランスさんが首を切断する作戦。蛇は毒牙がある口としっぽの二つだけが怖い。


ランスさんは木へ登り決定だを狙う。太く筋肉がつまった身体に致命傷を与えるには筋肉の繊維を見極め冷静に斬らなければならない。


グインさんが大蛇に剣を打ち付けるが、踏み込みが浅い、跳ね返されて身体をふらつかせる。その隙を蛇が口を開けてグインさんを飲み込もうとする。


「やべ!」


この体制じゃなす統べない。


それをみて僕は足に魔力を流す。一般人は魔素を貯めて放つと言う概念が定着していない。その部位にたまっていた魔素を放つしかないのだ。


僕は足に魔素を集中させ、驚異のスピードで蛇の頭上に飛び、叩き落とす。


地面に叩きつけられた大蛇はグインさんを飲み込む前に口を閉じる。


その場を素早く去り体勢を立て直す。


「助かった!」


「どうも!」


よろめいた大蛇にもう三発矢が突き刺さる。素の隙に正面をグインさんが走り、大蛇の攻撃を躱す。


僕は背後に回り尻尾を切り落とした。


鳴き声を上げぼくの方を睨み噛みつく。


噛みつかれる瞬間、大蛇の下顎と地面の隙間に身をしゃがめて入り、喉元を切り裂く。さすがに動きが鈍くなり喉から血が吹き出す。


その隙を狙い、ランスさんが木から飛び降りる。


蛇の首上に落ちてきて、剣を抜く。気づかれないように攻撃を止めない。そしてランスさんが大蛇の首とすれ違うと、鞘から剣を抜き、首を切断する。


大蛇の首から献血が吹き出し、その場に倒れる。


「素晴らしい抜刀術でした!」


僕はランスさんに駆け寄り目を輝かせる。


「君もなかなかやりますね。」


抜刀術。鞘から剣を抜き出し、はじめの一撃で決着を着ける。僕も何度かやってピンチを切り抜けたことがあるがこの人のはなかなかのものだった。


「お前らよかったぜー!!」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「金貨36枚です。」


依頼の報酬を受け取り、山分けをする。1人金貨9枚だ。昨日の雑草取りより比べ物にならないほどに良い。


「また機会があれば一緒にどうです?」


「喜んで!」


こうして大蛇討伐が終わった。たまにやるのも悪くないな。

今回の話しははどうでしたか?


良ければ感想などをいただけると幸いです。

やる気が“グワァー”と湧いてきます。


呼んでいただいて感謝です。

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