第34話 《帰国②》
「今日はこの辺で休みましょう。」
イザベルさんの提案で、今日寝る場所が決まった。カンヘビア王国を出発してから数時間経ち、辺りはすっかり暗くなっていた。
ロベリアとイザベルさんには荷台の運転席側で寝て貰い、僕は出口側で寝る。
女二人に男が一人。気を遣わなければならない。
ロベリアとイザベルさんはあまり話さない、って両方無関心みたいだ。僕も操縦してて話しかけずらいので馬車の中は静かだった。
「ご飯の支度をするね。」
ロベリアがそう言い馬車を出る。イザベルさんから荷物の内容を聞いたそうだ。
「酔ってないですか?」
イザベルさんに聞く。
「大丈夫。」
そう答えられた。
ロベリアの手伝いをしに外へ出ると、蒔きに火を起こしていた。
「食材はここに置くね。」
ロベリアの近くに適当な食材を起き何を作るのか訪ねるたと、カレーを作ると言った。
カレーなら野菜を切る必要があるから、野菜を切って手伝うことにした。
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ご飯を食べたら支度をし、寝ることに。寝袋にくるまり夜を過ごす。馬車の中は快適だ。
朝を向かえ再び馬車を出発させる。
行きよりも早いルートを進み今日にはつく予定だ。
特にすることもないので、昼寝したり景色を見たりして時間を潰す。僕は基本操縦なのでやることがない。
ひたすら走らせ、日が傾く頃、ついにバタンニ王国が見えてきた。
「見えてきましたよ~!」
寝ていた二人に伝え、入国する。そのままバタンニ王国にある馬車乗り場に馬車を返し、馬車を降りる。
「ついにつきましたね。」
「久しぶりだね!」
「色々あったわ。」
みんなで見る伸びをして、学園近くまで行く馬車に乗り換える。
そして数日ぶりに我が家に着いた。
「ただいま~!」
勢いよく扉を開け家にはいると、「お帰りぃ~~!!」と言ってエリーナがおもいっきり抱きついてきた。
「どうだった?」
「ためになったよ。」
抱き合いながら会話をする。久しぶりの我が家だ、ほっとする。
とりあえずお風呂に入り、夕食を取る。エリーナには今日帰ると伝えていたので、一緒に食べた。
この数日間の出来事をエリーナに伝えていく。
「...そんなことがあったんだね..。」
「うん、僕の力不足だった。」
僕はカンヘビア王国で起きたことを話していった。
「サファイアか...。」
「聞いたことある?」
「しらないな~。」
「だ、け、ど!女の先輩と二人っきりで過ごすって、聞いてないんですけど~!!」
「それは、本当にごめん!不快にさせてしまった!」
そうだよな、エリーナが他の男と一緒に過ごすってなると不安で仕方ない。
「(そういうところが僕には足りないな...。)」
僕は深く反省する。
「だけど、カー君が私以外の女にメロメロになるとは思えないな!」
「おっしゃるとうりです!」
「まぁ、よかったんじゃない?身内みたいな人が増えて。」
「うん、助かった。」
「今度は私もカンヘビア王国につれてってね。」
「うん、色々な所を一緒に観光しよう。」
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「おはよう、カー君。」
朝、エリーナの声で目覚める。やはり叩き起こされるより一億倍良い。
目を開けると目の前に天使、いやエリーナが見つめていた。
「おはよう..エリーナ。」
昨日はエリーナと一緒に出掛けて、今日から学園が始まる。僕は二年に進級する。
あさご飯を食べ、歯を磨き顔を洗う。制服に袖を通しいざ学園へ。
「学園は久しぶりだな~。みんな元気かな~。」
学園に着き早速クラスを確認する。
「カイン・レオーネは...あった!」
僕は二年Cクラスに配属されていた。
他に誰がいるかな~。
クラスのメンバーを見ていく。
「...。」
「え~と...。」
知ってる人がいない!!!
ロベリアもダリアもセシル君もイザベルさんも、ついでにザック君も。
「ぼっちじゃん..。」
去年積み上げてきた友情が一気に無に返った気がした。この一年間、また新しい友達が増えると、ポジティブに行くことにした。
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