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僕が考える最強剣士  作者: 漆黒のメダカ
第三章 王国の危機
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第33話 《帰国①》

僕の朝は早い。明け方にたたき起こされ朝食を食べる。食べ終わったら色々と支度し早速稽古。家の敷地内を駆け回り、イザベルさんと剣を打ち付け合う。


最初はきつかった。だって朝は苦手なんだもん。


だけど、それでもイザベルさんがおもいっきりたたき起こしてくるので身体が"起きないとまずい!"と反応し、スムーズに起きれるようになったのだ。


でもこの生活も今日で終わり。そろそろ僕の故郷、バタンニ王国へと帰らなければならない。


エリーナに会いたいしね。


カップルはお互いに干渉しすぎると長引かないとあるが、まぁ僕とエリーナはあまり干渉してないな。


「あぁ、エリーナが恋しいよ...」


僕はエリーナを思う。


「ハァァーア!」


「ウゴッ!」


イザベルさんの攻撃が顎にかけてきた入る。集中してなかったがために、攻撃を食らってしまった。


「勝負に集中しなさい。」


思ってたことを言われてしまう。


「いくわよ!」


イザベルさんの踏み込みはやはりすごい。初対面の時は捉えられなかったが、日々の積み重ねの結果か、目に追える。


ボクも剣を構え見極める。


相手は腹辺りに剣を斜め下から上に振ってきた。


それに対応すべくその場から半歩下がる。空振った攻撃が放たれた後、すぐさま相手の顎目掛けて剣を振るう。


「(さっきのお返しだッ!)」


摩素を剣に流し放つ。摩素が発光し剣が輝く。


しかし、剣が顎に直撃する前に身体をひねらせバク宙で避けられた。攻撃が相手の前をかすむ。


だが相手が着地する前に叩くべく、僕は助走し着地するイザベルさんに攻撃する。


「ギィンッ!」


僕の攻撃を見切ってか、タイミングを合わせて剣を構え弾かれた。弾く衝撃で相手が後ろに飛び僕との間がうまれる。


「今勝ったって思ったでしょ。動きが読みやすかった。」


イザベルさんからの指摘を受ける。


「うっ、図星です...」


再び構え互いに相対する。体感時間が長いように感じ、周りに落ちる木葉がゆっくりと舞う。


「ッ!」


攻撃を仕掛けた瞬間、相手もこちらに近づく。


相手とあと数十cmの間まで詰め、剣を全力で振るい、剣が脇腹を捉え攻撃が入る。


「(当たった!)」


だが、攻撃が当たると同時に相手の攻撃が僕のみぞおちに直撃した。


「ガハッ、」


両者その場にうずくまる。


「はぁはぁ、ここまでにしときましょう、結構いい動きだったわ。」


「あ、ありがとうございます。」


今日の稽古はいつもより早めに切り上げられた。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「やぁ、」


「カイン君!」


稽古を終えたあと、ロベリアのところに行っていた。


「私、今日退院できるって。」


「本当に!?よかったね!」


ロベリアが満面の笑みで笑う。僕も思わず手をたたいた。


「それで、ロベリアはいつ学園に戻るの?」


「そうだなぁ~、学園が始まる時には戻りたいけど...。」


「カイン君はどうするの?」


「僕は今日戻るよ。」


「そうなんだねー、私も一緒に戻ろっかな?」


「うん、全然いいよ。けど、僕の他にも人がいるけどいい?」


「うん!ありがと!」


なんとロベリアと一緒に帰ることになった。運がいい。イザベルさんも許してくれるだろう。


その後もロベリアと何気ない会話をした。


「じゃあ四時に馬車乗り場に集合ね。」


「うん、またね。」


僕はロベリアに手を振り病室を後にした。


約束の時間になり、馬車乗り場にきた僕とイザベルさん。ロベリアが来るのを待っていた。


イザベルさんは好きにしてといい、ロベリアが来ることを了解してくれた。僕とイザベルさんがいま生きれているのはロベリアのお陰だと教えておいた。


「本当に来るんでしょうね?ちゃんと集合場所教えたの?」


「教えた...はず...。」


なんか不安になってきた。


「先、馬車取ってくるわね。」


イザベルさんは飽きたのか行ってしまった。一人で待つこと数分、ずっと入り口を眺めていたら見覚えのある青い髪が人混みの中でもピョコピョコ跳ねていた。


「(あれは)」


馬車乗り場は混んできて人が多い。このままだと押し戻されそうだ。


「ちょっとすみませーん..」


人混みをかき分けロベリアの元へ。近くで見るとやはりロベリアだった。僕は手を伸ばしロベリアの腕を捕まえる。


「わぁ、カイン君、遅くなってごめんね。」


「いいよ。じゃあ、いくよっ!」


ロベリアよ腕を引き人混みから救い出す。そのまま外に出てイザベルさんが取ってくれた馬車に乗る。


「先輩ー、来ました。」


ここで初めてロベリアとイザベルさんが会う。


「あ、どうも。カイン君の友達のロベリア・ニシェルです。」

 

「どうも、イザベル・シロンです。あの時は助けてくれたそうで、ありがとうございました。」


「いえいえ、こちらこそ馬車に乗せて貰いありがとうございます。」


二人が挨拶してる間に僕は手綱を持ち馬車を操縦する。なんか二人が話している間に入るのは気まずい。


「じゃあ、主発しますよ。」


僕たちはバタンニ王国へと馬車を走らせた。

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