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僕が考える最強剣士  作者: 漆黒のメダカ
第二章 再生魔法を求めて
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第15話 《目的地》

「先生!僕に馬車の扱い方を教えてください!」


「急にどうした?」


「なんか楽しそうだなって、」


「まぁいいが、」


「ありがとうございます!」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



旅に出てから半月が経とうとしていた。


もうそろそろバルッセ王国に入るらしい。


「この森を抜けたら王国が見えてくるぞ。」


「ついに到着しますね。」


「長かったな。」


「楽しかったです。」


森を抜けた先には広い草原にがあり、王国に向かって大きな川が流れている。


「これがバルッセ王国..キレイだ。」


自然と共存しているかのような風景で、思わずそう呟いてしまった。


「早速知り合いの魔法師に会いに行くぞ。」


王国に入国してから数十分後、王国の外れにある古い建物に着いた。


「ここに、再生魔法使いが...」


「邪魔するぞ。」


先生が扉を開けて家に入っていく。


慌てて僕はついていく。


「おお!アナちゃん!久しぶり!」


そう言って階段から降りてきたのは、輝くような金髪にいかにも魔法使いっぽい服を着た女性だ。


少し幼い雰囲気で背は低め、明るい人だ。


「そこの坊やは、彼氏!?」


「手紙を送っただろ。」


「あーそうだっけ?」


「まぁいい、早速だがお前に頼みがあるんだ。」


「頼みって?」


「この少年の腕を再生魔法で治してやってくれないか。」


「なるほど?」


「出きるか?」


「…まぁアナちゃんの頼みだから聞いてあげるよ。」


「じゃーそこの君、腕を見せて。」


「はいっ!」


右腕の包帯をほどき、彼女に見せる。


「ありゃりゃ、こりゃひどいね~。回復魔法で痛みは抑えていても損傷が激しい。」


「なにかで叩きつけられたって感じだね。」


「治せそうか?」


「まぁやってみるよ。出きる限り尽くす。」


「どのくらいかかる?」


「この子の頑張り次第?つまりわからない。」


「わかった。」


「レオーネ、私は仕事があるので当分合えない。そこにいるエリーナに面倒見てもらえ。」


「じゃあ、これから用事を済ませてくる。今晩またここに戻ってくる。」


「オッケーェーイ、バイバイ!」


「先生、ありがとうございました。」


先生が出掛けていった。


「で、君はレオーネ君?」


「はい、カイン・レオーネです。よろしくお願いします。」


「よろしくー。」


「じゃあ早速だけど、再生魔法をかけてみるね。」


「...お願いします。」


すると、エリーナさんは呪文を唱え始める。


「我が魔素よ我の命に答え対象に再び起き上がる許可を下せ、ダナゲンニィス。」


すると、腕に魔方陣が現れ光に包まれていく。


腕は一人でに動き出し再生しようと試みるが...


「ありゃりゃ、これゃダメだ。」


「つまり、?」


「失敗。」


「傷が古いのと、君の魔素が足りない。」


「治すにはどうしたらいいんですか?」


「まず、君が保管できる魔素の量を増やして魔素の扱いを精密にする。それからだね。」


「再生魔法は、才能がある人のみが発揮できるからまぁできないのが当たり前だよね。」


「なるほど、僕に才能はあるんですか?」


「再生できるだけの才能はないが...」


「じゃあ、なぜ治せると?」


「私は今日から君に才能を教え込む!」


「つまり修行だ。私は再生魔法を受けられる肉体を作る方法を知っている!すごいだろ。」


「そんなこと、可能なんですか..」


「私だけの能力だ。」


全力のどや顔を見せてきた。


「では、これから!再生魔法を受けられる肉体にする修行を始める!」


「(テンポが早いな...)」


「ではまずカイン君、君はカー君だ!」


「カー君!?」


「で、私のことはエリちゃんと読んでいいぞ☆」


「エリ..ちゃん!?」


「さぁエリちゃんと読ぶんだ、カー君。」


「エ、エリ、ちゃん...さん」


「試験は始まってるぞ!さぁ早く!」


「エリちゃん!」


「よろしい!次は身体強化魔法をかけながら王国外周走ってこい!」


「ふぇ?」


「あの、もう一回いってもらえませんか?」


「誰に向かって?」


「エリちゃん、」


「王国外周を身体強化魔法をかけて走る」


「期限は日が落ちるまで、外周してる間に止まってはだめだよ。まずは一週いこうか。」


「これができなかったらカー君の腕は一生治らないぞ!」


「本当に?」


「さぁ行け!」


「分かりました...」


追い出される感じで家を飛び出し、走り出す。


「(バルッセ王国って結構でかいよな?まぁとりあえず王国の周りを囲ってるお堀を目印に走るしかない!)」


足に身体強化魔法、硬化魔法をかけ、全力で走る。


この日をさかいに、地獄のように過酷な修行が始まったのだ。

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