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僕が考える最強剣士  作者: 漆黒のメダカ
第二章 再生魔法を求めて
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第14話 《生徒と教師》

「空き部屋は一つしかありません。」


「一部屋か..」


先生がこちらを向く。


僕は全力で頷いた。


「じゃあ一部屋お願いします。」


「分かりました、では手続きを…」


先生が手続きを終え部屋に向かう。


宿は、一階が受付で、二階と三階に部屋がある。


今回泊まる部屋の前に着いた。


鍵を開け中を覗く。


部屋は清潔で以外に広い。窓が一つあり、小さな机と椅子がおいてある。大きなベットが一つ部屋の真ん中に、


「(やっ、やった!今夜はベットだ!)」


「じゃあ晩御飯を食べに行くか。」


「ッッ!」


僕は重要な事実に気づいてしまった。


「(ベットが...一つしか...ない!)」


その瞬間、僕は頭を回転させる。


「(先生は旅の間、ほとんどの魔物を倒しているので疲れがたまってるはずっ!)」


「(僕もベットで寝たいが、圧倒的先生に負担がかかってるはず、先生に癒しをあたえるんだ!)」


結論、僕は譲ろうという方向に決定した。


「レオーネ?行くぞ。」


我に返ると、先生がこちらを心配そうに見つめていた。


「え?は、はい!」


僕と先生は、夜ご飯を食べに出掛けた。


丁度いい感じの居酒屋を見つけ、入ることに。


「なんか食べたいものがあったら頼めよ。」


「ありがとうございます。じゃあ、唐揚げが食べたいです!」


「他には?」


「(他か、ここでどんどん頼んだら先生に申し訳ないな。ここは先生に預けたい。)」


「じゃあ、先生のお勧めがたべたい!」


「わかった。こちらで頼んでおくな。」


しばらくすると、複数の美味しそうな料理が大皿で届いた。


『いただきます、』


僕は様々な料理を食べていく。


どれも美味しい。


先生は、お酒を結構飲んでいた。


「先生は騎士団で働いてたんですか?」


会話のキャッチボールを仕掛ける。


「ああ。働いてたぞ。」


「前に地位が高いって行ってましたけど、どのくらいなんですか?」


「騎士団のなかじゃあえらいほうかな?」


僕はその後も、適度にボールを投げ続けた。


時間が経つにつれて、先生の顔が赤くなっていく。


『ごちそうさまでした。』


僕たちはご飯を食べ終え宿に返る。


宿に着くと、先生は居酒屋で買ったお酒を飲みながら豚串を食べていた。


「レォ~ネェ~シャワーでも浴びてこい。」


「そうさせてもらいます。」


一階にあるシャワー室に行く事にした。


シャワーから返ってくると、そこには顔を真っ赤にした先生が出迎えてくれた。


「遅かったじゃあ~ないか..ひっく」


「ナンパでもされてたかぁ?」


近付いてきて、肩に腕をまわされる。


「残念なことにされてないですよ。」


「(酒臭い。てか、先生酔ったら大分変わるな。)」


「先生、飲みすぎですよ。もう寝ましょう。」


「(足がふらふらしてるので、シャワーにいけないな。)」


「れお~ねぇ~お前には感謝してるぞ?お陰で私は仕事をせずにぃ旅行にいけたからなぁ~、」


「どうもありがとうございます。」


「お前を見てると、グレンを思い出しすしなぁ~」


そう言って先生は僕に抱きつき、ベットに押し倒された。


「(グレン?僕のおじいちゃんの名前じゃん。先生と知り合いなのか?)」


「先生、ちょっ、どいてください」


「グレン~!」


先生は抱きついたまま顔をスリスリしてきた。


「痛い!痛い!ってか、力強!!!!」


懸命にもがくがびくともしない。


左手しか使えないのも相まって、先生の抱きつきから抜け出せない。


すると先生は寝てしまった。


僕は諦めて寝ることにした。


「(まぁ、ベットの上で寝れてよかった。)」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「うわぁぁぁぁぁぁあ!」


僕は先生の叫びで目を覚ました。


「どうしたんですか?」


目を開けると、顔を真っ赤にした先生が慌てた様子で馬乗りになっていた。


「わわわわわ私は、生徒になんてことを!」


「おやようございます...先生。」


「レオーネ!昨日なにがあった!?」


「(...なるほど、先生は僕を襲ったと勘違いしてるんだな。)」


少し先生をからかってみようと思った。


「先生ぃ、昨日はぁわ、激しかったですねぇ、(抱きつきが)」


「ッッ!」


「…内緒にしてくれっ!頼む!」


先生は全力で土下座をした。


「(ちょっとやり過ぎたか?)」


「じょーだんですよ先生。昨日は抱きついてベットに押し倒しただけですよ。」


「え?…それはそれで問題では?」


「僕は大丈夫ですよ。」


僕はベットから起き上がろうとするが...


「いたたたぁっ、あれ?」


うまく起き上がれない、右腕も昨晩より悪くなっている。


「す、すまない。たぶん私だ。」


「あ~、抱きついたときに折れたんですね。」


「私はなんてことを...。」


「治癒魔法をするから、ごめん。」


「ありがとうございます。」


「...。」


「...。」


「先生、貴重な体験、ありがとうございました。」


「バシン!」


少し強めに叩かれた。


少し気まずい雰囲気の中、朝食を食べることに。


「先生、グレンとはどういう関係なのですか?」


昨夜から気になっていたことを聞いてみる。


「..なぜお前が、グレンのことを私に聞く?..」


「だって昨日、僕を見てるとグレンを思い出すって、」


「そうか、まぁ、昔の知り合いだ。」


「へ~」


これ以上は話してくれなかった。


おじちゃんとはたまぁ~に会うぐらいの仲だ。


朝食を済ませ、再び旅に出る。


目的地のバルッセ王国までは一気にいくらしい。


「では、出するぞ。」


先生が手綱を引き、馬車が動き出す。


「(ヤンバス王国、いいところだったな。)」


僕はだんだん小さくなっていく王国を見ながら別れを告げた。

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