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幽体離脱を通じて外界の惑星を旅行した人間の生存話


 第二十四話 太陽系歴史博物館


 私は、ジェティとともに、太陽系歴史博物館をしばらく訪問した時を除いては室内にだけ滞在した。 室内でグレーと会話をすれば、無料せず、映像を通じても惑星の事情を観察することができる。 私はジェティとグレーたちと一緒に過ごす生活に満足するが、私の未来がどのように展開されるか気になる。 そして太陽系博物館の地球室にはどんな資料があるかどうか気になる。


 宇宙人たちはなぜ私をここまで拉致してきたのであろうか。 普通のグレーができる平凡な仕事を任せようと私を拉致しなかっただろう。 疑問がますます大きくなっていた時期に私に再び太陽系歴史博物館を訪問するチャンスができた。 今回は地球室を集中的に観察したい。 前に目撃した太陽系室の姿は驚くほど事実的だった。 地球室にも非常に具体的で事実的な資料が満ちているだろう。 私に見慣れたシーンも多いだろう。


 もしかしたら長い時間前の地球の風景と人間世界の姿を見ることできるかもしれない。 現代の人間が知らない情報も多く含まれているだろう。 人類の歴史記録の中にはあいまいに表現されたり、議論の余地がある部分が多い。 自国民に自負心を植えつけるために真実を歪曲した部分も多い。 惑星人が収集した資料の中には、そのような歪曲を正すことのできる資料があるかもしれない。


「ジェティ、あなたは、地球から収集した資料を全部見ましたか?」


「他の惑星人に比べて多く見た。 しかし、地球局と太陽系博物館に保管された資料は非常に膨大だ。」


「太陽系博物館は、一つだけですか。すべての惑星人がそこを訪問しなければならないんですか?」


「宇宙博物館が数カ所に分散されており、博物館を直接訪問しなくてもネットワークを通じて博物館の資料を検索することができる。」


「私は今回に地球室を集中的に観覧したいです。」


「惑星人も博物館に来ると地球室でほとんどの時間を送る。」


「地球室にはどんな資料が展示されていますか?」


「主に地球の生態系と人類文明に関する資料だ。」


「誰でも博物館を観覧することができますか?」


「惑星人は自由に観覧できる。 しかし、一般人よりは勉強する若者、科学者、教育機関と文化機関従事者、広報機関従事者らが頻繁に訪問する。」


「グレーも博物館を訪問しますか?」


「彼らは自分の業務と関連してきっと必要な場合だけ訪問する。」


 グレーが博物館を訪問しない理由は何だろうか。彼らは自らの発展のために努力する必要がなく、時間的余裕がないかもしれない。 とにかく惑星人には高級な情報と知識が無制限に提供されるが、グレーらは作業に必要なだけの知識と情報だけが提供されるわけだ。 人間世界でも奴隷たちには学ぶことが認められなかった。 奴隷たちがとても博識ば、統制が難しいとみたからだ。 惑星人もグレーがとても博識になることを嫌やがるかもしれない。


「惑星では、グレーの博物館の出入りを統制しますか?」


「グレーも博物館に自由に出入りすることができる。 オンラインでもいくらでもアクセスできる。 でも自分の業務と関連されたことでなければ関心を傾けていない。」


「グレーは自分の業務と関連していない知識と情報は使い道がないと思いますね。」


「グレーは自己発展のために悩みしていない。 彼らの頭脳の容量は多くの知識と情報を吸収することもできない。」


「頭脳の力量が制限されたグレーが太陽系を探査して人間を相手に生体実験までしますか?」


「彼らは特化された作業だけを遂行できるハードウェアとソフトウェアを備えた。 しかしメモリ容量を拡大すると、グレーたちの頭脳と業務力量を拡大させることができる。」


 コンピューターは引き続き進化されて計算能力、メモリ能力の面では人の能力を上回ったが、創造的なことは限界がある。 そしてコンピューターは感情がなくて褒めても好まず単純作業を繰り返しても不平しない。 グレー外界人もロボットとコンピュータのように単純作業だけを遂行しているようだ。 そして自分の業務能力を向上させるために自ら努力せず、その必要性を感じない。


 地球の満月のように丸い月が室内を明らかにした日ジェティは休暇を離れると述べた。 惑星人は休暇をどう送ろうか? これらも暑ければ海で避暑して寒いときは暖かい所に旅行を出て行くかね? ジェティが休暇を離れると、私は何をすべきか? 私は一人で惑星のいろいろな所を自由に旅行したい。


「惑星人は、休み期間中に何をしますか?」


「惑星人に休暇は休むのではなく、めあたらしい仕事をする時間だ。 家族と親戚に会ったり旅行をしたり医療機関で体調を点検する。 新たな分野に対する見識を広げるため、教育機関を訪れる惑星人が多い。 太陽系歴史博物館は休暇を迎えた 惑星人がよく訪れる場所だ。 若者たちは宇宙旅行をして老人たちは、休み期間中に子孫たちに会ったり、ボランティア活動に参加する。」


「ジェティは、休暇期間中に何をする予定ですか?」


「先にあなたを太陽系博物館に連れて行くのだ。 その次は私の故郷に連れて行き惑星人がどのように生きているのか見せてくれるだろう。」


 ジェティはありがたくも私をために、自分の休暇を使用しようとしている。 博物館を観覧させた後、自分の故郷に連れて行って住民たちの生活ぶりを伝えようとしている。 私には惑星を理解することができる良い機会である。 これまで室内で惑星に関する情報をこまめに収集しているが、百聞は一見に如かずと話した。 惑星住民たちの生活と文化を理解するためには彼らの世界に深く入らなければならない。 そして私は惑星人が知らない人の世に関する知識と情報を持っている。 惑星の住民らに、人の世の話を聞かせて、意見を分けたい。


 ジェティの休暇が始まる日私たちは、太陽系歴史博物館に向かった。 エアカーに乗って森で取り囲まれた博物館に到着した。 惑星の移動手段は重力の抵抗を弱めるよう軽い素材で作られており外部からパワー供給を受けるから大きさが小さい。 地球のタクシーは運転者、燃料とエンジンなどが搭載されていて大きくて重い。 丈夫な鉄の塊で作られたそのような運送機関は空を飛んだりも難しい。 彼に比べてメリオン惑星の運送手段は軽く、スリムな形態である。


 天気は初夏の天気のように暖かい。 若干の風が吹きますが、ほこりが飛ばされない。 美しく整備された屋外庭園には始めて見た花々が華麗な姿を誇って背の低い木には実がぶら下がっている。 惑星の土質も草木の生育に適したようだ。 しかし、草木とその実の形は、地球と違う。


 地球室に入るには太陽系室を通過しなければならない。 この前に一渡り目を通してみたが、太陽の模型は依然としてめざましい。 模型を見ているだけでも熱い熱気を感じることができる。 その周囲を公転する惑星は太陽の光を反射して仄かな光を帯びる。 太陽の模型はダイヤモンドで作られて、地球と他の惑星も、宝石を使用して実際の姿に近いように作られた。 太陽系の天体たちが空を切って動く様子が地球で写真で接したものより生動感があふれている。


 地球室には多くの惑星人が入って来ている。 太陽は平凡な星に過ぎず、太陽系の他の天体たちも私たちの銀河でよく見られる普通のものたちだが、青い地球は違う。 惑星人は、地球に知能が高い生命体が住んでおり、容貌が自分たちのように美しいという事実のために地球と人間世界に対する関心が高いようだ。


 地球室の入口には、人間の成人男性と女性の模型が立っていて案内文もみられる。 案内文の内容をイヤホンでも聞くことができる。 その内容を見ると、惑星人が人間と人類文明についてどう考えているか知ることができる。 私はその内容を聞きながら人間として羞恥心を感じた。


「ここには地球と地球生命体の資料が展示されています。 地球は我々銀河辺境の太陽系に属する惑星です。 太陽系は一つの星と様々な惑星で構成されており、地球は太陽から三番目に近い惑星としてメリオンの惑星より若干小さく重力は3分の2に過ぎません。。 重力が小さいから、惑星人がそこに行けば、体がずっと軽くなります。


 地球が青いのは窒素と酸素など、大気があり、その表面が海と草木に囲まれているからです。 地球は人類が決めた時間単位で24時間に一度ずつ自伝をして365日に一度ずつ太陽の周囲を公転します。 一日の長さは我々の惑星の3分の2に該当して、一年の長さは半分ぐらいです。 そして地球の円周を一つの衛星、月が30日ごとに一度ずつ回っています。メリオン惑星から地球までの距離は私たちの時間として20光年、地球の時間としては40光年です。 そこで皆さんが今、望遠鏡で見た地球の姿は実際には20年前の姿です。


 地球は液体状態の水と大気が存在して適当な気温が維持されるため、ヒトを含めた多くの生命体が住んでいます。 地球の生態系はメリオンの惑星と非常に類似します。 70億の人間が大陸に散在して生活しており、その中には惑星人より背が高い種族もいて小さな種族もいます。 彼らはだいたい惑星人に比べて太った方です。 人間の体は頭とその下に付いた胴体、胴体に付いた両腕と両足で構成されていて惑星人とそっくりです。 広大な銀河系でメリオン惑星と地球はすぐ隣と言えるほど近いために類似性が多いです。


 頭の前の面に二つの目があり、鼻、口が一つずつ付いており、両側に耳が付いています。 頭の中に入っている脳が人間の思考と行動を調節するコントロールタワーの役割をします。 胴体には呼吸器官、消化器官、循環機関が入っていて呼吸をして血を循環させながら食べた食べ物を消化させる役割をします。 肉体の機能も惑星人とあまりにも似ています。


 人間はぐらぐらする両腕で物をつかんで、二つの足で歩いています。 胴体の下に排出器官が二つ付いており、その中の一つを生殖のための道具としても使用します。 地球人たちは体を支えるため、多くの食べ物をがつがつ食べて食べ物を占めるためにお互いに激しく喧嘩します。 獣の行動と別段変わりないです。


 地球人たちは賢明で美しいが、性格が粗暴で、欲が多いです。 彼らはとてもエゴイスチックであり、過度に快楽を追求します。 意外にも人間たちは、異性間の接触を快楽の最も重要な手段として使用します。 彼らは戦うのを好きで快楽に没頭するから人間世界では戦争産業や風俗産業が最も発達しました。


 宇宙に生命が存在する天体が多いが、地球はその中でも最も美しく豊かな環境を備えました。 それにもかかわらず人間はなぜそんなに利己的で貪欲なのか、疑問です。 人間の文明レベルはメリオン惑星よりずっとおくれているが、最近、恐ろしいスピードで発展しています。 私たちは人間が宇宙の平和と秩序を破壊するか、そして他の惑星の生命体を害するのかよく監視しなければなりません。」


 案内デスクを過ぎると大きな地球模型が見える。 他の天体たちのように地球も初めて形成された時は溶岩が流れる熱い火の玉だったが、徐々に表面が冷め、ついに様々な種類の生命体たちが生まれたと説明する。 惑星人は20万年前から地球を観察したというが、それ以前の地球の状況をどのように分かったのか。科学者たちはほとんどの惑星が埃とガスが凝縮された火の玉として誕生した後、徐々に冷えてガス惑星や岩石惑星となって最終的には消滅されると主張する。 地球型惑星も、それと似たような変遷過程を経るものとみなすようだ。 惑星の科学者たちも天体のライフサイクルについて同様に考えているようだ。


 地球模型に横には、月の模型が展示されている。 地球が自転をしている間、太陽光線を受ける地域は昼になってそうでない地域は真っ暗な夜だ。 地球の周りを公転する月が新月で満月に変化する過程も見ることができる。 地表面の上に航空機が飛び回って海には船舶が通っている。 あちこちに雲に覆われている姿が人工衛星で撮影した地球の姿と同じだ。 自転する地球模型の中で韓半島の姿が見えた。 私は急に家族と親戚の顔が浮上し、戦慄を感じた。


「ジェティ、地球の姿がとても事実的ですね。 いつ作りましたか。」


「長く前に作られたが、太陽系基地で過ごした情報をもとに、随時にグレードアップする。 今見えたことは、おそらく30年前に地球の姿だろう。」


 ジェティが言う30年は地球時間では60年に該当する。 それなら私が生まれる20年前の姿だ。 地球から40光年離れた太陽系外惑星で60年前、地球の姿を見るなんて本当に驚いた。 惑星で頻繁に地球を探査しながらこまめに博物館資料をアップデートしたという意味だ。 人間はメリオン恒星系の存在さえ知らないが、惑星人は地球の最近の状況を手にとるように観察している。 これらは地球のの中の事情についても詳しく知ってるか。


「あなたは地球の各大陸にどんな人が住んでいるか、人類歴史でどんなことが起こったか知っていますか?」


「地球局では、地球の特性と人間世界が回る大略的状況だけを注視するだけだ。」


「あなたは私がどこに生きているか知っていますか?」


「グレーたちがあなたにどの地点で会ったのか知っている。」


「地球には白人、黒人、黄色人種など、肌の色が他の人種が200個程度の大小の国家を作りながら暮しています。 私が住んでいたのはアジアの東側にある半島国家です。」


「地域毎に異なる人種が住んで歴史と慣習、言語と文化が違うという点も知っている。 惑星人は地球人のように多様ではない。」


「惑星人は同一の人種で、同一の言語を使用しますか?」


「古代世界では惑星人もお互いに孤立されたまま、それぞれ他の文化と伝統を持って生きたが、今は50億の惑星人が標準語を使用して、一つの文化圏の中で暮らしている。 外見もお互いに似ている。」


「人間の世は国家ごとに大きな差があります。 大国は宇宙開発に乗り出すほど、文明が発達したが、密林地域の原住民たちは数百年前の生活方式を固守しています。」


「人種間に互いに疎通にならなくてお互いに協力しないという証拠だ。」


「しかし、大国が文明を発展させれば、世界全域に知識と技術が拡散されます。 孤立した地域で昔の伝統を固執する種族たちも次第に変化を受け入れています。」


「人間たちもこれから一つの文明圏の中に吸収され、同じ言葉でコミュニケーションして、文明の恩恵を共に享受する統合の時代に進むべきだ。」


 最近、人間の世は急速に統合の方向に進んでいる。 わずか千年前までも欧州人と、東洋人は会うことも、疎通することもできなかった。 しかし、今は、世界情報が急速に拡散され、すべての人種が簡単に疎通する。 六の段階を踏めば、世界のどの国の人とも結びつきかねないという仮説も登場した。 アメリカ新大陸が発見され、東洋と西洋を結ぶ航路が開かれてから五百年だが、もう飛行機を利用すれば一日か二日ぶりに世界のどの地域でも到達できる。 このようなテンポで科学技術が発展してグローバル化が進行されれば、今後300年ごろには世界がひとつの文化圏に完全に統合されるのだ。


「地球村にも物質的に豊かな世の中が来るでしょう?」


「科学技術が発展して、宇宙で各種の資源を採取する時期が到来すればお互いに協力してすべての構成員が豊かさを享受することだ。 メリオン惑星の場合にも関わらず、宇宙開発がターニングポイントになった。」


「今まで大国が新技術を開発すれば、それが世界全域に広がり、人間の生活水準が向上して平均寿命も増えました。」


「技術が拡散されることは望ましいが、大量破壊兵器と人為的災害が広まっているのは問題だ。」


 惑星では、人間の利己主義が、先端科学と会うことを憂慮している。 そのような懸念を反映して地球室には人類の戦争史が詳しく紹介されており、兵器に関連された資料が多い。 人間が過ぎた50年余りの間、宇宙軌道に打ち上げた人工衛星や宇宙船の映像も見られる。 惑星人は人類が短い時間に宇宙開発で得た成果に驚きながら、殺伐とした戦争が宇宙空間に拡大されていないか、警戒する。


「地球の大国らは、月に基地を建設して資源を採取する計画を持っています。」


「宇宙空間には無限な資源が存在する。 生命体が生息していない天体で資源を採取することができるようになれば、人間世界でも領土についての欲張りと葛藤が減るだろう。 他の天体に埋葬された資料を独占しようと競争するのは望ましくない。 人間も分業と協力の価値を理解しているなら、宇宙資源を共同で開発し、その結実も共有しなければならない。」


「メリオン惑星の宇宙探査の成果に比べて人間の宇宙探査の成果はあまりにも微々たるものです。」


「人間は我々よりずっと後に宇宙探査を始めたからだ。 僕たちの惑星では50万年前に宇宙探査を始めた。 私たちが草創期の千年間成し遂げた成果を地球人たちはわずか100年ぶりに達成した。 今後数百年間が過ぎれば、人類は宇宙探査においても驚くべき成果を収めるものだ。」


 私はまた地球模型に目を向けた。 そして韓半島を指して、私が住んでいたところだと話した。 韓半島が南北に分断されて対立する状況を惑星人は分かるかな? 同じ民族が二つに分かれてお互いに戦って近隣諸国が摩擦を起こし、人道主義よりも国家の利己主義を強調する人間の行動を惑星人は理解できないだろう。


「地球上空に正体を知ることができない宇宙人が頻繁に現れました。 彼らは強大国の科学技術と兵器を観察しますか? 」


「メリオン惑星では、地球環境と人間世界がどう変わるのかに関心がある。 大規模な戦争地域を注目し、核爆発、宇宙船の打ち上げの様子を観測した。 必ず強大国だけ観察しない。」


 宇宙人は人間の平凡な日常と些細な争いについては関心がない。 地球文明が平和と繁栄に向けた方向に発達するなら、人間の世界を憂慮の目で眺めないだろう。 惑星人は自己中心的な人間が不道徳な行為を躊躇しない自分の利益だけを追求することで、お互いに衝突する状況を注目する。 そして、過度に破壊的な戦争の様相を観察した後から人間を潜在的脅威と見なしたのだ。


「地球では、前世紀にイデオロギーの葛藤で大規模な戦争が数回発生しました。」


「地球では疾病や自然災害より戦争で多くの人間が死んだ。 人間はなぜそんなに相手を殺し、結局自身までも破滅させることができる大量破壊兵器を競争的に開発しているのか分からない。」


「惑星人はお互いに争わないですか?」


「この惑星では、些細なトラブルが発生するが、大量破壊戦争は発生しなかった。 惑星人はそんな行動がどれほど愚かなのか知っているからね。」


 地球村の大量破壊兵器は人類を全滅させることができるだけに、蓄積された。 科学者たちは、小惑星が衝突して人間を絶滅させる可能性を百万年に一度と推定する。 一方、大規模な戦争になり、世界人口の30パーセント以上が消える可能性は1000分の1水準だと主張する。 彼のように破滅的な手段を開発した人間が偉大なのか動物よりも愚かかは各自の判断に任せる。


 人類が地球上にいつ登場したかどうかは不確かだ。 現生人類の直系の祖先は約四万年前に出現した'ホモ・サピエンス・サピエンス'という。 それ以前の人類については知られていない。 現生人類の直系の祖先がアフリカからヨーロッパに移住した当時、ヨーロッパには他の人類であるネアンデルタール人が住んでいたものと推定される。 彼らは、現生人類との競争に敗れて絶滅したという。 ネアンデルタール人たちはホモ・サピエンスより体と脳の大きさがさらに大きく、優れたハンターだそうですがどうして争いに敗れたのだろうか。


 ネアンデルタール人たちは大家族を形成して暮らしたが、直系家族以外の他の集団と交流しておらず、お互いに敵視したという主張が提起された。 一方、現生人類は家族以外の構成員たちと団結して部族社会を形成し、お互い分業して協力したという。 いくら強く賢い人も一人では多くの人々を相対することができず、協力する組織に勝つことができない。 ホモ・サピエンスは、古代宇宙人研究者たちの主張どおり宇宙人遺伝子が混合されて、新たに創造された人種かもしれない。



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