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【人類滅亡まであと47日】 ワイが熱く語る福本豊全盛期伝説! レジェントオブ、レジェントオブ、レジェントや!!!!

『早い話がおもろい文章で常連を増やしたらええんやろ?』


ワイはキチガイに、そう尋ねた。


「それも新世界で社会を維持出来る規模の人口が必要です!」


『数が少なかったらアカンってことか?』


「ええ。 例えば、ですけど。

せっかく新しい世界に行っても、5人しか居なければその種は滅びてしまいますよね?」


『ふーむ、最低1万人は生き残らさなアカンな。』


「いえ、最低100万人の分母は必要です!」


『100万人かぁ…  想像がつかんな。』


「仙台市や広島市の規模とお考え下さい!」


『ふーん。 楽天にカープやな…

OK解った!』


「ワイさんって野球に例えないと困る人ですか?」


『わりとそうやな。 

難しい話する時は野球に例えてくれ。

で、今の状況は野球に例えたらどれくらいヤバいねん?』


「中村オーナーのライオンズ経営くらいヤバいですね。」


『破綻しとるやんけ!』


「ですから!  

破綻を跳ね返すくらい、面白い話を書かなきゃダメなんですよ!」




〈タイピングはオバちゃんに任せてや!  

ブラインドタッチっぽいこと出来るで!〉


『ありがとうございます。 お心遣い感謝します。』




「ではワイさんが面白い話を口述して、それをオバちゃんさんに入力して貰いましょう!」


〈オバちゃん、頑張るで!〉



面白い話か…

実は結構あるんやけどな…



『あのな。

やっぱり、ヤクザ絡みはまずいか?

ネタは色々持っとるつもりや。

関西人やったら、喰いつきはええ筈や。』



「うーん、暴力団関係ですか…

いや、コンプライアンス的に…

ブックマークは稼げると思うんですけど…」



『スキャンダル関連やったら色々知っとるで?

議員とか二部上場企業の実名も出せる。』



「いや! いや!  それは流石に!

それってニュースソースが暴力団なんですよね?」



『そうなるな。』



「すみません。  やはり、暴力団経由の情報はNGでお願いします。

私も天使としての立場上、遵守すべき倫理規定がありますので。」



『いや、すまん。  忘れてくれ。

ワイも周りに火の粉飛ばしたくないからな。』



ワイのストックしとるネタは週刊文春に持っていったら

20万円位は貰えるネタらしい。

ただ、売る気はない。

ワイ、そういう形の無い物で金儲けすんのって嫌いやねん。



「他に面白い話はありませんか?」



『うーん、無難な話ゆーたら…

もっさんの話とかかな。』



「モッサン?」



『おいおい何も知らんねんな。

もっさん言うたら、世界の盗塁王・福本豊さんに決まっとるやろ!

阪急ブレーブスの最強伝説を支えたお方やで!』



「はあ。」



『ワイがリトルの頃にな?

阪急少年野球教室で、もっさんに会ったことがある。』



「はあ。」




〈えー♪  ワイさん、福本さんにお会いしたことあるんですか♪〉


『はっはっは!

子供の頃の話ですよ。  

阪急は地域交流に力入れてましたから。』


〈なんで、阪急人気なかったんやろうねえ?〉


『パ・リーグはマスコミがバックに付いてないんで、TV中継がほとんどなかったんですよ。

セの場合は読売・フジサンケイ・中日って3系列がバックですからね。

阪急は同じ西宮市内に甲子園があって、地元の野球好きが全部阪神にとられとったんです。』


〈はー。  ワイさんって本当に博識やねえ♪  素敵やわぁ♪〉


『いえいえ、野球以外はなんも知らへんボンクラですわ。』




そう、ワイが子供の頃も周りは阪神の話題ばっかりやった。

ワイが『阪急ファン』って言ったら、みんなから不思議そうな顔で見られたくらいやからな。



「あの~、ワイさん…  乗ってるところ恐縮ですが…  

その話は膨らむんですか?」



『安心せい!  おもろいのはここからや!』



「あ、そうなんですね。 ( (´▽`) ホッツ )」



『少年野球教室でワイはもっさんのベーラン見せて貰った。』



「ベーランとは?」



『ベースランニングの略や。  

ダイヤモンドを一周する速さを測定するトレーニングに使う。』



「ダイヤモンド?」



『ああ、ベースを結んだ線のことや。  

菱形やからダイヤモンドって呼ばれとる。』



「ワイさん意外に知的ですね。」



『意外は余計や…

で、もっさんのガチベーランを見せて貰ったんやけど…』



「どうでした?」



『めっちゃ早かった!』



「へえ。」



『…。(ニコニコ)』



「スポーツ選手って凄いですよね。」



『もっさんは別格やけどな! (ニコニコ)』



「え、それでこの話終わりですか!?」



『うん。』



「いや!  他なにか無いんですか!?

そのネタ膨らみませんか!?」



『うーん。  

他って言っても、もっさんから注意されたことくらいやで。』




「あ、それいいですね! 

ストーリー膨らみそうです!

有名人から注意されるなんて逸話っぽいです!

何て注意されたんですか!?」



『ダイビングキャッチやな。

もっさんはダイブ否定派やったから。

それ以来、ワイは駆け抜け派になった。』



「はい…   

え、それで終わりですか?」



『もっさんもワイ一人を見るわけにもアカンかったし。

ああ、後。

ヘッスラはやめとけ言われたな。』


「ヘッスラとは?」


『ヘッドスライディングの略称や。

熟達したら駆け抜けより速い事もあるけど、怪我する確率の高い危険なプレイや。

ワイは中学までは禁止するべきやと思う。

桑田君とかイチロー君も否定派やな。』


「ワイさんって野球に関しては真面目なんですね。」


『関しては、は余計や。』


「それで…  福本選手とは…」


『この前知り合いにもっさんが経営しとるスポーツバーに連れてって貰って

偶然、もっさんがおったわ。』


「感動の再会ですね!」


『少年野球教室ではお世話になりました、とだけ言えたのが嬉しかったな。』


そう、あの時は本当に嬉しかった。


「あ~、ちょっといい話になってきましたね。

他になんかエピソードないですか!

なろう民が喜んでくれそうなエピソードないですか!」


『うーん、あるかなあ?

いやー、特にないなあ。

ワイ、結局プロには行けんかった人間やし。』


「あー、それは残念でしたね。

野球絡みでは、もうストックなさそうですか…」


『野球と強引に関連付けるとしたら…

阪急の社長殴って捕まったこと位かな?』



「え?」



『え?』



「え?」



『え?』



「いや…  え?」


『あ、ごめん。  

この話は掘り下げへん方がええか?』





「その話は法律的に問題のある話ですか?」


『まあ、実刑くらったくらいやからな。』


「その話は倫理的に問題のある話ですか?」


『ワイは後悔してへん。』


「それは犯行を反省していないと捉えかねられない発言ではありませんか?」


『物の見方は人それぞれやで。』


「ワイさんてひょっとして放送コードに引っかかる人ですか?」


『いや、そんなことはないで。

せいぜいTVに映った時にモザイク掛けられるくらいのもんや。』


「思い切り引っ掛かってるじゃないですか!!!!!!」




デカい声だすな、キチガイ。

すきっ腹に響く…




『ワイ、悪気はないねんけどな。

子供の頃から、何をやっても悪事扱いされるんや。』


「あ、それちょっとラノベっぽいです!

それはグッドです!」


『ラノベって何?』


「ライトなノベルの略です!

頭が悪くてモテなくて痛い人達が読む本です!」


『オマエ…

居候の分際でワイをそんな目で見とったんか?』


「ああ、いえいえ!!

ワイさんが馬鹿とかって意味じゃないです!

そういう下層の人に、ある意味で受けるキャラなんじゃないかって思っただけです!

褒めてます!

底辺の星です!」


『何も嬉しくないけどな。

まあ、野球やっとる奴なんてアホばっかりやし

モテへんし、痛い奴ばっかりやからな。

意外に客層は被っとる可能性はある。』




〈そんなことないよー!

オバちゃん、野球やってる男の人は素敵やと思ってるから!!〉


『ありがとうございます。

気を遣って頂いて嬉しいです。』




「わかりました!

もう時間がありません!

野球ネタ、下町ネタをラノベテイストに仕立てて連載しましょう!」


『ん。  わかった。』


「とにかく美少女をいっぱい出して下さい!

それで集客を図りましょう!!

せめて10万人からブックマークされないと、転生先でも社会を維持できませんからね!」


『美少女か。  

オマエでええやん。』


「わ、私ですか!? 

そ、そんな私なんか///」


〈オバちゃんもおるでー!〉


『よし、とりあえず2人キープやな。

まあ、これで勝ったも同然やろ。』




その時、ワイはまだ気づいてなかった。


ペナントレースにある異変が起こっていることに。

何よりワイ自身がペナントの鍵を握ってしまっていることに。


次号、激闘必死!!








1、人類滅亡まであと47日。

2、転生可能なろう民2人。

3、横浜ベイスターズ首位まで23ゲーム差

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