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COUNTERATTACK 解放戦記  作者: 兄ほわ
反撃編
6/25

太平洋撤退戦 後編

更新が遅くなってすいません

「撃ちー方始め」


凄まじい轟音と共に「みょうこう」の主砲であるオート・メラーラ127mm砲が火を吹いたと同時にカテゴリーが出てきて物の見事に命中した。


「グアアアアアア」


甲高い声が艦橋に居ても伝えわってくるがさすがに一発だけでは致命傷を与えるにはいたらないため主砲に警戒心を抱いたのかすぐに潜ってしまった。


「どこから来るかわからないぞ、対潜警戒 厳にしろ」


「ええと!艦長たいへんですさらに30体の敵飛行物体とこの反応はミサイルです」


「どうしてこんな時にミサイルが」


「おそらく、3年前に放棄した対艦ミサイル砲台をそのまま使っているのでしょう」


「到着予定時刻は?」


「およそはミサイルが10分、飛行物体が25分です」


「その前に片ずけないとな」


そう言って「目標はどこだ」とソナーマンに尋ねると


「少し待ってください、これは!」


「どうした!」


「大変です目標は本艦の真下です」


「どうして気がつかなかった」


理由を聞こうとしたがその時に衝撃が来た。


ドォン


激闘音が聞こえた。


「被害は」


「機関室は異常ありませんが居住区が浸水しかけています」


「ダメコンを準備!」


しかし敵はそんな暇も与えなかった。


「艦長、敵が水中から多数出現」


「艦長・・・」


副長がこちらを見てくる。止む負えない撤回艦を守るためにはやはりこれだけではだめだったのだ。


「ハープーンを準備しろ」


「準備完了しています」


「「しらね」は今どうなっている」


「現在はカテゴリー3二体と交戦中」


「他は?」


「「あさゆき」と「ゆうだち」も同じくカテゴリー3と交戦しており、「いずも」は待機しています」


「ゆっくりとそのままの進路を取れと伝えろ」


「この座標に発射用意、撃て」


命令と共にハープーンが発射機から発射された。


「目標地点まで10秒、9、8、7、6、5、4、3、2、1マークインターセプト!」


「目標に全部着弾したか?}


「いえ、4発発射しましたがそのうちの3発が命中しました


「まぁその感じで大丈夫だろう」


そう思った時に前方に「しらね」が走っていたが突然「しらね」の横の海面が徐々に膨れ上がり爆発して「しらね」になにか緑の液体がついて少しするとその液体が爆発した。


「なぁ!」


「「しらね」被弾!繰り返します「しらね」被弾!」


全員がその事実を確認するまでにしばらくの時間が必要だったがいち早く立ち直った龍雅が命令を飛ばす。



「ぼけぇとするな!「しらね」と通信して、被害を確認するんだ!それと全艦に通告して注意を促せるんだ」


「「しらね」から報告!機関室は無事ですが2番砲塔とレーダーが大破したようです」


「くそ!「しらね」は下がらせてその穴を「いずも」のSH-60Kで埋めるんだ」


そう指示したがさらに絶望的な報告が入ってしまった。


「艦長、敵ミサイルが飛来しました!」


気ずかぬ内にそこまで経っていたのか。


「艦長!なぜかはわかりませんが海棲カテゴリーは少数を残して撤退しました」


「そこまで自信があるのか」


「どうしますか?」


「各艦へ通達、「ゆうだち」以外は対潜戦闘から対空戦闘へ移行せよ」


「「ジョージ・ワシントン」から通信が来ました」


「繋いでくれ」


「龍雅艦長、我々も戦闘に参加していただきたい」


「しかし、もしそちらが轟沈してしまったら」


「もう我々は十分君たちに守ってもらったし、なにせ船員が早く戦いたいとうずうずしてしまっているそれに大破や民間船は「ジョージ・ワシントン」の艦載機が守るだから安心して戦ってくれ」


「分かりました頼みます」


「ああ、それでは」


通信が切れた後、命令した。



「対空戦闘用意」


「対空ー戦闘よーーい」


「合図で一斉発射せよ」


「目標は敵対艦ミサイルは3時の方向から真っ直ぐ突っ込んできます」


「良し、一斉に撃ち方始め」


「撃ち方ーー始め!」


一斉にアメリカ艦と護衛艦から主砲から火を噴く。


「全艦、VLS解放シースパローとSM-2発射!」


一斉にすまじい轟音と共にミサイルが発射された、砲弾とミサイルの雨あられで瞬く間に対艦ミサイルが堕ちるが


「艦長!敵翼竜が低空で接近中!」


「嘘だ!あと10分はあるはずだろう」


「一番近い艦はどこだ」


「「いずも」です」


その時、通信が入った。


「こちら、「いずも」艦長の岡田だ、現在、我々は敵翼竜の攻撃を受けている!

くそCIWS発射しろ」


「すぐに行きますから持たせてください」


だが通信機が壊れているのかこちらの声が聞こえていない。


「だめだ、翼竜が甲板に上陸した、繰り返す甲板に上陸された!ヘリが壊されていっている」


「仕方ないハープーンを「いずも」の甲板に目掛けて発射しろ、「いずも」にはライトで通信しろ「離れろ」とな」


「しかし、それでは」


「何もやらないよりかは良い」


「ハープーン発射用意完了」


「撃て・・・・・」


VLSからすまじい光と轟音と共に一発だけ撃ったが狙いどうりにはいかなかったなぜかは「いずも」に取りつこうとした一匹がたまたま当たってしまったのだ。


「クエェ!」


一斉に翼竜がこちらを見て、目標を切り替えて、一斉に飛びかかっていた。



「SM-2で迎撃できるか?」


「だめです、距離が近過ぎます!」


砲雷長が報告する。


「主砲とCIWSで迎撃しろ」


主砲が火を噴き、翼竜の体もろとも爆発すると黒い煙が出てきた。


「この煙のせいで主砲の自動ロックオンができません」


「手動で行え」


だがもう目の前まで迫ってきていた。


「敵はあと3匹です」


「主砲からCIWSえ切り替えろ」


そう言って、CIWSが凄まじい音と共に発砲して、2匹叩き落とすが



「なんて機動力だ!」


最後の一匹はCIWSの攻撃を危ういながらも躱しながら接近してきた。


「距離50メートルを切りました」


「総員何かに掴まれ!」



CIWSが攻撃を続けるがそれでも躱していく、龍雅はあと5メートルを切ったところでそれを見つけた、なんと翼竜の背中に大人二人分くらいの樽が括り付けてあったのだ。次の瞬間に激突音と爆風が「みょうこう」を襲った。



12月 23日 「とわだ」の艦橋より


「「みょうこう」被弾!」



艦内の全員が静まり返ったかの如く息の飲むが爆炎の中から黒く焦げた「みょうこう」の姿が次第に浮かび上がり、艦内はほっと胸を撫で下ろす。



「こちら、「みょうこう」艦長の龍雅ですが補給は終わりましたか?」


「ついさっき終わったよお疲れさん」


「では全員帰投する」


そう言った時にまた海面が盛り上がった、そこから現れたのはタコがだいぶデカくなった姿だった。


「カテゴリー5のクラーケンだと!」


全員が驚きが隠せなかった、なぜなら目の前にいるカテゴリーは5のランクでカテゴリー6と常に行動してその破壊力を人類にまざまざと見せつけたのだ。

そう驚きを隠せない目で見ていると無線機がなった。


「龍雅艦長どうしたんだ」


「全艦を引き連れて、先に撤退してほしいのです」


「馬鹿を言うじゃない相手はカテゴリー5だぞ」


「しかし、誰かが守らないとどっちにしても全滅しますよ」


「それはそうだが・・・・」


「大丈夫です、やばくなったらすぐに退きますから」


「わかった、気をつけろよ」


「はい」


そうして艦隊は全速力で逃げ始めたがクラーケンはそれを追おうとするが横腹に爆発が起こった、クラーケンはその相手を見つめる。


「絶対に通さないぞ、イージス艦のイージスはどんな攻撃からも守る神の盾なのだから」


海上でカテゴリー5とイージス艦が撤退作戦の延長戦を開始した。


「撃ち方始め!」

ついにこの撤退作戦も次回で終わりますがはたして勝つのは神の盾か、それとも海の魔物か、お楽しみに!

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