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10代にして難儀な人生を送っていると実感する私は、一体何なのだろうか?

作者: 一人称:私

 私は情が薄い人間でした。

 小学校に上がる前から、そうでした。

 人が死んだというニュースを見ても「ああそんなことがあったのか」と思う程度で、自分には無関係だからと、ある意味無視をしていました。

 家族が離れ離れになっても、それに従うだけでした。

 疑問は抱きますが、質問することを遠慮していたのです。

 結局その理由を聞いたのは中学生になってからでした。


 今考えれば、聡い子供であったと思います。言われたことだけはこなすのですから「いいこ」ではあったのでしょう。

 しかし、自主性がありません。

 自分で何かをするようなことはなく、言われたことを淡々とこなす小学校での生活は私にとって幸せでした。

 母子家庭で授業参観の時でも、友達には両親がいたりしました。

 何も感じませんでした。

 ただそれを見て、自分と比較するということがなかったのです。


 中学校では、勉強に挫折しました。

 学校に行っても、指定された部屋にひきこもり、ライトノベルばかり読んでいました。

 深夜まで起きて、アニメを見れるだけ全部見ていました。

 それを見かねて親は録画機を買い与えるほどに、私は架空と妄想の世界にのめりこんでいました。



 私は小さい頃から本が好きです。漫画も小説も絵本も大好きです。

 人は自分にないものを欲しがるといいますが、私は感情が欲しいのかもしれません。

 泣ける話、笑える話、喜怒哀楽が詰まった作品は大好きです。

 人が成長していく最中に何が待ち受けているのか。挫折する点を教えてくれた某無職の作品には感謝しています。

 あの作品を読んで、私は感情というものを知りました。


 主人公がいじめられていたという話に泣きました。

 主人公が成長していく姿がかっこいいと思いました。

 主人公が強敵を倒すシーンには、こんな風になりたいとさえ思いました。

 主人公が失敗した時には、理由を考察して次に活かそうとする姿を尊敬しました。


 このサイトを知っていなければ、私は永遠に無表情のままつまらない人生を過ごしていたでしょう。

 成績が代わりになくなりましたが、それでも人に必要なものは手に入れたので満足しています。

 しかし大人になったら生きにくくなることも理解しました。


 私は普通で満足してしまいます。

 私は上を目指そうとしません。

 向上心がないのです。

 ですがこのサイトのランキング上位に載りたいと思いました。

 有名になったら、生きにくい人生が少しでも転機が訪れるかもしれないと考えたからです。

 私は異世界や転生が大好きです。

 テンプレにひと手間加えたような、妄想の世界が大好きです。

 だからそれを書きます。

 無表情だった顔を笑顔にしながら、理想の世界を執筆していきます。











 世間で話題になっていた、イスラム国に捕まった日本人の話。

 私はそれを見て、なぜ捕まるような危険を冒したのかが気になりました。

 その理由が個人的な理由であれば、私は捕まったその人に怒りという感情を抱くでしょう。


 自己中心的なだけなのでしょうか?




 私は自分がわかりません。

 何がしたくて、何をしたらいいのかがわかりません。

 欲しているのはわかります。本です。

 ゲームでも、トレーディングカードゲームでも、楽しければそれでいいと思っています。


 そのためにはお金が必要です。

 私はまだ学生の身です。本は高いですし、ゲームも高価ですし、カードゲームも勝とうとすれば費用がかかります。




 私は……どうすれば幸せになれるのでしょうか?

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