084.ママさん
また別の広い部屋につれてこられた。入ると、とても美人なお姉さん(?)がいて、私のことを発見するや、目を輝かせて寄ってきた。
「かわいーいー!」
と言い抱きとかれました。私より背が高いようで胸の谷間に私のあごが乗った。それにしても、すごい巨乳だ。私だって、中の上ぐらいあるけど、うらやましい。いや、自分がほしいってことじゃなくて、だって邪魔そうだし。ただ、美人で巨乳って絶景すぎるでしょ!その絶景がいつでも見れる先輩がうらやましい!
「お、お袋、そろそろ離してやってくれ・・・・・・。」
確かに・・・・・・、苦しいです。
「あら、ごめんなさい!・・・・・・・、大丈夫?」
「いえ、大丈夫です。」
巨、巨乳って凶器だ!だって、顔をを埋めさせらただけで、呼吸困難になる(now)。酸素ほしいー。
「お初にお目にかかります、月影真夜です。こいらは弟の真琴です。」
「はじめまして。」
マコちゃんがポーカーフェイスのまま頭を下げる。一応自己紹介。
「お行儀いいわねぇ。」
美人さんは私の頭をなでる。高校1年生だったらこれくらい当然です。いや、先輩はできないか。
「こちらこそはじめまして、りっ君のお母さんでーす!ママって、呼んでね2人とも!」
りっ君って先輩のことだよね・・・・・・?多分、この世界を放浪しても先輩のことをりっ君なんて呼ぼうと思うのこの人くらいだよ!
「立ち話のなんだし、座って座ってぇー!真夜ちゃんがお菓子がすきって聞いたからたくさん用意したのよー。遠慮なく食べてね!」
「は、はい・・・・・・!」
こ、これは、確かにたくさんだ。一般家庭ではありえないサイズの机いっぱいにお菓子がある。席に着くとメイドさんがお茶を入れてくれた。飲んで分かったことは、いい物を使ってる。お茶好きな私にはうれしい。お菓子と違ってこれは偶然だろう。お菓子は、まず、チョコレートケーキをいただいた。チョコがとても濃厚だ。相変わらず、お菓子で丸め込まれている私。子供か!!マコちゃんもポーカーフェイスながら喜んで飲み食いをしている。マコちゃんもお菓子好きだもんねー。まぁ、私と違ってお菓子で丸め込まされることはないけどね。
「真夜ちゃんはいつからりっ君の妹をやってるの?」
「9月くらいからですよね?せ・・・・・、お兄ちゃん。」
「あぁ、そうだな。」
「まぁ!そんなに前から!?何で言ってくれないの?りっ君!!」
「・・・・・・・、会うことなかったから。」
「それは、呼んでもりっ君が本低に来ないからでしょ?きてもしげちゃんのところにいったらすぐ帰っちゃうから。」
「だからって、人の部屋に勝手に入らないでくれ・・・・・・。」
「お母さんだからいいです!!」
えーと、しげちゃんって誰?あと、人の部屋入るなって、(何回も言うけど)自分もやってたよね!今日だけじゃなくて、正月にもやったよね!!何か、もぅ、先輩がダウンしてるんだけど・・・・・。
「それにしても、かわいい姉弟ね。2人ともそっくだわ!!」
「はい、似てるとはよく言われます。自分たちでも瓜二つだなーって。」
「美人なお姉さんもいるのよね?」
「はい。今は大学の寮に居て家にいないんですけど・・・・・。」
「まぁまぁ、それは寂しいわねぇ。」
「はい。」
「寂しかったらいつでもういにいらっしゃい。毎日来てもいいわよ!」
行きません。いや、それほぼ強制だよね!顔に書いてあるよ!。そういうところお兄ちゃんにそっくりだよ。
ママさんがおしゃべりなので14時くらいから話してるのに、19時くらいになっていた。流石に私も疲れた。そろそろ帰りたいな、と思っていると
「そろそろ夕飯の時間ね。」
とママさんが言った。帰してくれるのかなっと思っていると、
「真夜ちゃんもマコ君も食べていってね!夕飯になればしげちゃん、帰ってくるから!!」
おーーーーーーい!!まだ続くの!?私は目で先輩に助けを求めた。
「あ、あのな、お袋。そろそろ、真夜も帰らないと・・・・・・・、もう、暗いから・・・・・。」
「えー、でもしげちゃんも会いたがってたし・・・・・・。夕食のときいなかったらしげちゃんががっかりするわ!!」
「親父が困ろうが知ったことか!!」
あー、しげちゃんって火室父だったんだー。何回も出てきたワードなのに今はじめて知ったよ。
「そんなのダメよ!!」
「知るか!!」
お兄ちゃんvsママさんの口論が始まった。えーと・・・・、帰りたいのですが・・・・・。5分後、ベルがなるとメイドさんが
「奥様、旦那様がお帰りになりなりました。」
帰れなくなったー!