079.放送禁止領域までの変化
荒い呼吸が整った土田君。
「・・・・・・・・・・。」
いったいどうなってるんだろう、と思ってみて見ると、土田君は隣に座ってた瞬君の腕に絡み付いて、
「瞬ちゃん・・・・・」
「・・・・・・・?」
「ダーイ好き(≧∇≦)」
と言い瞬君にすりすりしている。あ、もちろん録画はまだ続けてるよ。何かいつもとやってること変わらないような・・・・・?ま、2人のイチャイチャ(?)はゆかりんが喜ぶからいいか。土田君はクッキーを食べ、
「ん~~~~、美味しい♪」
ん?この反応まさか・・・・・・、まるで・・・・・・、
「流石真夜ちゃんね!女子力高わねぇ。私も見習わないと!!ね、瞬ちゃん♪」
んん?
「・・・・・・。」
「はい、瞬ちゃんも、あーん。」
「・・・・・・、土田君、いつにも増して気持ち悪いよ・・・・・・・。」
「瞬ちゃん、乙女にキモイはメ!!」
んんん?
「それでも私の彼氏!?」
んんんん?んんんんんん!?乙女?彼氏?・・・・・・ま、まちがえない!で、でも、え?え?えー!?
「つ、土田君が女の子化したー!!」
「何言ってるの?真夜ちゃん。私は元々女の子だよ?」
本人の言うとおり、女の子らしくコテンと首をかしげている。いやいやいやいや、違うから!!ちなみに先輩たちはポカーンとしてとしている。いや、これは固まるよ!!
「土田君、ち、ちなみに、ぼ、、僕たちは、い、いつから、つ、つ、付き合っていることになってるの・・・・・・?」
瞬君の声が震えている。
「え?何言ってるの?それは・・・・・・・」
「・・・・・・・。」
「・・・・・・、ずーと前から!」
適当だな、おい。瞬君の顔が引きつる。でも、ダメだ・・・・・・・・、見てるこっちとしては、面白すぎる・・・・・・!私がプププとなっていると、お兄ちゃん、金島先輩、風天先輩の順に伝染していった。瞬が「笑ってないで!Help Me! Help Me!!」という顔をしているが放置。だって面白いから。瞬君、君の困り顔がさらに面白さを増していってるんだよ(W)「もー、瞬ちゃんはぁ、私以外に目移りしちゃってぇ、もう!」
土田君が女の子のようにプクーと膨れる。
「私だけを見て!!」
土田君が瞬君のほほに手を添え、自分の方を向かせる。
「え、えーと・・・・・・・・・・、土田君。冗談は程々にしたらどうかな?」
「冗談!?ひどいわ、瞬ちゃん!!私とのことは遊びだったの!?」
いや、遊ぶ遊ばない以前にゆかりん以外の記憶に2人が付き合ってるとい事実は無いから。まぁ、そうだったら面白いけどね♪
「私は瞬ちゃんのこと、本気で愛していたのに・・・・・・!!」
好きどころか、愛してる!?いやいや、ある意味本気であってほしい。おもしろいから。
「ちょ・・・・・、土田君・・・・・、君の中で僕たちはどこまでいったの・・・・!?」
「それは・・・・・、さ・い・ご・ま・で(//∇//)」
ブフォ!!全員いろいろな意味でふいた。おい、これはまずくないか・・・・・?いや、だって、土田君が恥ずかしそうに頬を赤くしながら言うもんだから、妙に信憑性が・・・・・。あと、このままだと、瞬君がひどい男扱いだよ。
「覚えてないの・・・・・・?瞬ちゃん・・・・・・。瞬ちゃんだって、最後は喜んでくれたじゃないの、・・・・・・気持ちいいって。」
おいおいおいおいおいおい、おーい!!これはまずい、何かがまずい!大人の世界だよ、深夜放送まっしぐらだよ!!私が先輩たちに「Stopかけていいですか!?」と目で問うと、「早く止めろ!!」と意見が一致していた。だぶんここで止めないと、放送禁止になる!!
「お、覚えてないどころか、そんな事実は無い!!」
「ひどい!!事実だと認識できないくらい足りなかったの!?なら、今ここで続グフォ!!」
やっぱりだよ!!私がここで1発入れて止めなかったらどうなっていたことやら・・・・・・。土田君は気を失った。危なさそうなので、その辺にあったスズランテープ(縄が無かったの!!)で土田君の両手両足を縛って、ソファーに寝かせておいた。
す、すごいものが撮れてしまった・・・・・!!