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078.処刑

 本日の放課後の総務会休憩時間。それはみんなが待ちに待った処刑Time!


 いつもどおり金島先輩がお茶を入れる。その間にお菓子を持ってきた人はお菓子を並べる。私はさっきライライに上げたクッキーと同じものを並べる。他の人達は・・・・・、チョコを並べ始めた。

「えーと・・・・・、それはちょっとまずいのでは・・・・・・?」

私がそう言うと、

「真夜、お前は気にせず食べればいい。」

とお兄ちゃんが返した。

「いや、バレンタインディー(今日)のチョコは気にします!それに、そんなにチョコがあったら飽きます!!」

「それこっちも同じだー!!さらに、俺たちはお前みたいに糖分で生きてるような人がじゃない!!」

と言ってるお兄ちゃんの前には構内の自販機で売っている牛乳があった。そしてお茶がくるとお兄ちゃんのは半分しか入ってなく、お兄ちゃんはそこに牛乳を入れた。今日のお茶は紅茶だった。はい、ミルクティーの完成。マジでカルシュウム摂取をする気なようだ。でも、いいな。ミルクティー。と思っていると、

「口はつけてない。」

と言ってお兄ちゃんが牛乳をくれた。わーい!紅茶が減ったら入れよーっと。まぁ、でも、お兄ちゃんがここにチョコを並べるのは、すると思ってたよ。でもまさか・・・・・・・、

「・・・・・、他の人たちがするとは・・・・・。」

私はぼそりとつぶやいた。すると土田君が、

「あー、それは大丈夫。何か本気っぽいやつは並べべてないから。」

と言う。小声で言ったつもりが、思いっきり聞こえていたようだ。て、そういう問題や無いだろ!!はいはい、分かった。こういうのは慣れっこと言うわけね。はい、知ってましたよ(性格考慮すると忘れかけるけど)。乙女ゲームの攻略対象ですもんな。これくらいはいつものことですか、はい。何か土田君が言うとさらに、イラポ。

「それに、この中の半分以上は、妹姫君(シスタープリンセス)と食べてね♪、って言われて渡されたやつだから。」

と付け加えられた。

「僕はそっちしか並べてないよ。」

と瞬君。

「俺も。」

と風天先輩。

「私もです。」

と金島先輩。

「・・・・・・・・・。」

なんともいえない。何でそんな物が存在してるんだ。私がどんだけの甘党だと思われてるわけ!?この学校、絶対おかしい!おかしいよ!!まぁ、それでも

「じゃあ、土田君にはお仕置きが必要がだね!」

私はMy Bagをゴソゴソ。そして、ラッピングされたチョコをひとつ取り出す。

「そ、それは・・・・・・、処刑道具にもなる・・・・・・」

おい、その情報どこで聞いたんだ土田。

お姉ちゃんの手作り(凶器)チョコでーす!」

私以外の全員の顔が引きつる。

「と、いうわけで、はい。土田君。」

私は土田君に凶器を握らせた。

「えーと・・・・・、食べないと言う選択肢は」

「「「「「無い!!」」」」」

「ですよねー(/´△`\)」

「大丈夫ですよ。口直しはありますから。」

金島先輩が私作のクッキーを指差しながら笑顔で言う。土田君は手の中にあるチョコ(凶器)とにらめっこしている。なかなか勇気が出ないらしい。面白そうなので、私は家から持ってきた録画機で録画する。今度、ゆかりんにでも見せよーう。せっかくだから、ライライも誘おうかな?まぁ、ライライは面白映像と化したらでいいや。すると瞬君が土田君のそばに行き、土田君から凶器を取った。

「・・・・・・・、瞬ちゃん?」

土田君がそういったとき、瞬君が無理無理土田君の口の中に凶器を突っ込んだ。土田君はモガモガと抵抗した。だが瞬君の執念が勝ち、土田君の口の中に凶器が納まる。土田君はあまりのまずい味に、病気にかかったときなみの青い顔をしながら、両手両膝を床につけて今にも吐きそうだ。だが、瞬君が土田君の口を手でふさぎ吐かせようとしない。そして、

「いいから飲み込んで。じゃないと、口の中がその味のままだよ?」

と言った。瞬君がとても楽しそうだ。土田君はそれを聞いてあわてて飲み込む。そして瞬君が手を離すと、あわてて自分の席に行き、お茶を飲みクッキーを食べてまたお茶を飲む。それをずっと繰り返した。その後、荒い呼吸を続く。


 土田君は凶器によりどんな変貌を遂げるのだろうか・・・・・・・?

予告

本日21日12時に「裏・学園ラブアンドファンタジーをやってみたin乙女ゲーム」にて番外編をup!

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