061.神頼み
相変わらず、着替えた後、用件も告げられず車に乗せられた。現在元旦の午後4時。まだ眠いので、寝ないように話す。
「瞬君、ドッキリ作戦のこと知ってたなら、何でとめなかったの!?」
「真夜ちゃん、僕にそんな権力があると思う?」
「・・・・・すみませんでした・・・・・。」
着いた場所はいわえる、初日の出スポットだった。
「初日の出、見に来たんだ・・・・・。」
「そうだね・・・・・。」
「だったら言えばいいのに・・・・・・・・。」
18期生3人は何をするのか知らされずつれてこられた。私の場合は、火室先輩が妙うなサプライズ好きを発揮して用件を言わずにつれまわされることになれているが、2人は違う。2人は少しあきれていた。
「あれ?知らなかった・・・・・?」
はい、そうです風天先輩。早く気づいてください。金島先輩はクククと笑っているので、私たちが知らなかったことを含めて全部知っていたのだろう。
その後、初詣でに行き、絵馬を書いた。私が書いたのは「死にませんように。」た。性格には「寿命で死ねますように。」だが。見られたら絶対突っ込まれるのであわてて奥のほうにかけた。あと、3ヶ月でヒロインが入学してくるから死のフラグが立っちゃうかもだもん。女神様のことを神頼みっていうのもどうかなって、思うけどしょうがない。