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057-2.ピアノを弾こう

11日00時に裏・学園ラブアンドファンタジーをやってみたin乙女ゲームの2部目をアップします。

17期生の修学旅行の2話目です。風天が大人の(かなり低い)階段をのぼります。

 なんかイブなのに仕事の話だけでは味気ない。ここは一丁、一肌脱ぎますか。いや、ほんとには脱がないよ!!

「このピアノって使っていいんですか?」

生徒会室にある何に使うのか分からないものの1つであるグランピアノのことだ。

「ええ、どうぞ。」

金島先輩が返してきた。生徒会長の許可もえたことなので、私はピアノを開け、ドレミファソラシドと音を鳴らす。うーん、正直調律がずれているが素人には分からない程度なので、ま、いいっか。私はピアノ用のいすに座り、指の運動がてら猫踏んじゃったを弾く。金島先輩以外、私がピアノを弾こうとしていたことを知らないから、他の人達はいきなり音がなりびっくりしてこちらを見る。


♪チャンチャラチャンチャン、チャンチャン


弾き終えた。

「真夜ちゃんって、ピアノ弾けたんだ!」

曲が終わると、早速土田君がつっかがってきた。

「うん。中2ぐらいまで習ってたの。瞬君もだけどね。」

と返す。

「何弾けるのー?」

「コードが分かれば聴いて覚えた曲は弾けるよ。」

「コード?」

「和音の構成のこと。曲はね、基本的にまず歌詞を書いて法則にしたがって小節に切った後リズムを作って、その後に小節ごとにコードをふって、音をつけるの。まぁ、早い話、音をつけるときの柱ってところかな?」

「ふーん。」

聞いてもよく分からないと判断した土田君はそれ以上聞いてこなかった。まぁ、分からなくても問題は無い。私はピアノを弾き始める。前奏の段階で土田君が「っあ!」と声を上げる。前奏が終わり、Aメロに入ると


♪~


メロディーラインを自分で歌い、バックをピアノで弾く。この曲は私も土田君も好きなアニメの曲だ。某有名深夜アニメの曲でクリスマス曲。歌詞に何回も〝Happy Merry Christmas without You" と入っている。最後は〝Happy Merry Christmas For You" と歌詞がなり終わる。

 曲が終わった後、土田君が

「瞬ちゃんも弾けるんでしょー?やってぇー、やってよー!!」

「えぇー、僕が弾くとクラッシクになっちゃうよ。コード弾きはできない。」

「「えー。」」

「何で真夜ちゃんまで言うの・・・・。」

「疲れたから。」

「めんどくさいの間違いでしょ?」

「っう!!」

返す言葉もございません。

「ピアノもうまいけど、歌もうまいな、ま・・・・、月影は。」

風天先輩が微笑みながら言った。ごちそうさまです。

「そうですよ!カラオケに行くと95点越えは当たり前なんですよ!!」

「土田君、余計なこと言わないで!」

「余計じゃないよー。」

もちろん、土田君と行くときは必ずゆかりんもいる。アニメ曲、アニソン歌手の歌、ゲームのテーマソングしか歌わないオタクの集い。

 ちなみに私に歌唱力があるのには理由がある。ラブマジの月影真夜はサブキャラの中で担当声優がいた数少ないキャラである。月影真夜の担当の声優は歌がうまく、歌手としても活動していてオタク以外にもファンがいるほどの大物声優だった。そして、月影真夜として生まれ変わった私はその声優の歌唱力を受け継いでいた。初めてカラオケに行ったときは自分の得点率の高さにしこたま驚いた。ピアノを習っていたのは、その声優がある曲のPVでピアノを弾きながら歌っていたのを思い出し、自分もやってみたいと思ってのことだ。小学校に入る前におねだりした。そうしたら、瞬君も色々あって習ったのだ。

「今度は何がいい?みんなが知って曲にする?」

「あぁー、『サンタが町におこしになった』とか、『清いこの夜』とか?」

「土田君、どっちも微妙にタイトルが間違ってる!!」

瞬君、馬鹿に突っ込んでも無駄だよ。

「別に、無理してクリスマスソングにする必要はありませんよ。月影さんの弾きたい曲を弾いてください。私たちは勝手に聞いてますから。」

と金島先輩が言った。とはいっても・・・・、そうだな・・・・、楽しい曲がいい。私は曲を弾きだす。愛かをらず、土田君は前奏で何の曲分かったようだ。


♪~


声優さんの曲だ。サビに入る。


♪~

 

なんとなく歌いたかった。


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