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050.爆弾爆発

「異人よ出でけ!!」

「異人よ出てけ!!」

ひとつのアパートを取り囲んで大勢の人々とが叫んでいる。正直うるさい。そしてアパートの敷地から少し離れたところに人の固まりがある。野次馬だ。今がどういった状況なのか情報を得るために私は野次馬集団の端の方にいたおばさんに話しかけた。

「すみません。」

少し手を上げて言うと、

「お、お譲ちゃん!!こんなところにいちゃダメよ!!あなた、魔法師なんだからから、見つかったら標的にされてしまうわよ!」

おばさんは、私が上げた手のほうについていた魔道具を見て私を魔法師だと判断し、あわててそういった。

「確かに私は魔法師です。それと同時に聖魔高校生でもあるので、事態を収集させるか学校に連絡をするかしなくてはなりません。なので今の状況を教えていただけないでしょうか。」

聖魔の名を出せばおばさんも話さざる終えない。聖魔は学校であると同時に魔法師協会の本部でもある。

「状況ねぇ・・・・・・。見ての通り反魔法団体が抗議というか叫んでいるだけなのだけど、休日って言うのっもあって人数が多くてきぼが大きいのよ。そしてついに武器まで持ってきたのよ。」

「武器?」

「えぇ、爆弾よ。だから、その魔法師以外のアパートの住人は避難したの。今はこれくらいかしら。」

「ご協力ありがとうございました。」

私は例をいいその場を離れ少しはなれたところにいる火室先輩のところに向かうとゆかりんと土田君もいた。まぁ、あんだけうるさかったら気になるよね。・・・・・って、ゆかりん!?

「ゆかりんを危険な場所につれてきちゃダメでしょー!!」

私は土田君に1発げんこつをお見舞いした。

「っイタ!!まず第1声がそれ!?」

かなり痛かったようだ。

「ひどいよー。俺の脳細胞減っちゃうー。」

「大丈夫。それくらいで土田君の馬鹿さと変態さは変わらないから!」

「っえ!?真夜ちゃんの俺への評価ってそうなの!?」

「うん。基本馬鹿で変態だから、オタク度と運動神経とおまけで顔以外期待してはいけない人だと思ってる(W)」

「あぁ、馬鹿だなこいつは。」

何故か火室先輩も参戦してきた。

「火室先輩にいわれると何か終わった感がある!!」

どうやら、土田君は先輩のことを同じ馬鹿だと思っていたらしい。おいおい、先輩は馬鹿というか一般常識が無いだけのアホだぞ。微妙の違う。土田君は助けをお求めるようにゆかりんを見るがゆかりんあ助けず笑顔を返しただだけだった。ゆかりんも私同じ評価らしい。

「で、でも俺そんなに馬鹿じゃないからね!校内偏差値50だからね!クソ!特進め!!」

そう言えばここにいるのって土田君以外特進だったけ。それはお気の毒に。

「で、真夜は何か情報が得られたのか?」

と先輩が話を切り替えた。いつまでも馬鹿を馬鹿にしててもしょうがない。

「えーと、ですねぇー、爆弾があるそ」

といた瞬間バーンと大きな音がした。ば、爆発した!!嘘でしょ!?言ってるそばから爆弾が!!

「「「「!!!」」」」

当然、アパートが燃えていた。

「と、とりあず消火するぞ!学校への連絡は後だ!」

4人ともアパートに近づけるだけ近づいた。

「「〝我が力に従い魔元素よ、わが意思を読み従え!!"」」

「「〝われと契約し精霊よ、その力を解放せよ!水姫、風太!!" 」

土田君は反魔法集団たちの周りの地面を登れないくらいの高さまで盛り上げ囲いを作り逃げられないようにする。私は風太君と水姫姉さんを召喚し、風太君の風の力でアパートの周りの空気つまり酸素の濃度を薄くして、水姫姉さんの水の力で水を生産し消火する。

「あれ?火室先輩は何してるの?」

と土田君が質問する。はかたか見れば何もしていないように見えたからだ。

「火がこれ以上回らないように、火を固定しているんだ。」

「えー、消せないのー?」

「じゃあ、お前は土の魔元素魔法師だからってとこにある土を消せるか?」

「消せない。」

「それと同じだ。魔元素を集めて生産した火なら消せるが、火薬なんかで魔法ではない生産方法で生産した火は消せない。魔法と自然の力は全く異なるものだからな。それより、早く水があるとこを探せ!真夜の魔力が切れる!」

「?」

「お前の能力みたいに物質を生産しない力のやつには分からないかもしれないが、物質を生産するのにはかなりの魔力を消費するんだ。今、真夜は水を生産しながら水を操っている。だから、長時間は、早く水を探せ!!」

「了解。なら・・・・・、ゆかりーん。消火栓どっかにあるー?」

ゆかりんが目を見開いて周りを見渡す。ゆかりんの魔法は全てのものを見通す目の魔法。物だけじゃなく人の心も。

「あっちの建物の裏にあるよ!!」

「あっちね。」

と言って土田君はゆかりんの指差したほうへ走った。1,2分後。

「開いたよ!!」

消火栓が。そのことを聞き私はそちらのほうから水を持ってくるように水姫姉さんに指示を出し、水姫姉さんはその通りにする。私は魔力の消費量がかなり減り少し気を抜いたとき手首を捕まれひねられ痛みでうめき声を上げた。視界には刃物が映る。その刃物は私の首元にある。

「動くな!!」

あー、これはべたな展開ってやつですなぁ。




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