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002.事故

 そして現在から数時間前、私達二人は中学校からの下校途中に横断歩道を渡っていた。そのとき車が突っ込んできた。瞬君は反応が早く、私の手をひいき逃げようとしたが私が気づいたときにはもう車が目の前にあったので、私はもう逃げられないことを察した。せめて瞬君だけでもと思い、私は瞬君を突き飛ばし車から離した。案の定暴走した車には私のみが衝突し、私の体が宙を舞った。逆に、宙を舞ったおかげで外傷は、頭を打って少し切った傷ぐらいだが、着地したさいに歩道の段差に頭をぶつけて死に掛けたのだ。


 そして現在。私が突き飛ばしたことにより瞬君の外傷は擦り傷だらけでかなりひどい。

「・・・・・ま、真夜ちゃん。それが一番最初に言うことなの・・・・・・?」

「で、でも死活問題なの!!」

私は瞬君に女神様の話しをした。

「・・・・・・・、ックソ!女神め!!」

「っえ?なんか言った?」

瞬君がぼっそりいうので聞き取れなかったので聞き返した。

「うんうん、何でもないよ。」

と笑顔で返してきた。

「真夜ちゃん、」

私は瞬君の言うことを予想した。

「なら、僕も聖魔に行くよ。」

やっぱり・・・・・・・・。

「そ、それはだめだよ・・・・・・。」

正直、一緒についてきてくれるのはうれしい。でも・・・・・・・・・。

「だ、だって、もしかするとヒロインと・・・・・・・・。」

くっついちゃう。

「それは嫌だって言ってたでしょ?」

現在私達は受験生。ここで、聖魔高校にいかなければ、瞬君はヒロインとくっつくことも無く自由に恋愛ができる。だから、聖魔には進学しないと決めていた。

「でも、この真実を知っているのは真夜ちゃんを除いて僕だけなんだよ。」

瞬君が私の手に自分の手を重ね指を絡めながら話し続ける。

「僕は真夜ちゃんが死ぬのは嫌だ、それだけは嫌なんだ!だから・・・・・・・、たとえそこが僕にとってどんなに嫌な場所でも、僕は真夜ちゃんを助けたいんだ!!」

「瞬君・・・・・・・・・。」

普通そこは感動するところなのだが・・・・・・・・・。

私は顔をあげると、

「・・・・・・・瞬君・・・・・・、あの・・・・・・。」

青い粒は何?

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