167.17th My Birthday 05~ライライのプレゼント~
15分休み。私、ライライ、瞬君、土田君、ゆかりんのいつものメンバーでライライが隠した誕生日プレゼントを探しに来た。
「あ!その前に。ライラーイ、これ見てぇー。」
「何だよ、ップ!」
私がライライに携帯の画面を見せた。携帯の画面を見た瞬間、ライライが噴出した。
「な、何だよ、これ・・・・!」
「百合ちゃん・禿ver♪」
「ちなみに、計画したのは俺だから(W)!」
「流石、土田だな!」
「美少女って、禿ヅラ付けても美少女なんだねー。」
「後勝さん、観点はそこじゃないから・・・・・・・・・。」
という会話の後、地図の場所まで行き、土を掘り返して出てきたものは、とあるゲームソフトとその攻略本だった。じつにゲーマーらしいプレゼントである。
「こ、これは・・・・・・・・、は、廃版になったあの・・・・・・!!」
「あぁ、ちょっと、ネットで見つけてな。」
「で、でも、ライライも欲しがってたやつだよね!?」
「月影、大丈夫だ。ちゃんと、自分の分まで購入済みだ!!」
「ライライ!!」
「おう!!」
と言い、がっちり握手し、頷き合う。「レベル上がったら、通信playしようぜ!」ということだ。ゲーマーの友情ここにあり。今夜は(レベル上げで)忙しくなりそうだ。
「そういえば・・・・・・・・、こっちの箱は?」
ライラのプレゼントと一緒にもう1つ箱が埋まっていた。
「あー、俺も頼まれただけだから、分からない。」
「頼まれた?誰に?」
「まぁ、開けてみれば良いだろ。」
そう言われたので開けてみた。
「ウワッ!!」
中はビックリ箱だった。開けるとばねで、人形が出てくるやつ。その人形に顔には「お誕生日おめでとう!」と書いてある紙が貼ってあった。
(誰の仕込だ?)
と思っているとゆかりんが『ドッキリ大成功 by由香里』と書かれた紙を持っていた。
「ゆ、ゆかりんまで、グルだったの!!?」
「うん。何か楽しそうのこと計画してるみたいだから、参加させてもらっちゃった♪」
(ゆ、ゆかりーんー。)
「はい、まやみん。お誕生日、おめでとう。」
と言って、ゆかりんは誕生日プレゼントをくれた。
「開けて良い?」
「うん。」
開けると、とある声優さんのCDが出てきた。
「キャー!!△△△△さんー!!」
「よかったー。もう持ってるかも、て買ったあとに思ったから。」
「いやはや、お恥ずかしながら持っていませんでしたよー。〇〇〇〇さんのCDのは発売と被ってたから、マネーの都合上持っていなかったしだいでー。」
「あ、そっかー。まやみん、バイトやってないから収入源が無いもんね。」
「あれ?ゆかりん、やってるんだっけー?」
「うん。週末だけー。」
「どんなの?」
「うーん・・・・・・。」
「言いたくない系?」
「うんうん。そうじゃなくって、できたら、その場であって驚かせたいなー、て。」
「そんな、偶然会えるの?」
「うーん・・・・・・、多分、近日・・・・・・?」
「じゃあ、ゆかりんが思うその日を過ぎたら教えてね。」
「うん、わかった。」
うん、楽しみだ。
次話は明日、16日日曜日午前10時にup




