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101.進級祝い?

10日ぶりです。大学の方が忙しくてなかなか更新できませんでした。ちなにみ、次の投稿がいつになるかも分かりません。

 放課後、いつも通りにお茶を飲んでいるように見えるが実際は明日の入学式についての打ち合わせ中である。

「はい、話は以上です。なにか質問がある人は・・・・・・・、いませんね。では」

金島先輩が自分の机から大きな箱を取り出した。そして箱を机の上に置元に位置に座る。そして箱を開ける。

「私から進級祝いを。」

箱にはチャームが12個入っていた。

「何これー?」

土田君が言う。

「魔道具です。自分想うがままに形状変化ができます。主に、武器化して使用します。」

「何で、そんな危険なものを・・・・・・!?」

「また実験台か!!?」

その表情、過去にひどい目にあったんだね金島先輩の幼馴染お2人さん。しかも1回や2回どころじゃなさそう・・・・・・。

「そんなに危険なものではありませんよ。ただめんどくさい品物で。」

おいおい、それは大丈夫なんだろうか?

「合う人間と合わない人間がいるんです。魔道具が人を選ぶと言った方が分かりやすいと思います。」

「えー、じゃあ、合わなかったら?」

つ土田君が言うと、

「なしで。」

と返ってきた。そりゃそうですよね。

「まぁとりあえず、魔道具に触れてみてください。」

言われたとおり、金島先輩以外で適当にそれぞれひとつずつ魔道具を手にとって見る。

「「「「「っ!!」」」」」

いたい。静電気にやられたときみたいな痛みが触れた部分から来た。思わず魔道具から手を離す。

「合わないとこんな感じなります。」

マジか!いやいや、そこ、笑顔で言わないで!!

「どうやったら分かりますかなねぇ・・・・・。」

私が言うと、

「直感で。」

と笑顔で返された。つまり、手当たり次第に適当に触って確かめろってことだよね!?

(直感・・・・・・、直感・・・・・)

チャームを見る。そしてその中のひとつに目が留まる。何でそのチャームが目に留まったのかというと、そのチャームを似た瞬間春休みに読んだギリシア神話のアルテミスが思い浮かんだからだ。そのチャームが月を思わせるようなデザインで、アルテミスが月の女神だったからかもしれない。先輩も直感で適当にやれって言ってたし、私はそのチャームを手に取ってみた。さっきのような痛みはなかった。

「・・・・・、アルテミス・・・・・・。」

私はチャームを持ったまま自分でも気付かないうちにそうつぶやいていた。何でだろうか、当たってる感じがした。いや、違う。自分が間違えるはずがないと思っていた。とても不思議だ。

「おや、よく分かりましたね。」

不思議な感覚に埋もれていた私をその声が私を現実へ引き戻した。

「その魔道具の名は〝アルテミス〟です。」

「そのアルテミスって、オリュンポスの十二神の月の女神のアルテミスですか?」

「よくご存知ですね、月影さん。その通りですよ。この魔道具にはすべてオリュンポスの十二神の名がついてます。」

「十二神?何それー?」

土田君が言う。

「ギリシア神話に出てくる強い神様のこと。十二神は親戚なんだよ。例えば、このアルテミスは狩猟と月の女神で、レトっていう女神と十二神の一神である最高神ゼウスの子で十二神の

一神である太陽神アポロンの双子の妹なの。アルテミスは他にも、野獣や子供の多産を守る神様でもあるの。」

「じゃあ、ゼウスって言うのは最高神って言うくらいだから一番えらいの?」

「うん。ゼウスは十二神のリーダーみたいなものなの。地上に問題がると、ゼウスが十二神を召集したの。ちなみに、ゼウスってかなりの浮気者なんだよ。自分の正妻であるヘラ、愛人の一神であるデメテル、兄弟であるポセイドン以外の十二神はゼウスの子供なんだよ。子供の中でも正妻ヘラとの子供は二神だけなんだよ。」

「さ、流石神様、何またかけてもOKなんだね・・・・・・・。」

「でも、正妻のヘラの嫉妬はすさまじかったみたいだけどね。まぁ、その正妻ヘラもゼウスの兄弟の一神なんだけどね。」

「ふーん。なんかドロドロな昼ドラみたいだね。て、真夜ちゃん、何でそんなに詳しいの?ま、まさか、ドロドロな話が好きとか・・・・・・!?」

「そんなはずないでしょ!ライライが勧めてくれたから春休みに読んだの、ギリシア神話の本。」

「えー!!うっそー!!ライライが!?」

そりゃー、意外だよねー。

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