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096.逃亡旅行の終わり

青森を後にし、北海道に来た。

「ず、ずいぶん、買うな、・・・・・・・お菓子。」

「はい!ずっと来たかったんです、北海道。美味しいお菓子がいっぱいありますから。」

買ったものはホテルについてから送った。


 次の日は青森を通過し、秋田県、山形県。その次の日は新潟県。その次の日は群馬県。ここで、7泊8日の逃亡旅行の最終日を迎えた。

「たくさん行きましたね。写真もいっぱいです。」

「そうだな。こんなに長く旅行したこと今までなかったなぁ。」

「普通ないですよ、こんな経験。」

私だって、火室家に振り回せれてなければ、こんな長旅経験しなかっただろう。

「・・・・・・なぁ、真夜。」

「はい・・・・・?」

「また行けたらいいな、旅行。」

先輩は穏やかな笑顔でそう言った。

「はい・・・・・!!」

それはまた、一緒に言ってくれると言うことなんだろうか?そのときはまた、2人っきりなんだろうか?私たちは、・・・・・・どうなっているのだろうか?


 次の日。真っ直ぐ帰宅した。家には瞬君とマコちゃんがいた。瞬君は1時間ほど前に帰ってきたらしい。

「お帰り、真夜ちゃん。」

「お帰り・・・・・、マヤねぇー。」

「ただいま、ただいまー!」

マコちゃんが私のもとにやってきて、

「マヤねぇーが送ってきたやつ、未開封のままマヤねぇーの部屋にあるから。冷凍って書いてあったやつは冷凍庫の中。」

「分かった。」

 

 私は洗濯物を洗濯籠にいれて自室に入った。私は自分で送ったお土産を開けて、ちょっと旅行の思い出に浸る。

 そういえば、中居さんのせいでスルーしてしまったけど、ほっぺにキスされたー!!感覚を鮮明に覚えていた私は、その感覚がよみがえった。一生忘れたくない。いや、でも何でだ?いくら顔が近かったからといって、思わず当たるか?じゃあ、わざと?て、ことは、まさか・・・・・・・・。いや、ないないないないない!自分が相手のことを好きだからって、自惚れるな自分。でも、思い出してみると、旅行の間ボディータッチが多かったような・・・・・・・。例えば、私がこけそうになったとき。前までは、手を引いて体制を直してくれただけなのに、旅行の間は手を引かれるところまでは一緒だが、そのまま先輩の方に引き寄せられ抱きしめられた。さらに耳元で「大丈夫?」なんて言われた。耳元で言ったのは確実に確信犯ではないが、私としては抱きしめられるのより大好きなあの人の声で耳元で言われるうことのほうがきた。ボディータッチとは離れるけど、食事にデザートがあるといっつもくれるんだけど、いつもだったら容器後と私に渡すのに、旅行の間はあーんをしてくれた。誰にも頼まれていないのに、風天先輩があーんをしてくれたのは初めてだった。・・・・・・・、やめよう。やめよう、私。考えれば、考えるほど、あれ?ってなるから、やめよう。自惚れるな、私。そ、そうだよ!あんまりにも私が抜けてて、私の世話をするのが先輩しかいなかったからペット感覚になっていただけかもしれない。うん、そういうことにしておこう!でもどちらにしても、私は風天先輩にときめいた。もっと好きになってしまった。この事実は間違えではない。


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