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094.熊

 山を歩くのは大変だからと、さっきのお客さん、お客さんA、略して客Aさんがワゴン車を出しりんばぁが案内してくれた。その途中のことだ。

「あ、危ない!!」

客Aさんが急ブレーキをかけたが車はそう簡単に止まらない。前には熊がいて、当たった!、と思った。だが、車は止まった。全員1回ワゴン車を降りる。

「だ、大丈夫だろうか・・・・・?」

客Aさんが言った。すると

「あ、大丈夫です。」

と女の人の声がした。ん?この声、まさか・・・・・・?

「あー!!私のかわいいかわいい」

やっぱり

「真夜だわー!!」

お姉ちゃんだー!!ギャー!!お姉ちゃんは全力で私に抱きついてきた。

「2週間ぶりね真夜、それに実も。」

「お久しぶりです、月影先輩。」

「お、お姉ちゃん、熊!熊は!?」

「え?熊って」

お姉ちゃんは首をかしげ、

「あれのこと?」

指差した。その先には熊が転がって、・・・・・・倒れていた。そう、それだよ!熊だよ!!危険だよ!!

「もー、真夜は声上がりなんだからぁ!そこもかわいいけど。」

「いや、熊は危険だから!!」

「そうなの?」

再び首をかしげるお姉ちゃん。うん、美人がやるといいね!

「危険です。熊が生きてたら死人が出てもおかしくないです。」

風天先輩が言う。

「そうなの?私は死ななかったけど?」

「え!お姉ちゃん、生きてる熊にあったことあるの!?」

「えぇ、その熊もさっきまで私の前で暴れてたわよ?」

「「え?」」

さっきまで?ま、まさか・・・・・・、

「その熊をたおしたのって・・・・・・」

「私よ♪」

「「!!!?」」

「私が本気で1発やれば熊の1匹2匹、て、2人ともどうしたんの?顔色が急に悪くなったわよ?」

当たり前だよ!

「お姉ちゃん、熊を倒した方法は・・・・・?」

「方法?そんなの決まってるじゃない。素手で1発殴れば、簡単ね♪」

簡単じゃないよー!!

「強化魔法を全力で使えば真夜にもできるはずよ。そうだわ!せっかくだから真夜も一緒にもうひと狩に」

「行かない!絶対行かない!!」

「え?そう?」

「普通行きません。そんなことするのは先輩くらいです。それより、先輩はどうしてここに?」

「あぁ、それはね。真夜が遊びにくるって言うから夕飯を熊鍋にしようかなって思って」

熊を倒すことを目当てに歩いてたのかよ!!

「熊狩りをして、倒した熊をしょって歩いてたら、急に車が来て、その車をとめたら、なんと真夜が出てきたのよ!びっくりよね!!」

いや、熊を倒した姉ちゃんにびっくりだよ!て、あの熊ってお姉ちゃんだったのかよ!

今回で毎日更新は終了です。これからは不定期更新となるので、ブックマークない人はしていただけるとよいと思います。


番外編のリクエストを募集しています。リクエストされたら全てかけるとはかぎいりませんが感想かメッセージの方にリクエストしていたただけるとありがたいです。更新できない間に考えておきます。

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