091.5.お風呂で溺れました。
「わーい!1人風呂!」
頑張って早起きしたかいがあった。だって、1人風呂だもん。これなら遠慮なく潜ったりできる。
「地じぃも入ったら?昨日は、他の人がいたから、入れなかったでしょ。」
まぁまず、精霊はお風呂に入る必要がないけど。地じぃはおじいちゃんだからお風呂が好きなの。でも、どうせ姿は他の人には見えてないんだから気にせず入ればいいのに、『女子の肌は見てはならん。』と言って入らないんだよ。おじいさんだから頭が固い。
『しかしのぅ、お嬢さん。お嬢さんが入るのなら』
「あぁー、それかぁー。」
主であろうが女子は女子。だから気にして、残り湯にいっつもはいてるからね。
「でも、大丈夫だよ。混浴露天風呂のほうに誰もいなかったらそっち行くし、そっちに人がいたら地じぃが混浴の方に入れば問題ないよね。女湯の脱衣所に何か置いてなかったし。」
つまり女の人は今私以外入っていない。地じぃも納得してくれて、後で呼んでくれとのこと。水姫姉さんと風太君は仮実態を作り準備完了。え?風他君はいいのかって?子供だからいいって地じぃが言ってた。
私はあまりの運動神経のなさに、1人風呂ではしゃいでいたら溺れた。水の精霊である水姫姉さんに助けてもらった。水に精霊がいてよかったー。
風呂から出た後、
『もしもし、真夜ちゃん』
瞬君から電話がかかってきた。
『1人風呂して、溺れなかった?』
「な、何で分かったの!?」
『て、ことは・・・・・・、溺れたんだね・・・・・。』
「うん、溺れた。」
瞬君が何で分かったのか。理由は、いつものことだったから!!
本日28日12時にて、「裏・学園ラブアンドファンタジーをやってみたin乙女ゲーム」にて番外編をup。土田’s sisterが出てきます。