表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/34

4話 悪魔?鬼?魔王?大魔王様?

中学校で先生の好感度を上げるのは、難しいような簡単なようなで微妙です

校舎の中に入るときはカメラで顔を写してから入るそうだ。俺等は、転入生だから、空君の後についていけばいいらしい。

空君は慣れた手つきで操作してる。おかげで速く校舎の中に入れた。

内装は、シャンデリアが飾ってある。廊下の広さはまあまあ。たぶん、世間が言う「大きい」サイズなんだろうな。


「まずは、校長室に向かって、寮の鍵を貰って、次に職員室に向かって、担任の教師との顔合わせ。最後に寮に行って自分のルームメイトのヤツと顔合わせをしたり荷物の整理とかしたりだな。まぁ、いろいろだ。」

「寮の部屋って2人で使うんだね」

「Sクラスの人間・・・つったてわかんねーよな。

ここの学園S~Fクラスまであって、簡単に言うとSクラスのヤツが武器の腕はもちろん、筆記の評価、その他諸々パーフェクト。Fクラスヤツ等はは武器の腕は良くても、筆記とかが全然できないヤツ 等の集まり」

「つまり、Sクラスがエリート組。Fクラスが不良とバカの集まり・・・」

「だいたいはそんなもんだ。

生徒会のヤツ等は皆Sクラスから選抜されるんだ」

「じゃあ、空君はSクラスなんだ」

「へへっ///結構ギリギリだったんだけどな!

まぁ、今まで言ったことをまとめるとSクラスのヤツは特別な存在として、かなり良い設備での授業をうけられるし、勉強を妨げないように1人部屋になってるんだ!」

「勉強、勉強で大変なんだね」

「そうなんだよ~。俺としては2人部屋がよかったんだけどな。1人より2人のほうが俺好きだし!」

「そっか・・・俺ってどこのクラスなんだろ・・・ちょっと不安」


Sクラスなんかにされたら、速攻で新堂家ってバレるじゃん


「だいじょ~ぶ!たぶん伊阿は・・・Bクラスだと思うから!」

「俺もできればそこら辺がいいかな・・・。普通で」

「聞いてみなきゃ、わかんねーからな!

 さ!着いたぜ、校長室」


話をしていたら、いつの間にか着いていたようだ。扉のノブが金だ。変に金賭けてんな~。


コンコン


「どうぞ」

「失礼します。生徒会会計の一ノ瀬空です。

校長、転入生を連れてきました」


空君、一気に人が変わったみたいだ。やっぱり、生徒会に入ってるだけあるな~


「おや、速いですね。流石生徒会、と言ったとこでしょうか」


なんか、若干声嗄れてたような・・・


「では、俺は外のほうでお待ちしております」


バタンッ


空君が校長室から出ていった。これなら、思いっきり話せるかな。


「お父様、声少し嗄れてませんか?」

「ああ、やっぱりわかるかい?最近、風邪を引いてしまってね」

「はぁ~、体調の管理くらい、自分でやってくださよ~」

「ふふっ、やっぱりお前には敵わないな~」

「そんな事より、お父様、寮の鍵をください。それと、俺のクラスってどこですか?」

「はいはい。鍵はカードキー型で、学食とかの支払いや寮や校舎の出入りにも使うから、絶対になくさないようにね」

「わかりました。気をつけます」

「よしよし、良い子、良い子。

そうそう、見た感じ武器はコウ君とケイ君だね」

「お久しぶりです。凱さん」

「ご無沙汰してます」

「伊阿とこの2人のレベルだったらSクラス・・・・は嫌だよね?」

「はい、新堂家ってバレると面倒だから・・・」

「じゃあ、Bクラスでいいよね?」

「ありがとう、お父様」


コンコンッ


「空君かな?」

「いや、違うな・・・」

「?」

「失礼します、凱校長。会議のお時間が近いのでそろそろ行きますよ・・・・・って伊阿君!?」

「水月さん!」


水月さんは、お父様の秘書している。優しくて、かっこよくて、素敵なお姉さんって感じの人で、小さい頃からよく遊んでもらってた。


「って、校長!会議!」

「えー、少しくらいいいじゃん。サボったって・・・・」

「あ゛あ゛!?」

「いえ、なんでもないです」


そのとき、俺も少し冷や汗をした。だって、そのときの水月さんの顔が・・・・

悪魔? 鬼? 魔王? 違うな・・・大魔王様が降臨したって感じ・・・というか、大魔王様そのもの。お父様に逆らえるの家族を抜いてこの人ぐらいだろうな・・・

お父様がずるずると連れて行かれるとき、お父様がこんなことを尋ねてきた。


「空君、伊阿から見たら、どんな感じだった?」

「そうですね・・・元気があって、明るくて、人懐っこいですね。それと、洞察力がすごく優れてますね。他の生徒会のメンバーもそうなんですか?」

「そうだね~、生徒会の中じゃ、彼が1番洞察力が優れてるかな。でも、勘の鋭い子だっているし、正義感がすごく強い子だっている」

「新堂家って隠し通すの難しそうだな・・・」

「どうかしたのかい?」

「笑い方がお父様に似てるって言われました」

「あ~、彼なら気付いてしまうかもしれないね。まぁ、新堂家ってバレたくないんだよね。青春したいんだよね!」

「校長・・・会議・・・」

「はい、わかりました。ごめんね、伊阿、また後でおいで!」

「伊阿君!私とも後でお話しましょ!」

「はい!ありがとうございます!」


バタンッ


「さ!俺も空君待たせてるし、早く行こ!」

この話は実はもう少し続いてたんですけど、キリが悪いので次のお話にまわします。

是非見てくださいね!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ