表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/34

2話 武器

会話文多いですよ~

伊阿side


「ナニコレ?」


「小さくネ?」


俺、新堂伊阿しんどういくまです。普通の自己紹介ですみません。

それはさておき、今俺の目の前にある「国立魔法学園」の入り口の門。何度見てもやっぱり小さい。

大きな学園って聞いてたのに、ちょっとガッカリだな。これじゃあ、校舎も期待できないな。だって門だけで、俺の家の門より半分の大きさしかないんだもん。

でも、校舎はすごく大きいかもしれないし・・・やっぱり少しは期待しよう。

えっと、インターホンは・・・っと、あれ?

おじい様ならここら辺にインターホンつけるのに・・・あっ!

あれかな?ああ、これだこれだ。


ピンポーン!


案外普通のインターホンだ。おじい様のことだからゾウの鳴き声とかだと思ってたのに。

そう思っていると中から男の人が出てきた。どうやら門番さんらしい。


「インターホンを押したのはあなたですか?」

「はい」

「ご用件はなんでしょう?」

「転入生の新堂伊阿です」

「『新堂』・・・、いや、まさかな・・・」

「ああ、俺はあの新堂家じゃありませんよ。」

「それは大変失礼しました」

「気にしないでください。よく言われるので」

「・・・・そうですか。まぁ、ようこそおこしくださいました。

学園内では武器を人型かアクセサリーにしてお入りください。許可されたときだけ武器を使うことができます。」

「なぜですか?」

「武器を持っていると不振人物とみなされます」

「わかりました」

「中に入れば、案内する者がいます」

「はい。ありがとうございました」


う~ん、さっきの門番さんの評価は・・・Bかな!

説明は上手で丁寧でいいんだけど、やっぱり笑顔がないとね!

さて、中に入ってみたはいいけど・・・やっぱり小さかった・・・。少しでも期待したのに・・・

これ、俺の家の10分の1くらいしかないや。

まっ、いっか。べつに住めればいいし。

それより案内人ってどこにいるんだろう?


「よっ!!」

「おひゃあっ!!」


突然話しかけられたせいで変な声が出た。


「ビ、ビックリした~」

「ワリー、ワリー、驚かすつもりはなかったんだ。ごめんな」

「いえ、こっちこそ変な声出しちゃって・・・」

「あー・・・気にすんなって!こっちが悪いんだし!」

「はぁ・・・。それより案内人ってあなたですか?」

「まぁな!そういえばお前確か名前は・・・し、しん・・・なんだっけ?」

「新堂伊阿です」

「そう!それ!ああ、すっきりした!ずっと考えてたんだ」


何なんだろう、この人。青い髪と藍色の目が目を惹く。こういうテンションの高いタイプの人ははじめてだからどう接したらいいかわからない。

まず、名前をきかなきゃ。


「俺、一ノ瀬空いちのせくうって言うんだ!生徒会の会計やってる!同じ1年だからよらしく!」


そっちから言ってきてくれた。「空」っていうらしい。

「そういえばお前、武器は何使うんだ?」

「えっ!え、えっと・・・空君こそ武器は?」

「ああ、俺生徒会だから特別武器を出してもいいんだ!もちろん、出さなくてもいいんだけど、あんまり出さないようにしてる」

「どうして?」

「敵とかが侵入して、俺等の武器を知られてると面倒だからな。生徒会は学園で強いヤツ等が集まるからな、大将任されてんだ!」

「へ~、すごいんだね~」

「ほらっ!んな事より、武器だろ武器!」

「う、うん!」


そのとき俺は重大な事に気付いた。

俺は武器を何種類も持っている。何種類も持てるって言うのは「この世でもっとも最強の一族」の新堂家と言ってるようなもの。

新堂家ってバレた小学校時代・・・。ひいきされ続けたんだけど、新堂家をヤツ等が学校に攻めてきて結構被害になった。その後は暴力的ないじめは無かったけど、陰口が酷かった。そこから中学校とか青春的なことができなかった。

そんな思いはもうしたくない!

だからここで選ぶ武器は3年間使う大切な武器だ。まぁ、2つくらいなら大丈夫だよね。


「おっ!伊阿、お前二丁拳銃使うのか?2つ使えるんだったら、俺と同じだな!」

「空君も二丁拳銃を使うの?」

「違う、違う、2つ使うってところが同じなんだ!ちなみに俺、バズーカと拳銃な!」

「遠距離型なんだね」

「おう!それにコイツ等、すんげー仲良しなんだ!」

「へ、へ~」

仲良いって言葉で思い出した。この二丁拳銃、兄弟なんだけど、すごく仲が悪い。それで1度問題起こしたからな。う~ん、一か八かだな。

俺は武器に少し意識を集中した。

すると、一瞬で二丁拳銃は人の姿となった。その姿は片方が金髪、右耳にピアスを着け、もう片方は黒髪に青のメッシュがあり、左耳にピアスを着けている。そして両方金色の目をしている。


「う~ん、やっと動ける~」

チャライ金髪の方が言う。

「伊阿!コイツはともかく、なぜ俺だけを人型にしてくれなかったんだ!」

クールな黒髪青メッシュが言った。

「ねぇ、それどういう意味ぃ?」

「そのままの意味だが、バカにはわからんか」

「はぁあ?何言ってんの。バカはお前だろ」

「自分がバカと気付いてないとは、バカを越してクズだな」

「誰がクズだ、ゴラ!」

「テメーだよ」


速い!速すぎるよ!人型にして1分もたってないのにもう喧嘩してるよ!

あぁ、もうっ!とめなきゃ!


「コウ、ケイ、喧嘩するなら、人型解除するよ」

「「えっ!」」

「喧嘩両成敗」

「「・・・・」」


ふぅ、コイツ等相手にしてるとすごい疲れる。だいぶ慣れたけど・・・


「仲良いのな~」

「空君、これを見て仲良しって言った人はじめてだよ」

「喧嘩するほど、仲良しって言うじゃねーか!」

「ちょっ、お前なに言ってんの!ケイと仲良しなんて言葉聞いただけで吐き気がする」

「五月蝿い、コウ、ダマレ。それはこっちの台詞だ」

「ごめん空君、案内お願いできるかな?」

「もちろんいいけど、アイツ等いいのか?武器無いと寮とかに入れないぞ」

「あぁ、・・・うん。わかった」


「いい加減にしろよ、お前等・・・」


さっきより、1トーン下げて言った。


「「・・・はい」」

「じゃあ、行こっか」

「お、おう!」


このとき3人は同じ事を思っていた。

(((伊阿、怖い)))

そんな3人をほっといて伊阿は「どこから行くの~」など言って、陽気な声をだしていた。



新キャラの空君は生徒会の中では伊阿君と同じ1年生なので結構登場させていきたいです!

武器の子達は何人か登場してきたら、キャラ設定を書きます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ