表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/34

32話 不味すぎるキャンディー

「お前等~、席につけ~。今から転校生とかを紹介するぞ~」

「『とか』って何ですか~!」

「『とか』は『とか』だ~」

「「「「あははははっ!!」」」」

「んで、2人いるから。もう知ってるヤツもいるかもしれねーし、もう1人は知らないヤツは、たぶんいない!つーわけで、入ってこ~い」


ガラッ


「ちょっ、アイツって・・・」

「なんでアイツがBクラスに・・・?」

「Fクラスじゃなかったの?」

「地味な方って桐夜様と空様に・・・」


やっぱり生徒会のこと、もう広まってる。てか、様って!でも、敦が来たほうが目立ってるみたい。グッジョブ敦!


「んじゃ~右の方からどーぞ」

「えっと、新堂伊阿です。よろしくお願いします」

「神崎敦」

「はい、紹介終わり。伊阿の席は、秋菜の隣な」

「ど、どこですか?」

「ほら、あの金髪の後ろ席」


金髪?


「敦は・・・その金髪のヤツの隣でいっか」

「テキトーに決めるなよ」


あれ、玲がこっちに向かってくる気が・・・


「伊阿~!」


はぁ~~・・・お前は目立つから、大人しくしてろって言っといたに・・・やっぱりダメだったか。この技はあまり使いたくなかったが、しょうがない。


「玲!とってこ―――――い!」


そう言って出したのはキャンディー。しかも、玲が1番好きなコンポタージュ味。不味すぎて、あまりにも売れなかったせいで、今じゃ超、超、超貴重なキャンディー。一度食べたことがあるけど、不味すぎて、3日間食欲がでなかった代物。しかし、玲の場合は、味音痴なので普通に大好きな味になってしまった。

という、過去を持つキャンディーは、玲の席まで行って、今は玲の口の中。よく食えるよな、あんなの。

今のとってこーいで、周りが一気に騒がしくなった。

もちろんそんなことは無視して、笑顔で高田先生に振り返り言った。玲に対する苛立ちも込めて・・・


「先生、お騒がせしてすいません」

「あ、ああ(なんか、今恐かった)」

「敦、行くよ」

「へー、へー」


席に向かうだけでも、いちいち騒がれる。


「今の聞いたか?」

「てか、あの不良が言うことを聞いたぞ」

「ありえねー」


でも、玲と敦のおかげで緊張はほぐれたかも。こういうときに、バカ共は使えるな・・・

そう思いながら自分の席に座った。


「あら、顔のわりに人気者なのね」

「んなっ!」


席につくや否や、隣の子にそんなことを言われた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ