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29話 伊阿の武器

あ~ついに俺の番がきてしまった・・・べつに、皆と会えることに関しては嬉しいことなんだけど。

全員出すってことは、99.9%の確立でめんどくさいことが起きるって言ってるようなものなんだよね・・・


「ほら、早く見せろよ!」

「ま、待って!今更なんだけどさ、この部屋って監視カメラとか付いてる?付いているなら、また今度に・・・」

「大丈夫だよ、伊阿。部屋の監視カメラは生徒のプライバシーに関わるって言って、部屋の中には取り付けてないんだよ。部屋以外にはいっぱい付いてるけどね」

「そ、そうなんだ・・・」


逃げることは不可能でした・・・

覚悟を決めるしかないようです。


「玲はわかっていると思うからいいとして・・・敦!絶~対、喧嘩とかしないでね!」

「お、おう!?」


コウとケイを含めて、5つ。一気に人型にした。


「え~~っとですね・・・左から二丁拳銃のケイとコウ、日本刀のリュウ、槍のナナ、盾のリカです」

「い、い、5つも・・・!」

「伊阿、ユウは?」

「・・・凛華に預けてる」

「ユウ?

えっと、つ、つまり6つ?」

「うん。まぁ、そうなるかな・・・」

「あ、ありえねぇ・・・!」


ひっさびさに見たね、ちゃんと驚く人。


「でも、伊阿は大抵の武器は使えるよ。たとえ他人の武器でもね」

「はぁっ!?」

「ちょ、玲、バカ!」


いらないことは言わないでよ!


「・・・伊阿・・・。この銀髪は・・・?」

「あ、リュウ!」


リュウは、黒髪と黒目の無表情の青年。190cmもある長身なので、屈んでもらえると正直助かるんだけどな。


「皆に説明するね。新しい友達の敦だよ!仲良くしてね!特にケイとコウ」

「「大丈夫じゃねーの?」」


ヤバイ、心配になってきた。


「伊阿が言うなら!そ・れ・に・・・ちょっとかっこいいし・・・」

「わ、私も!い、伊阿が言うなら・・・」


かっこいい発言をしたナナはピンクの髪で、ピンクの目をしている。ツインテールの女の子。かっこいい男の子が大好きな子。

オドオドしているリカは茶髪で茶目の女の子。素直で可愛いんだけど、自信をもっと持って欲しいんだけどね。


「なぁ、ユウってヤツは、どんなヤツなんだ?」

「ユ、ユウは・・・」


どうしよう・・・!言わなきゃ!ちゃんと・・・もう友達なんだから・・・!


「・・・・話したくないなら、大丈夫だから。話せる時がきたら話してくれ」

「・・・ごめんね。ありがとう」


敦って優しいんだ・・・


「(ありがとな・・・敦)」

「(べつに・・・辛そう顔してたし)」

「ま!仲良くしてくれ!」

「ふふっ、特に・・・ケイとコウ?」

「「大丈夫じゃねーの?」」


あ、うん。大丈夫じゃないね・・・


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