25話 『敦が仲間になった』
男子寮4階 廊下
そんなこんなで、なんか敦君がパーティの仲間になりました!パーティって言うほど人数はいないんだけど・・・なんせ俺と玲で2人だけだしね。
「・・・・はぁ」
「・・・・けっ」
「・・・・ちっ」
・・・それで、今俺の両サイドにいるお二方は、機嫌がめちゃくちゃ悪いようで・・・イケメンの顔が台無しってわけじゃ無いんだけど・・・簡単に言うとめちゃくちゃ怖い!180cmに挟まれている160cmの気持ちがわかるか!
とにかく、玲が怒ってる理由は、大体わかってるんだけど、敦君の方は・・・
「敦君?そんなにガードマンがイヤなら、俺から水月さんに言うけど・・・」
「いや、それはべつにいいんだ・・・(じゃなきゃ、俺の命が危ない気がするし)ただ・・・」
「ただ?」
「何でコイツと一緒にやらなきゃダメなんだよ!」
そう言って敦君は、玲の方を指差した。
「あ?こっちだって同じなんだよ。アホ。
クソ、何でこんなヤツが伊阿の・・・」
あ~、やっぱりそれですか。
俺は玲のものじゃないんだけどな~
「なに言ってんだ?コイツ?」
ああ、敦君知らないんだ。
「敦君、俺のガードマンになるってことは、俺達友達になるってことなんだよ。それが玲の怒ってた理由だよ」
不良相手に『友達だよ』なんて、きっと『はぁ?』とか言われそう・・・
「はぁ?」
ほら、やっぱりイヤだよね。こんなわけわかんないヤツなんかの友達なんて・・・
「なに言ってんの、お前?俺達、もう友達じゃねーの?」
「ふぇ!?」
「間抜けな声出してんじゃねーよ。
え?てか違うのか!?」
あー敦君って、もしかしなくても天然?
「ふふふっ、そうだね。友達だね!ありがとう、嬉しいよ!」
「よろしくな伊阿!
あ、あと『敦君』ってやめてくんねーか?なんか、言われ慣れてなくてな・・・」
「じゃあ、敦!敦でいいよね!」
「お、おう!」
「よろしくね!敦!」




