23話 ガードマン(?)
「まずは1つ目。早速だけど、伊阿君にこのカードをプレゼントよ!」
「へ?」
受け取ったカードは、何の変哲も無いただのカードだった。
「あの、コレ・・・」
「それはここ、理事長室、その他諸々の部屋のカードキーよ。生徒会の春菜ちゃんのカードには理事長室の鍵の役割しかないのよ。それからデザインは伊阿君に合わせて、何の変哲も無いただのカード型にしてみました!」
ここ理事長室だったんだ・・・てか、水月さん今、サラッと失礼なこと言ってない!?
「どうして持たせるかは、わかるわよね?」
「一族だから?」
「まぁ、それもあるけど・・・それ以前に、理事長の孫バカの影響の方が大きいわ」
「ああ・・・」
たぶん大半がそうだと思う・・・
「じゃあ、2つ目。そんな、たいした事は無いんだけどね・・・そこの銀髪!!」
「お、俺は『銀髪』じゃねー・・・え、っとイヤ、ぎ、銀髪なんスけどね・・・は、はは」
大魔王水月によく言った!がんばったね~!!
「あら、がんばったじゃないの。大半は言い返しなんてしないのに」
水月さん、それは違うよ。『しない』じゃなくて『できない』だよ。
「今はそんなこと置いといて、改めて神埼敦君。あなたは少々新堂家のことをしりすぎたわ・・・だから・・・」
「だ、だから・・・?」
「伊阿君のガードマンになってもらうわ!!」
「「「はぁ!?」」」
ちょ、ちょ、ちょっと待って!確かにね、確かに敦君のことはどーするんだろうって思ったよ・・・でもね、でもね、いきなり過ぎない?
たいした事無いって言ってたのに・・・
「み、水月さん!全然たいした事あるじゃないですか!」
「だって、普通に言ったらつまらないじゃない!それと、拒否権は無いからね」
で、ですよね~!うん、薄々わかってたけどね・・・
「玲君は今まで通りにお願いね」
「おい!待てよ!俺はともかく、何でこの腹黒もやるんだよ!」
「そうですよ!俺、こんなヤツが伊阿を守れるわけがないと思います!断固拒否します!!それから銀髪!俺は『やる』じゃなくて『やってる』んだよ、バーカ」
必死だ!必死だよ、この人達!仲良いと思ったのに、全力でお互い拒否しまくってるよ!
「んだとごらぁ!?」
「やんのかゴラ!?」
でも、それもすうぐに終わる事でしょう。なんせ、本当の相手は水月さんなのですから・・・




