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21話 テンションの高いじー様

「う、うるせー!!ちょっと黙ってろ!今頭の中整理すっから・・・」

「そうだ、おじい様?遅れてしまってすみません。

それでお詫びと差し入れの気持ちを込めて和菓子を持ってきました」

「え、えっと・・・つまり、伊阿は理事長の孫で、理事長はあの新堂家の現代当主で・・・そうなると、伊阿は、本物の最強の新堂家!?」


やっと理解できたか・・・このお馬鹿さんめ


「え?マジでか!?伊阿が?わしのために?」

「はい。もちろんです!」


いつ買ったの?思うでしょ?実はどさくさに紛れて買っていたのです!まぁ、実際は店員さんは避難しちゃってて、誰もいなかったからお金だけ置いてきたんだけどね。そのせいで、現金払いになっちゃったけど・・・あれ?そういえばここ、現金払いって大丈夫なのか?


「ヤバイよな俺?ヤバイどころじゃないよな俺!?」


いつまで考えているんだよ、お前は・・・

でも、すぐにその考えは消えるかな・・・おじい様のせいで・・・


「ひゃっほ―――――――!!」

「え?」

「も~わしコレ、食べない!食べないで、金庫に入れて一生大事にする!」

「おじい様、食べてください。でないと腐ります」


普通に考えてくださいよ。賞味期限とか・・・


「え~!?だってだって~、伊阿からの差し入れなんて久しぶりだしの~」

「でも、それはおじい様の造ったこの学園で買ったものですよ?どうせだったらなにか手作りの物の方が・・・」

「え!?伊阿、わしのためになにか手作りしてくれるのか!?じゃあ、そっちがいいの~」

「だ、誰?この無駄にテンションの高いじーさんは?」


そうだよね~、そう思うよね~。こんな極道顔のじーさんがこのテンション・・・


「竜大さんって、孫にはすんご~いくらい甘いんだよ」

「いや、これ見たら、俺でもわかるって」


玲と敦君がコソコソと話しているように、おじい様は俺と凛華にだけは、どこかのおばあさんが作る卵焼きより甘いのです!

それにしても、玲と敦君って案外仲良いな~。妬いちゃうぞ~。


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