18話 マジギレ・伊阿
「しかもなんだよ。最初はその平凡のナイト気取りかと思ったら、今度はガキみてぇに・・・」
玲は、変に問題を起こさないように身を引いたのに・・・
「ちょっと・・・」
「おまけにそれで納得するとか・・・」
「お゛い」
「あ?」
いい加減にしろよ
「貴方、そこに座りなさい」
「は?何でだよ。絶対嫌だね」
「そこに座りなさいと言っているでしょう!頭が高い!」
「・・・・っ!!」
銀髪の男は渋々床に座った。壁にもたれかかってだが・・・
「まず、なぜ私が怒っているのか、わかってますか?」
「ぶつかったこと」
「バカですか貴方は。ぶつかった事で怒っているなら謝ったりなんかもしませんし、その場でもう怒っています。それに、ぶつかってしまった事は私の不注意でもあります」
「じゃあ、なんで・・」
本当にわからないのかよ。この銀髪男は・・・
「貴方は玲を侮辱しました。許せないのはそれだけです。今すぐ玲に謝ってください!」
「・・・・ぃゃ」
小さい声だったけど、変に集中してたため、よ~~く聞こえた
「いい根性ですね・・・」
「い、伊阿?そんなヤツほっといて、早く行こ?」
今度は玲が俺をなだめてる。
周りにいた野次馬達は増えていき「うわ、あの座ってるヤツって・・・」「死んだな、あの平凡」とか言ってる。そのとき、銀髪の人は少し悲しそうだった。中には「げっ、鈴木玲!」「なんであんな平凡と一緒にいんの?」とかの玲に関することを言っているヤツ等もいた。
玲のこと、何も知らないのに、何でそういうこと言うの?
それに、銀髪男のことを許した訳じゃないけど、人のことをそんなに悪く言うことなんてにのに・・・
この2人が今まで何やったかは知らないけど、そこまで言うことないでしょ?
「お―――――い!!」
誰だろう?ああ、空君か・・・あ、桐夜さんも一緒だ・・・どうして?
「はい、はい。ストップ、ストップ!」
空君と桐夜さんが俺達のそばに来ると「キャー空様!!」「桐夜様ーこっち向いてー!」など、野次馬がさらに騒がしくなった。一瞬でアイドルと同じ扱いだ。
銀髪の人は不愉快そうだった。
玲も、口には出していないが顔に出てる。
もちろん俺も。
流石にこれは五月蝿すぎるかな・・・




