表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/34

11話 生徒会・作戦会議

生徒会 初・登場!!

空side


「たっだいま~」

「「五月蝿い!」」


入ってきて、5秒もしてないのに言われた・・・しょぼーん。ま、いつものことだから、気にしないんだけどなー


「お帰り~。空君~」


愛咲さんは「おかえり」って、言ってくれた!相変わらずゆっくりしてるけど・・・


「まぁいい。で、新堂伊阿はどうだった?」

「いいヤツ!」

「そういうことを聞いてるんじゃない!新堂伊阿は、あの最強の新堂家だったかどうか聞いているんだ!」

「え―――っと・・・微妙!」

「んなことわかってんだよっ!!」

「春菜、落ち着け・・・」

「だって、だって、紛らわしいんですって」

「なにが?」

「演技なのか素なのか・・・」

「・・・・ちっ」


ふぅ、なんとか落ち着いてくれたみたい・・・


「じゃあ、他に何かなかったのか?」

「う――――んっと、ね・・・あ!俺の走る速さに余裕で着いてきた!汗もかいてなかったし、息も上がってなかった!」

「軽く嫌味なことを言うな」

「とにかく、空君の運動能力は生徒会でもずば抜けていますし~。ちなみに、空君、どこで走ったの?」

「寮の階段!1階から4階まで、もうダッシュで!」

「「はぁ!?」」

「すごいね~」


愛咲さん・・・そこは、会長と桐夜と同じリアクションしてほしかった・・・


「私でも、あのクソ長い階段を空と同じスピードで走ったら、汗の1つや2つかくし、息も当然上がるぞ!」

「俺もだ・・・だが、そうなると、新堂伊阿の運動能力は空と同じ・・・いや、本気を出せば、空を越えるかもしれないな・・・」

「マジで!?」


うわ~、超勝負して~!今度、頼んでみよっかな~


「それにしても、今回の生徒会試験はちょっと手強いな」

「そうなの?」

「誰がどう考えても、そうだと思うぞ。『新堂伊阿は、俺と同じ、新堂家でしょうか?』なんていう試験内容なんだからな。校長も人が悪い。もっと、簡単だったら、今頃とっくに終わっていただろうに・・・たとえば、新堂家の敵側の族潰しとか・・・」

「しかし!」


会長、今の桐夜の言ったことは『しかし』でスルーされるんですか・・・


「これじゃあ、情報が少なすぎる。空、他に何かなかったのか?」

「え―――――っと・・・玲とは前から仲が良かったみたいだけど・・・」

「玲って、あのBクラスの!?」

「うん、そうだけど・・・なんで会長が知ってるんですか?学年違うのに」

「あんな問題児、知らない方がどうかしている!」

「最近じゃあ、あの佐々木先生に口喧嘩で勝ったとか・・・」

「ああ!それなら俺も聞いたことある!すごいよな~!俺、絶対口喧嘩じゃ負けるもん!佐々木のヤツ、ぜってー悔しがってるぜ!」

「『先生』をつけろ」

「まぁ、我々3年が卒業するまでには解き明かすさ・・・貴様等のためにもな・・・」

「春菜さん・・・」


なんか、すご――――く、かっこつけてませんか?つけてますよね?

そしてなんのこと?


「?」

「空、お前、春菜が言ってること理解してないだろ」

「うん!わかんない!」


桐夜すげ―――!なんでわかったんだろ?エスパー?


「もし、この試験が失敗したら、空と愛咲、お前等1・2年生は、生徒会から追い出されることになる」

「え!な、なんで!?」

「この試験は来年もお前達に生徒会を任せていいかを決める大切な試験なんだよ」

「ちなみに、私と桐夜は2年からの繰り上がりだ」

「つまり、試験合格ってわけ」

「でも、それじゃあ、去年の1年の生徒会の人達は?」

「落ちた」

「は?」

「だから、落ちた」

「なにに?」

「試験に」

「ええええええええぇぇぇぇぇ!!」


なんで!なんで?なんでぇぇ!!


「意味わかんないんですけど!」

「だから、生徒会試験に落ちたって言ってるだろーが」

「じゃあ、なんで会長と桐夜は残ってるんですか!?」

「それは、去年の試験内容が個人だったんだよ」

「それで会長達が残った・・・・と」

「そうだ(が・けど)」

「なんか、すごい話ですね・・・」


だって、先輩達より強かったってことでしょう?そりゃあ、会長と桐夜がバカ強いのは知ってるけどさぁ


「とにかく!今の状況では確実に落ちる」

「マジかよ・・・」


ウソだろー。なんで、もっと速く言ってくれなかったの!?言ってくれたら、もっとがんばってたのに~


「新堂伊阿には、この事を気付かれていないんだろうな?気付かれたとしたら、調べるのは、さらに難しくなる」

「たぶん気付かれてないと・・・思います」

「・・・・」

「で、どうすんの?」

「う~む、どうしたものか・・・」

「本人に直接全員で、会ってみたらどうですか~」

「「はい?」」


いや、いや、いや、さっき俺が会ってきたばっかりなのに、いきなり生徒会全員で会いに行ったら、どー考えても変でしょ。それに、生徒会って全員揃う事ってほとんど無いのに、不自然すぎるでしょ。


「・・・・・愛咲・・・」


ほら、流石にこれは会長も怒るでしょ


「・・・貴様、天才すぎるだろ―――!

そんな考えがあったなんて、考えもつかなかった」


え―――――――――!?会長、アンタのSクラスの頭の良さはどーしたんだよ!桐夜も呆れまくってるよ


「全員で行けば、空が見落としたことにも、気付くかもしれんしな!

すごいな、愛咲!」

「ありがとうございます~。光栄です~」

「そうとなれば、貴様等!さっそく新堂伊阿に会いに行くぞー」


伊阿、ごめん。生徒会のためにも・・・いや、俺達のためにも、犠牲になってくれ!


春菜…貴様とかよく使います。ちょっと、抜けてます。

桐夜…ちょと冷酷的な事をサラっと言っちゃう子です。あと、クール

です。

愛咲…語尾に『~』をよくつけます。のんびりちゃんです。

空…『!』をよく使います。天然君です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ