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9話 久しぶりの再会

*お知らせ*

毎週、金・土・日曜日に1・2話投稿します。

迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。

「れ、れ、れ、れ・・・・い!?」

「伊阿!!!」


え?ウソ!?本物!?

というか、誰もが「幸せだなぁ」って顔してんの!?そういうのは、誰かとの感動の再会のときとかに・・・って、あれ?感動では無いけど再会ってのはあってるかも・・・


「なんだ?知り合いか」

「え? え?知り合いもなにも、何で玲がこの学園に!?」

「・・・・い゛、い゛ぐ ま゛~」

「うわっ」


玲は、涙目になって、目を輝かせてる。・・・そこまで?


「伊阿!もう2度と会えないんじゃないかと思ってたよ~!あの噂、本当だったんだ!」

「れ、玲、落ちついて!2度と会えないなんて大袈裟すぎ!それに、噂ってなんのこと!?」

「ここ最近、「伊阿が『この世でもっとも最強の一族』の新堂家」だって、学園中の噂になってたんだ!

実際は違かったけどな!」


あ、ヤバイ。今、玲の前でそんな事言ったら・・・・


「なに言ってんの?伊阿は本物のしん・・・」

「あー。コウとケイのこと速く部屋に行って休ませてあげなきゃー。そういうことで、空君ありがとう!また後で!」

「?お、おう?また後で・・・」

「今度水月さんと一緒にお茶でもさ!」

「おお!なるほど!わかった、じゃあ、改めて明日からよろしくな!」

「うん!こちらこそ!」


バタンッ!


いやー、コウとケイに関しては、見事な棒読みだったなー。


「ねぇ、なんで本物の新堂家って言っちゃダメなの?

あと、俺もそのお茶会行きたい!」

「玲、俺は普通に学園生活を楽しみたいの!新堂家なんて言って、小学校の頃みたいになったら、俺、引きこもりになっちゃいそうだし・・・

あと、もちろん、お茶会には玲も参加してほしいな!」

「やった―――――!」


本当に幸せそうな顔するな~。玲ってかっこいいから、どんな顔してもかっこいいんだよな~。羨ましいヤツめ・・・


「それより、コウとケイ何とかしたいんだけど・・・ソファーとかある?」

「あるけど・・・コウとケイがどうかしたの?」

「数分の間、水月さん見て倒れた」

「バカなの?」

「そうかも・・・」


さて、コウとケイを人型にして・・・ソファーに寝かせる・・・できた!ソファーが2つあってよかった、よかった~。コイツ等、離して寝かせないと、起きたときに、すんごい文句言われるんだよね・・・

おかげで、俺と玲が床に座らなくちゃいけなくなったけどね・・・


「それにしても、ルームメイトが玲で本当によかったよ。新堂家って隠して生活するの大変そうだったもん」

「でも、俺も伊阿と同じ部屋になれてすごく嬉しい!」


うん、うん、本当によかった。まぁ、どうせお父様が指示したんだろうけど・・・ん?なにかを忘れている気がする・・・なんだっけ?

結構重要なやつと、そこそこ重要なやつなんだけど・・・


「そういえば、案内人は空だったね。なんか聞かれた?」

「う~ん、まぁ、直接的に聞かれたのもあったけど、俺がわかりにくい言い方で新堂家かどうか聞かれたかな。もちろん気付いて、空君がわからないように答えたけど・・・どうして?」

「伊阿の噂で薄かったけど、『生徒会が新堂伊阿について嗅ぎ回ってる』って聞いてね・・・もしかしてと思って。でも、流石伊阿だね」

「ありがとう。まず、生徒会には注意しておこう」


生徒会?生徒会・・・空君・・・はっ!そこそこ重要なやつ思い出した!


「ねぇ、玲!俺、空君に寮の事聞くの忘れてたから、今日か、明日に案内して!」

「もちろん!でも、コウとケイが回復してからじゃないとね。(ちっ、生徒会のヤツ等はなにやってんだよ・・・伊阿に迷惑かけやがって・・・)」


ん?玲がなんか言った気がするけど・・・あの真っ黒笑顔のときはそっとしておこう・・・


「そ、そうだったね!じゃあ、俺荷物の整理してくるから、玲の部屋ってどっち?」

「左の方」

「それじゃあ俺は、右の方だね。

1時間以内には終わらせるから」


パタンッ!


あー、怖かった。

よーし、ちゃっちゃと片付けよ!

ベッドは用意してあるし・・・制服と体操着をタンスに入れて、私服も入れておかなきゃ。・・・そして家族写真!完璧!

いやー、それにしても、なにもないねー。ベッドに、タンスにテーブルとかの日常品はもう用意してあるし・・・というか、空君が言ってたとおり、白と黒で統一されてるなー。若干、黒が多いかな?

ま、どーでもいいや!それより、電話、電話!こっちの方に時間掛かっちゃいそうなんだよね~。

携帯で厳重にロックされてる番号を押して・・・っと、毎度、毎度面倒臭いなー


RRRRR・・・ RRRRR・・・


『はい、どちら様でしょうか』


2コールで出てくれた!


「新堂伊阿で~す」

『お兄ちゃん!?』

「ああ、可愛いな~。流石、俺の妹・凛華ちゃん!」

『どーでもいいけど、もう学園に着いたの?』

「うん。お父様がベンツ出してくれてさ~」

『そーなんだ。ねぇ、学園ってどーいう感じ?』


もう!そんなに好奇心一杯の声で聞いちゃって・・・本当に可愛いな~


「俺等の家より小さいけど綺麗だよ。設備もしっかりしてるし・・・あ!あとね、男子寮と女子寮のデザインが、昔、お絵かきしてて描いた、お城?家?どっちか忘れたけど、その描いた絵のデザインだったんだよ!」

『流石おじい様・・・

あ、おじい様って言ったら、お兄ちゃん、おじい様に会った?』

「え?」

『その様子だと会ってないんだ・・・。おじい様に、大事な物渡すから、来なさいって言われてたじゃない。おじい様、悲しんでるわよ・・・』

「すぐに行ってくる!!

また後で電話するから!」

『はーい。速く行ってあげてね』


妹の凛華ちゃんが登場してきました!

伊阿君のシスコンぶりが伝わってきますね。

そして、玲君のデレっぷり。結構好きです。もちろん、かっこいいときの玲君もすきです。玲君は伊阿の前ではなるべくデレさせます。

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