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アルバトロスの剣  作者: 白田ハク


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第三話

 その日も、いつもと変わらない穏やかな朝だった。

 鳥のさえずりが窓の外から聞こえ、柔らかな陽光が食卓を照らしている。


「おはよう、ママ!」


 ミシェルは弾む声で階段を駆け下りる。


「あら、おはようミシェル。今日も元気ね」


 母はいつも通りの優しい笑顔で、温かい朝食をテーブルに並べていた。

 そんな母に元気に挨拶をして、そんな元気な娘の姿を見て活力をもらう母。


「おはよう」


 母親の朝食の手伝いをしていると、父親が眠そうな眼で欠伸をしながら起きてくる。


「おはよう、あなた。寝癖酷いわよ」


「パパ、おはよう!」


「おう、おはよう。ミシェルは相変わらず朝から元気だな!パパも負けずに頑張るぞ!!」


「うん!パパがんばって!!」


 うちの家庭は朝からうるさいと近所で評判となっているほどだった。

 時折、近所迷惑として苦情が来ることもあったが、数日したら忘れて大声でいるから近所の人たちもそういうものだと諦められたのか、何も言ってこなくなった。


 普通に迷惑な家庭だったと、今では思う。


「あなた、最近、魔物たちが物騒みたいだから……気をつけてね」


「ああ、心配するな。無事に帰ってくるさ!」


 その日も、いつもと変わらぬ朝の光景。

 だが、村の大人たちはここ数日、森の奥に漂う不穏な気配を感じ取っていた。


 幼いミシェラは、少しだけ曇った父と母の表情を見て、精一杯の笑顔で言う。


「パパなら、まものがいても、たおしてくれるでしょ?」


「ああ、もちろんだ! パパは最強だからなぁ!!」


「きゃあああ!」


 狩人らしいゴツゴツで大きな手でぐしゃぐしゃと髪をかき回され、ミシェラは嬉しそうにそれを受け入れる。

 父の顔にもいつもの朗らかさが戻った。


「いってくる!」


「「いってらっしゃい!」」


 家の前で、母と並んで手を振るミシェラ。

――それが、父との最後の会話となった。




 父が帰ってくるまでの間、ミシェラは近所の友達や幼馴染のハイトと笑い合いながら、いつも通りの時間を過ごしていた。


 だが突然、森の方から悲鳴が響く。

 狩りに出ていた若い青年が、片腕を押さえながら血を流し、ふらつく足取りで村へ戻ってきたのだ。


「みん……な……逃げろッ!!」


 その声は、絶望と恐怖に満ちていた。

 村人たちは動きを止め、ただ彼の言葉に耳を傾ける。


「ま、魔物が……くる! 俺以外のみんなは……奥で戦ってる!!

 俺は……若いからって、村のみんなに知らせて逃げろって……ちくしょうッッ!!」


 息も絶え絶えに叫ぶ彼の言葉に、村人の間に一瞬で動揺が走った。


 家で父の帰りを待っていたミシェラは、不安げに母の袖を掴む。


「ママ……パパはどうなったの?」


 母は、ただ黙って娘を見つめるだけだった。


「ねぇ、ママ!! ……パパがまものにまけるはずないよね? だって、パパはさいきょうなんだから……!」


「……ええ、そうね。パパは最強だから、きっと無事よ」


 母はそう言いながら、震える手でミシェラを抱きしめた。

 その瞳からこぼれる涙が、すべてを物語っていた。

 ――母は悟っていたのだ。もう、彼は戻らないと。


 そのとき、外から怒号が上がる。


「魔物の軍勢が来たぞ!!」


「みんな早くにげ――ぐああああああ!!」


 悲鳴が村中に響き渡る。

 家々は燃え、瓦礫と炎に包まれ、逃げ場などどこにもなかった。


 母は決意を込めた瞳で、ミシェラを見つめる。


「ミシェラ……今からママの言うこと、約束できる?」


「なぁに? ママ……」


 その声は静かで、けれどどこか遠く感じた。

 母は震える手でミシェラの頬を撫でながら、微笑んだ。


「ママとかくれんぼをしましょう。

 ミシェラが“鬼”でね……お外が静かになったら、ママを探しに来てね」


 そう言って、母はミシェラを家の地下倉庫へと押し込む。


「まま……いやだよぉ、まま!」


 扉が閉まる寸前、ミシェラは小さな手を伸ばした。

 だが届かない。光の向こうに、母の姿が遠ざかっていく。


「愛してるわ、ミシェラ……」


 涙をこらえた笑顔を最後に、母の姿は扉の向こうへ消えた。

 ――それが、母との最後だった。


 母の言う通り静かになった頃合いで外に出ると、まだ一匹の黒狼がいた。


「ッ!?」


 息すら漏らさないように手で押さえ、恐怖で目元に涙を溜め込みながらも、気配を殺す。


『この家の女は殺したと思ったんだが、変な気配を感じた。だが、今消えた。恐らく、今死んだのだろう』


 こちらに気づいた素振りを見せていたと思っていた黒狼だが、そのまま仲間の魔物たちと去っていった。








『これで、終わりだな…』


 霞んだ瞳の先には、あの日の仇である黒狼シュバルツが魔法を放とうとしていた。

 動こうにも、体が動かない。

 壁にまで吹き飛ばされて、骨もどこか折れていそうだ。


――ああ、ここで終わりか。


 ミシェルの人生は、あの日から変わってしまった。

 仇を殺すために、強くなるためにそれ以外の一切を捨てて、修練に時間を費やした。ハイトを巻き込みたくないから、彼を突き放すような真似もした。

 彼は優しいから恐らく私の力になろうとして、巻き込んでしまう。


 ハイトは故郷を破壊した元凶が黒狼だという事は知らない。

 だから、私は徹底的に突き放した。

 そして、実力差を見せつけて、もうこれ以上自分を追ってこないように徹底的に差を見せつけた。

 言葉で突き放した。

 あなたに微塵も興味ないという事を示すために。

 私を徹底的に嫌ってもらうために。


 ごめんね、ハイト。

 あなたを傷つけて。

 ごめんね、ママ、パパ。

 仇をとれなくて。



 ミシェルはすべてを諦めて目を閉じ、死を受け入れた。











――何をしているんだ、僕は。


 ミシェルが戦っている。

 命を賭して戦っている。

 でも、体が動かない。


「くそッ!!」


 拳を握り締める。

 一体何のために強くなった。

 彼女に追いつくためだろう。


「ミシェル!!」


 ミシェルが黒狼に吹き飛ばされる。

 動け。


『魔法使いに戦わせて、剣士は私の恐怖に屈するだけの腑抜けときたか。やはり、《《奴》》ほどの剣士はなかなかいないのだな』


 動け…動け動け動け…動け動け動け動け動け動け動け動け動け!!!


『では死ぬがいい、気高き魔法使いよ』


 あいつは僕より、はるかに強い。

 僕は一瞬で殺されるかもしれない。

 怖い、死ぬのが怖い、本当は動きたくない。

 目を背けてしまいたい、楽になりたい。


 相手は上位の魔物。

 そして、僕はただの一介の生徒。

 なら、仕方がないじゃないか。

 だって、怖いのだから。

 僕は、弱いのだから…


「…何言ってんだ」


 僕自身が弱いのはそうだ。

 でも、そこで足を止めてしまってはどうだろう。

 このまま動かないでいると、果たして本当に僕は強くなれるのか。

 胸を誇れる英雄になれるのか。


 何言い訳してるんだ、ハイト。

 この恐怖はなんだ。

 僕が弱いから、自分の強さに自信がないから、あいつと戦うと確実に死ぬから。


「そうか、死ぬんだ」


 死ぬのが怖い。

 死ぬともう何もないから。

 死ぬときの痛みが怖い。

 痛いのは怖い。

 わからないからこその恐怖だ。


「なんだ、もう知ってる」


 僕は一度死にかけた。

 生死をさまよった。

 死にそうなくらいの痛みも味わった。

 でも、よく覚えていない。

 だって、夢中だったんだから。


「はあああああああああ!!」


 勢いよく駆け出したハイトはとどめを刺しかけていた黒狼に斬りかかる。


『声を出しては不意打ちにはならないぞ』


 そういって、余裕綽々と躱すシュバルツ。


「不意打ちする気はなかったよ。どうせ、当たらないだろうしね」


 黒狼シュバルツのオーラに当てられたものは、恐怖で体が支配されて動けなくなる。それを解くには、恐怖を他の感情で塗りつぶすしかない。

 恐怖を受け入れるなんて不可能だからだ。


 生物の生存本能ともいえる制御不能の感情だ。

 無意識で漏れ出てしまう、原初の感情だ。


『おまえ、恐怖を受け入れたのか…』


 死の感情が蝕んでいくと、人は逃げようと目を背けたりして逃げる。

 恐怖を覆い隠すほどの感情に駆られる者も、恐怖から目を背けて逃げているのも同然だ。

 この世界の上位の存在だって、恐怖を受け入れるなんて真似はできない。

 これは、生物が制御できない神の領域だ。


「ミシェル、遅くなってごめん――」


 ミシェルはハイトの大きく頼もしい背中を見て思い出す。


――そうだ、そうだった。


 村を襲撃した魔物達が去って、しばらくボーッと座り込んでいた。

 散々泣きつくして、もう何をしたらいいか分からない。

 このまま死んでもいいかもと思っていた。

 食べ物の匂いを嗅いできたのか、野生の魔物たちがこの村の残飯を漁りにうじゃうじゃとやってきた。


「ガウガウ!」


 私の匂いを嗅ぎつけたのか、グレーウルフが飛び掛かってきた。

 あのときも、諦めて身を委ねていた。


 そのとき、甲高い金属音が耳に聞こえた。


「ミシェル、遅くなってごめん。あとは任せて」


 ハイトがやってきた。

 恰好は村人のそれだが、狩りで使う剣を持っていてそれは私の目には月光が照らす騎士のように見えた。


 彼は血に塗れながらも私を守ろうと戦った。


「はああああああああ!!」


 魔物の牙に腕を抉られ、腹を殴られ、剣を折られようとも戦う。


「俺はまだ…戦えるぞ!!」


 己を顧みず、ただ戦い抜いた。


「こい、よ……魔物ども!!」


 そして、彼はこの村にいた魔物すべてを倒した。


「すごいね、これ。彼がこれを?」


 一晩戦い抜いて気絶した彼を昔見た見よう見まねで、幼いミシェルは応急処置をしていると、高貴な服を着た女性が声をかけて来た。

 彼女は後の女王と呼ばれるエリナ・アルバトロスで、彼女との縁もあって、ミシェルとハイトは学園に通えることとなったのはまた別の話。


 ハイトは昔から言っていた。

――英雄になりたい、と。


 そんな彼が、どんな泥にまみれることもなく、まっすぐなままでいてほしかった。

 だから私は、彼から距離を置いた。


 復讐に囚われ、憎しみに心を染めた私なんかと一緒にいてほしくなかったから。

 それなのに、彼が差し伸べてくれた手を、私は――拒んだ。


「――あとは、任せて」


 本当はそんな言葉、言いたくなかった。

 けれど私は知っている。

 彼は強い。誰よりも、私よりも。


 だって彼は――


――私の、英雄だから。


 駆け出すハイトの背を、ミシェルは静かに見つめていた。


「……頑張れ」


 小さくこぼれた声は、熱を帯びた空気に溶けていった。

 それが届いたのかどうかは分からない。

 けれど――もし届いているのなら、それでいい。


 安心したように、ミシェルはそっと瞼を閉じた。

 その表情は、どこか穏やかで――長い間、胸の奥に巣食っていた憎しみや悲しみが、ようやく解き放たれたかのようだった。









「ありがとう、ミシェル。僕、頑張るよ」


 体が軽い。

 恐怖で体が強張っていたときより、いや違う。

 ダンジョン実習のときよりも、ウィーナさんとの訓練の時よりも軽い。

 十年前のあの日と同じかもしれない。


『貴様一人で、何ができる。私に勝てるとでも?』


「さあね」


 勝てないし、死ぬだろう。

 でも、関係ない。

 僕ができることはただひとつ。

 情報を集めて、突破口を見出す。


「全開でいく!」


 ハイトは身体強化で全身の筋力の強化、そして神経系を重点的に強化をする。

 タイムリミットは三分。


黒砲こくほう


 シュバルツが口から黒いレーザを出す。

 後ろには瀕死のミシェルや他の生徒がいる。

 ハイトは躱せないと瞬時に判断し、剣でレーザーの軌道をそらす。


 これ以上遠距離で戦うとこっちが不利だから、即座に近距離戦に持ち込もうと一直線に駆け出すハイト。

 幸い、全開状態のハイトには黒狼の動きが目で追えている。

 ミシェルとの戦いで多少の情報も得ている。

 だが、目で動きを捉えられたり、情報を得て予測できても、それに体がついてこられるかは別問題だ。


 なら、自分の能力も常に情報に入れて戦うだけだ。


「はあ!」


 剣を黒狼に叩き込むが、力が足りないのか弾き飛ばされる。

 体勢を崩したハイトを見て、シュバルツは爪を突き立てる。

 それを予想していたハイトはすぐさま後方に飛んで、即座に首に斬りかかる。


黒影こくえい


 シュバルツが何かしらの魔法を発動させた気配を探知したハイトは警戒しつつ、首を斬りかかるも感触はなかった。

 これは分身だと即座に判断し、目を瞑って気配を探る。

 一切気配が読みとれないが、嫌な予感がし、その場を離れる。


「くッ!」


 しかし、シュバルツの魔法が腕に掠って少し負傷をする。


黒影こくえい


 地面に広がる無数の影から影の針山がシュバルツ目掛けて放たれる。

 空中で躱せないと悟ったハイトは致命傷以外を避けようと何とか身を翻すも、お腹や膝に重傷を負う。


『ふむ、なかなかやるな。だが、そこまで警戒する必要はなかったな』


 負傷しながらも、ハイトはただただ黒狼を見据えて立ち上がる。

 痛みなどもうとうに忘れるほど、ハイトは夢中になっている。

 相手は警戒してくれていたらしく本気を出していない、そしてこれらハイトが掴んだ情報が罠の可能性も考慮する。

 だが、時間をかければこちらが不利。

 どこかで勝負に出ないと、身体強化のタイムリミットが来て全員死亡。


――考えろ、あいつに勝つ方法を。


 どこにめがけて剣を振っても一切反応をしなかったが、唯一反応があったのは首を目掛けて攻撃したときだ。

 カウンター狙いだった可能性もあるが、明らかに反応が違っていた。

 それは勘だ。

 確証はないが、それを信じろと言ってくれた人がいる。

 どうせ時間がないんだ、ならもうやることは一つ。


――首めがけて一点突破だ。


『ほう、くるかぁ!!』


 黒い無数のレーザー、黒砲が飛んでくるが最小限の動きで躱す。

 致命傷以外は全部無視だ。

 首を斬ることだけを考えろ、それだけに夢中になれ。

 駆け抜けろ!!


黒影こくえい


 分身で躱すつもりなのだろうと、一瞬周囲の気配を探ろうとすると、見覚えのある魔力反応を感じた。


「バインドおおおおお!!」


 セリアの叫びとともに、拘束魔法が黒狼を包み込む。

 黒い鎖が地面から伸び上がり、黒狼の体を絡め取った。


『ぐ……ぬううううううう!!』


 黒狼が身をよじって抵抗するも、動きは確実に鈍っていく。

 分身との入れ替わりも封じられたようだった。


 だが、セリアの体も限界だった。

 すでに回復魔法の酷使で魔力はほとんど尽きており、バインドを維持するたびに血が滲む。


 それでも、彼女は声を上げない。

 上位魔物を縛るのはセリア一人では不可能に近い所業――それでも歯を食いしばり、仲間のために魔法を維持していた。

 体の内側が焼けるような痛みに耐えながら。


『ならば……!』


 黒狼は焦りを滲ませ、特大の黒砲をハイトへと放つ。

 闇を凝縮したような魔弾が、一直線に飛来した。

 一瞬、避けるべきか迷ったその時――


「――獄炎砲!!!」


 背後から、紅蓮の閃光が奔る。

 瀕死のミシェルが、残されたすべての魔力を込めて放った渾身の一撃だった。


 身体はすでに限界。

 立つことすら苦痛で、血を吐きながらの魔法発動。

 それでも彼女は、震える腕を下ろさなかった。


――ここで、倒れるわけにはいかない。


 私は弱い。

 復讐にすがり、逃げて、諦めて――

 そのくせ、最後にはハイトに頼ってしまった。


 まだ、言えていない。

 まだ、向き合えていない。

 まだ、伝えられていない。


「砕け散れえええええええええええ!!」


『なにッ!?』


 ミシェルの獄炎砲が黒狼の魔砲を押し返し、爆炎が洞窟を包む。

 その隙を逃さず、ハイトが前へ駆け出す。


「ありがとう、二人とも」


 小さく呟いた声は、炎の轟音に掻き消えた。

 それでも確かに、心からの言葉だった。


 ハイトは剣を握り締め、黒狼の首元へ突き立てる。

 だが黒狼も全魔力をそこに集中し、首を守るシールドを展開する。


「はあああああああああああ!!」


 拮抗する力。

 押し切れない――あと、一歩。


――僕は、何のためにここまで来た。


 脳裏に蘇る記憶。

 故郷を焼かれ、失い、絶望の中で見た悲しみの光景。


 親を亡くした子ども。

 兄妹を亡くした子ども。

 子どもを亡くした親。

 仲間を失った青年。


 あの日、誓った。


――こんな世界は嫌だ。


 悲しみで満ちるこの世界を、変えたかった。

 だから強くなりたかった。

 英雄になりたかった。


 ただの夢物語でも構わない。

 叶わないからこそ、叶えたいと思う。


 剣を再び握りしめ、ありったけの力を込める。


「貫けえええええええええええええええええ!!!」


 全身の力を解き放ち、剣を押し込む。

 黒狼のシールドがひび割れ、ガラスのように砕け散った。


『ちっ……力が増している……だとッ!?』


 次の瞬間、閃光が走る。

 黒狼の首が宙を舞い、静かに地へ落ちた。


『……見事……』


 黒狼シュバルツは微笑を浮かべたように見えた。

 そして、その身体は黒い灰となり、風に溶けて消えていった。


「……はぁ、はぁ……」


 静寂。

 崩れた洞窟の中に、ハイトの荒い呼吸だけが響き渡っていた。











リハビリで短編を書くのつもりが、長くなったのでこうなりました。

四話は明日投稿できるといいな。

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