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第三十八話:奇襲

お久しぶりです!ギリ1カ月以内に投稿できました。

「………ってそんな場合じゃない!」


たっぷり数分間硬直していた僕は、はっと気がついた。魔王の国の軍が攻めてきてるのにボーっとしてるんだ。


「リリア!」


「ひゃっ、はい!」


「「ハーモナイズ」」


手をつなぎ呪文を唱えた瞬間、激しい閃光が瞬き、次の瞬間にはリリアは隣にいなかった。


(リリア、成功?)


『はい、しっかり一体化ハーモナイズできています』


(じゃあ行こう)


『はい!』


僕、いや僕らは、部屋を飛び出し廊下を駆け抜け城から飛んでいった。

いや、比喩とかじゃなくて風力操作ウィンドコントロールを使ってマジで飛んでいった。空から敵の軍を見渡し、本陣を探す。


(あれかな?)


『そう……みたいですね』


僕が見つけたのは軍のほぼ最後尾にあるぽっかり空いた場所だった。その中心では1人の大男が椅子に座って部隊長らしき魔族たちに指示を出している。


(どうする?一旦引く?)


『いえ、1回奇襲を仕掛けて部隊長達を一掃してから引きましょう。そうすれば相手の指揮系統は混乱しますしそれに、中央の魔族は3大将の1匹、シード・ガリアス。普通に戦うのは危険です』


(分かった)


風力操作ウィンドコントロールを使って空を蹴り、高速で本陣に突っ込んだ。


「「「!!」」」


部隊長達が怯んだ隙に風の剣で吹き飛ばし、振り返りざまに大将を吹き飛ばそうとして、防がれた。僕が突っ込んで来て数秒しか経っていないと言うのにすばやく判断し、防御したのだろう。


「流石大しょ………」


僕の言葉が途切れたのは、大将をみてしまったからだ。その顔が、武器が、シード君とあまりにも似ていた。


『ユウタ君!!』


「わっ!」


リリアが叫ばなければ僕は真っ二つにされていただろう。僕は間一髪で大将の一閃を交わし、風力操作ウィンドコントロールで空に逃げた。


『ユウタ君、引きましょう』


(……うん)


大将は飛べないようだし、周りの兵士達はあたふたするばかりなので、誰も僕を追ってくる事はなかった。

突然ですがもとの週一投稿で1000字前後の話を投稿するか、1、2日ごとに短い話を投稿するかどっちがいいですか?


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