表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/46

第三十五話:決着

すいません。投稿遅いうえに短いです。

「大丈夫だよ、リリア」


僕はそう言うと、能力を使って周りに群がる剣達を吹き飛ばした。実は、さっきは風の層を周りに展開して剣をギリギリ防いでいた。それでも、1本だけその層を突き破って僕の腕を掠めていったけど。


「……良かった…ほんとに………良かった」


リリアはそう呟いて座り込んでしまった。心配させてしまったんだなと思う。だから、こいつにはタップリお返しをしてあげないと。


「チッ!くたばれば良かったものを…バケモノめ……」


こいつはもう2回も禁句を言ってしまった。よって、ぶっ潰す。

僕は風力操作を全開にし、僕に向かってくる剣を吹き飛ばしながら真っ直ぐにビースに向かう。ビース本体は魔法陣のために剣を手放していて、隙だらけだ。


「きゃっ!」


「待て!これ以上近づいたらリリアを切るぞ」


僕に剣が通じないと判断したビースが、剣の矛先をリリアに向けた。剣の先がリリアの首に当たって少し血が流れていた。


ナニシヤガッタコイツ


それで、僕の思考はストップし、意識が途切れた。ただ、コイツの事が許せなかったのだけは覚えている。




<sideリリア>


剣術の強い方の剣が私の首筋に剣を突き立て、ユウタ君が私を見た瞬間。ユウタ君の目つきが変わりました。怒りに燃えているとかそういう感じではなく、感情がスッポリ抜け落ちたようなそんな目をしていました。


「血……」


その言葉に私が自分の首筋を見ると、確かに血が流れていました。


「おい!動くなよ!!動いたら」


剣の強い方の声はそこで途切れました。何故かと言うと、その瞬間に氷漬けになったからです。良く見ると、ユウタ君の目には水の力を使うときの青い星が浮かんでいました。


「……終…了」


「ユウタ君!」


「………」


審判が言うと同時に私はユウタ君のもとに行きました。ユウタ君はしばらくあの目のままボーっとしていましたが、やがていつものユウタ君の目にに戻りました。


「ッ!リリア!?何で!?決闘は!?」


「ユウタ君?まさか今のを覚えてないんですか?」


私は、さっきの出来事をユウタ君に話しました。その話をしていると、ユウタ君の顔はだんだん青ざめて行き、最後には少し震え始めました。


「……ゴメン。ちょっと部屋に戻るよ」


そう言ってユウタ君はその場を離れて行きました。

作者の一人ごと


そろそろストーリー進行させようかな~

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ